「おおしたさん」のブログです

2005年6月に始めたこのブログ、鍼灸院をやってた頃のことを含め、今も気ままに書いています。

肩こりと夏目漱石

2010年06月04日 | 健康

今日もいい天気で、並木入口のつめ草もかわいらしく咲いています 

 

 

肩こりの日本人は非常に多いですよね。鍼灸治療に来院する大半が肩こりか腰痛です。

 

この「肩こり」という言葉、外国にはありません。訳すとすれば、stiff(stiff…(曲がらなくて)硬い)shoulderとかshoulder painかな…。ちなみに五十肩等の肩関節周囲炎はfrozen shoulderなんていいます。冷え固まった感じをしっかり表していますね。

 

あと、肩こりの「肩」は英語ではshoulderですよね。実はこのshoulder、「肩関節」「肩先」「肩甲骨」を指す場合が多く、日本人の考える首の付け根から肩の関節までを意味する言葉では無いようなのです。だからstiff neckの方が海外の方には伝わりやすいです。

 

 

ところで「肩こり」という言葉を公の書物で初めて使ったのは夏目漱石だそうです。

 

著書「門」の中に「首と肩の継ぎ目の少し背中に寄った局部が石のように凝っていた」とあるのがそうで、「肩が凝る」という言葉は夏目漱石による造語らしいのです。

 

 

全く話は変わりますが、「痛い」という言葉はそれだけで擬音語にもなる優れもの…

英語だと「アウチ」なんて言っていますが、意味を持った言葉でそのまま感情を持って使えるものはそんなには無いようです。

 

そういえば母国語を英語とする患者さんも、この言葉は非常に便利で最初に覚えたって…

 

日本語おもしろいですね(^^♪)

 


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