瀬戸内海のよくある風景です。
ポニョの世界でしょ?
腎から色々とみてきましたが、とりあえず腎に関しては本日話をする肝との関係を説明して終わりかな…
腎と肝は「水生木」の関係です。腎水が肝木を生む…といった母子関係にあり、腎は肝の働きの原動力なんです。
水生木…「腎水は血液を生みだし、肝木はそれを使って解毒、栄養混合、血液貯蔵等を行う」といった意味です。
ええっと前に書いたかな、腎は身体を形作る上での基礎となる「先天の精」を蔵してます。
この「精気」がいっぱいある人の身体はとても強く、病気になんてなかなかなれません。
肝の東洋医学的生理を言えば、肝は「血を蔵す」ところとなります。
この肝血はこの腎の精気に養われ、この腎精も絶えず肝血により補充されています。
精と血は互いに補充しあい、養いあっていることから「精血同源」とか「肝腎同源」とか言われるほどです。
病理上でも肝血と腎精は常に影響しあってて、肝血不足は腎精の欠損を引き起こし、腎精の欠損は肝血不足を引き起こします。
この肝血と腎精ですが、ともに陰に属してるんです。
ちょっと難しくなりますが、肝血(=血は陰に属し、肝陰とも言います)は肝気(=気は陽に属し、肝陽と言います)を抑える働きがあります。
ですから腎精が不足すると肝血も不足し、肝気が抑えられなくなり耳鳴り・めまい・頭痛・イライラする。顔が熱くなる・怒りっぽくなる等といった症状が出てしまうんです。
あと、腎が弱いと元気もなくなります。そして動きが鈍くなります。これって筋肉や神経系統と通じる「肝」が働いていない証拠なんです。
そういえば西洋医学でも肝臓と腎臓は一体となって体内毒素を排出する大切な役割を果たしていますよね。
肝臓・腎臓が悪くなると、これらの役割がうまくできずに疲れやすくなります。
この時期は水分代謝がうまくいかないにもかかわらず、熱中症等を心配してどうしても水を多く摂り過ぎてしまう傾向にあります。
水分をとるのは大切でえすが、無闇矢鱈と摂取することによる水毒症からの尿毒症にも気をつけなくてはいけませんね。
おおした
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