今日は天気が良かったですね!
(2005年wrote)
最近、本屋さんで「潜在意識を活用する」っていう類の本がたくさん出ています。
これらの本に書いてあることは、「自分の思い描く未来をできるだけ具体的にイメージし、そのイメージを言葉にだせば、実現できないことは無い」っていうことらしいです。
確かにそういった側面はあるでしょうね。
ただ、これらの理想が結構現実的で俗物的なのが「??えっ??」っていう感じです。
占いや自己啓発なんて、と言いながら、実はマーフィーの法則や言霊に凝っていたことがあったりする。「強く願ったり、信じたりしたものは実現しやすい」というあれである。こんなことにはまっていたとか、黒歴史も甚だしい。でも冷静に考えてみたら、こうなりたいああなりたいだけで実現できるとかあり得ない。今思えば、何でそういうのを信じていたのか恥ずかしいばかりだ。もちろんなりたい事への意識は必要だが、そうなるためには分析の方が余程大切だ。いや、この場合の引き寄せは、分析とか言うレベルではなく、社長になりたい、お金が欲しい、そう強く願ったら叶うというものだから、穴があったら入りたいところだ。
なので強く願ったら結婚できたとか、宝くじに当たったとか、てめえは神か、とぼやきたくもなるが、そんな事に引っかかっていた自分なので、占いなんて信じるアホがいる、と自らを棚に上げて書き上げる事もできない。ただ、仮に6月の前半に運気が上がると言われ宝くじを買ったとする。その宝くじが当選して1,000万円をゲットした。ラッキーかと思いきや、競馬に注ぎ全てがパー。それを取り返そうと、サラ金に手を出してしまったとか、これは運が良いのか果たして悪いのか。
文脈のどこで区切るかで、運の良し悪しがころっと変わってしまう。要はどの切り口で捉えるかだけだ。努力は報われる事もあるけれど、結局たまたま時代と自分が合っただけかもしれない。死後に評価されたゴッホ、方や存命中に評価されたピカソ。死後に評価されたゴッホは果たして可哀想なのだろうか。
運命なんて自分で決めることはできない。いつ死ぬかわからない世界で生きている私たちだ、その大きな流れに身を任せて泳ぎ続けるしかないわけだ。この世が長く続くんなんあり得ないので、勉強云々記憶力に磨きをかけるより、その場その場で柔軟に対応できる力を身につける方がはるかに大切だと思う。
引き寄せや占いなんてくそくらえ、だけど運命に身を任せきるのもなかなかしんどい。俗な私は何処に根をはり生きていこう。とりあえずスピ系との縁は切った。
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