孫ちゃんの手
かわゆい(o^^o)
いまだに大学至上主義が蔓延には辟易するのだが、思うに就職しどこかのタイミングで学びたいと思ったことができた時に応援できればいいと思っているので、大学に行った方が良いとも就職が良いとも思わなかった。
これを読み返して思ったことを書いてみました。
高卒の生涯年収は大卒に比べて相当低いと言われている。だから大学を目指すのは大切だと思う。でもせっかく東大に入ったのに早々と中退したとか、大手総合商社に就職したものの1年足らずで辞めたとか。もちろん学歴社会は相変わらずなので、大卒有利は変わらない。しかし大学進学が50%を超える今(1)、そこそこの大学を卒業しても思う企業には入れない。今の世の中、大学を卒業したからと言って、安泰ではなくなった。
そうなると、学力云々もさることながら、自分の適正を早くに知る事が大切となる。今は私たち親世代が過ごした20代とは社会構造が違う。自分の物差しだけで子どもを見ていたら、子どもの可能性を狭めることになるかもしれない。だから子どもの適正を早くに見つけるためにも、「親とよく話をしている子は、なりたい職業を持っている」とも言われているので、その辺りを考慮しつつ、子どもから引き出すのは大切なことになる(3)。
どのような職業に就くのであれ、その子なりの仕事をどう見つけるか、その子の生きやすい場所は何処にあるのか。子どもは何もわからないものだと鼻から決めてかかって育てるのではなく、その子自身がすでに知っていて、すでに内在しているものを探し出すといった感じだ。そう、その内在するものを、あたかも彫刻家が木から魂を生み出すかの如く、削り出す作業が親に求めらえている事だと思う(4)。
フランクルではないが、人生が私たちに何を期待しているのか、何を問うているのか、その人生の意味への問いに正しく答えるための諸々。これらから考えられる子どもへの寄り添いが親に最も求められている最大の事なのではないだろうか(5)。
直近の2018年では大学・短期大学への進学率は57.9%、現役のみでは54.8%です。大学・短期大学合算の進学率は、年々上昇しており、2007年に現役のみで50%を超え、以降も上昇を続けています。
60歳以上の人達は、稼いだ額の8割を自分のお金として使えて、国立大学の学費も月2万円とかの時代。
— ひろゆき (@hirox246) February 23, 2023
今の若者たちは稼いだ額の半分しか使えなくて、大学の学費は月10万円。
この差を知らずに高齢者が「若者たちは元気がない」とか「若者の車離れ」とか言ってる状況。 https://t.co/10dIei2BB6
子どもに関心を持つ
子どもの興味に関心を持つ
関心を持って、子どものあるがままを受け入れる
親の思いは置いといて、子どもの「あるがままを素直に受け入れる」事って、大切なのではないかと思っています
ところで巷では中学受験が激戦だと聞く。2022年入試の首都圏の中学受験者数は5万人強。これは1991年の人数を上回り史上最多の人数で、この傾向はこれからも続くそうだ。子どもの将来へ介入をどこまで許すかは各々の親の判断だが、子どもの将来の不安から勉強を強制するは少し違うように思う。子どもの将来は子ども自身がすでに知っている。すでに内在している子どもの将来を、子どもと相談しながら掘り出す作業、さながら仏師が木材を慎重に削り仏像を完成させるように、子どもを観察しつつ相談しつつ子どもの可能性を慎重に削り出す。
あと、、
フランクルの言葉には本当に助けられました。
「~すなわち人生から何をわれわれはまだ期待できるかが問題なのではなくて、むしろ人生が何をわれわれから期待しているかが問題なのである。そのことをわれわれは学ばねばならず、また絶望している人間に教えなければならないのである。~」
「人生というのは結局、人生の意味の問題に正しく答えること、人生が各人に課する使命を果たすこと、日々の務めを行うことに対する責任を担うことにほかならないのである。」
夜と霧 フランクル著作集1 霜山徳爾訳 P183
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