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痕跡! カワセミ探索と・・・。 おやぁ?

2014-02-04 | フィールドノート(多摩丘陵)
「おや、カワセミだ」
2月3日立春。仕事で、多摩丘陵の、ある丘陵地公園に出かけました。
この公園内の一角にある樹林地の概況を確認しなければならないのです。
しばらく見ていると、ツミという小型の鷹が飛ぶのが見えました、すぐに追いかけてみたのですが、見失ってしまいました。
しかし、その先にある池が目に入り、ついでに覗いてみたのです・・・。
『チャポン!』いきなり水音が聞こえました。音のする方に目をやると、コバルトブルーのカワセミが飛び去るのが見えました。そして池畔の小枝に止まりました。双眼鏡を向けると、小魚を加えており、あっという間に飲み込んでしまいました。


カワセミ 2014-02-03 多摩丘陵-川崎市

どういうわけか、昨年後半から、カワセミと顔を合わせることが多いのです。今年に入ってから、見に行った水場、あるいは仕事の途中で立ち寄った公園などが5カ所のうち、4カ所でカワセミと出会ったのです。
とにかく、どこへいてもカワセミがいる。このところの僕の印象です。

さて、池などに出かけると、そこにカワセミがいるかいないか…。僕は無意識のうちに、水場周りの石などに残る、糞の跡を探してしまいます。


護岸に残されたカワセミの糞の跡 2014-02-03 多摩丘陵-川崎市

糞の跡は、必ずしもカワセミとは限りません。シギやチドリのものであったり、大きなものは、カモメやカワウなどのこともあります。慣れると、かなりの精度で見分けられるのですが、最初は大変でしょう。
しかし、もっと簡単にカワセミの有無が確認できる方法に気が付きました。ほかの何カ所かにもあったのですが、今回の池にもありました。さて、その証拠が、わかりますか?


カワセミのいた池の端 2014-02-03 多摩丘陵-川崎市

どうでしょうか。
実は、池畔の木の枝なのです。
カワセミは人気者です。居ると分かれば、バードウォチャーが足を運んで、撮影に適した場所に木の枝などを設置するのです。さすがに、カモメやカワウをとめる場所を一生懸命作る人はいないでしょうから、糞より正確です。

 
池畔に設置された木の枝 2014-02-03 多摩丘陵-川崎市

最近は、かなりアップの映像を見慣れてしまっていますので、本物を見ると、「あんなに小さいの」といった感想をよく聞きます。色は派手でも、体は小さく長い嘴を含めても17㎝程しかありません。


10mほど先の枝に止まるカワセミ 2014-02-03 多摩丘陵-川崎市 

望遠レンズで納めた映像 2014-02-02 多摩丘陵-川崎市

さて、この公園には、ほかにも池があります。仕事を終わらせ、そちらも覗いてみることにしました。
残念ながら、こちらの池には、木の枝が設置されていませんでした。
とりあえず、一番奥まで回ってみると…。
池畔のコナラの枝に、ヤママユガのまゆが付いていました。

 
ヤママユガの繭 2014-02-03 多摩丘陵-川崎市 ヤママユガ成虫 1994-10-00 多摩丘陵-町田市

さらに行くと、今度は、鮮やかな緑色が…。「今度はウスタビガのまゆかな」と思って近づくと、それは釣り用のルアーでした。
辺りを見ると、ほかにも得体のしれない、ルアーが…。

  
   
  
池畔の木に引っ掛かっていた数々のルアー 2014-02-03 多摩丘陵(川崎市)


この池の周りにルアーが! 2014-02-03 多摩丘陵(川崎市)

この池はもちろん釣り禁止。違反をするとどうなるのか、僕は知りませ。でも、責任持って、取り外させてもらいたいですね。
冬枯れの枝に咲く異形のオーナメント。何とかしてもらいたいですね。





 


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