「おおしたさん」のブログです

2005年6月に始めたこのブログ、鍼灸院をやってた頃のことを含め、今も気ままに書いています。

お灸の種類……まずは直接灸

2005年08月17日 | 東洋医学、東洋思想

お灸にはいろんな種類があります。

鍼灸師は艾(もぐさ)を直接皮膚の上で燃焼させる 直接灸 をおこなう事が多いですね。

いちおう私もプロですから……。

(今回画像はありません。だって小さすぎて写メールじゃぁ うまく撮れないんだもん。)

 

 

皆さんが家で使う場合、カマヤミニ、千年灸などのいわゆる間接灸がソフトで使いやすいですが、そのはなしは後日……。

 

 

いわゆる 難病痼疾、頑固な不良体質に苦しんでいる方々の中で通院が難しい場合、直接灸をお勧めする事があります。 

体質改善を考えた場合、直接灸はとても効果があるからで~す。

慢性の方にお灸をすえると、多くの方が気持ち良さを感じるようです。

 

直接灸で使うお灸は モグサを米粒の半分位からゴマ粒位の大きさに指先でひねったもの を使います。

体表上の小さな反応点を正確に探り出すことができれば、小さい方がよく効きます。

(これ本当!!大きいと効きが悪いです)

あまりに小さいので線香を近づけた時の熱さのほうが熱いっていう方もいます。

(これは私が下手なだけ……???)

 

 

このお灸、一瞬だけ「チクリ」と熱く感じる のが特徴です。

症状により、燃えきる直前に手で抑える事が多いですね。

それでも効果は変わりません。

この一瞬の「チクリ」の感じ方には個人差があり、気持ちよく感じる人から不愉快に感じる人まで様々です。

 

 

痕が残る灸として当院で使用しているのはこの直接灸だけですが強制はしていません。

たまに熱~いのを大好きな私みたいな変人がいますが、そんな人にも試し灸をしてからお灸をしています。

 

 

落語の”強情灸”のように私と患者さんで我慢比べをしてたりして……。

これはこれで面白いかも???

 

直接灸の後には小さな水ぶくれができることが多いです。

でもつぶしたり、こすったりしなければ問題はありません。

お灸は自宅で行うこともできる、とっても安全な治療法です。


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