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2があるということは1があるということ…。かなり前の記事の続き的なこのページ。
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免疫力を上げる その1、外に出す力をつける
温めることは大切ですよね。ほとんどの皆さんがよ~く分かっているおられます。でもどこもかしこも温めればいい!というわけではないのかなぁ…って思うわけです。鍼灸師はお灸をつかいますが、どこもかしこも温めれば良いという考えなら、サウナとかに行った方がいいんじゃないでしょうか?実は経絡っていうものを意識して鍼灸師は治療をしているのですが、経絡って相殺することがあるので灸で温める場所もよく考えないといけません。
お灸も鍼と同じように補寫どちらにも使われるので、例えば相拮抗する腎と脾を同時に温めると相殺することもあるんです。お灸の場合広い範囲で温めることになるのでそれほど厳密に悪い効果は現れにくいところなのですが、それでも毎日自宅でお灸をするような場合はお通じがゆるくなったりまたは出にくくなったりすることもあるほどです。
ところでどこを第一に温めるようにしないといけないのでしょうか?
それはもちろん腹腔内の臓器ですよね。そう…「深部温度を上げる」ということなんです。ここは表面でないのでひと工夫必要です。
ではどこを温めるとよいのでしょうか?色々ありますが簡単には足元や手を温めると内蔵も温まりますからここら辺を温めるようにするといいでしょうね。電車で足元に温風がかけられたり、こたつに足を突っ込んでると、なんだか睡魔が…。これって内蔵が緩んで頭に上っている気が下がるために眠くなるんです。
温かくなるとストレスやら緊張やらが開放されるっていうことも深部温度を上げる要因ですが、下半身が温まることにより足元に血液が流れやすくなることは大切です。足元が温まると大きな巡りが生まれて内蔵にも血液が集まってきますから。末端に血液が集まることで脳への血流が抑えられ、それによりリラックスするということもあります。人の身体って面白いですね。
あと温めることを考えた時にお勧めしたいのが冷やすという事。いつも温かい部屋にいたり、厚手の服を着て温めるようにしていると、皮膚がそれに慣れてしまい熱を逃がす構造になってしまいます。確かに冬でもできるだけ半袖で過ごすようにしていると、部屋に入った後の身体の温まり方が違います。これは薄着生活をするようになって実感することの一つです。痛いぐらい冷やされた後に温かい部屋に入るとすっと温まる感じです。温める皮膚に変わってきているのだと実感する瞬間です。温めるために冷やす…これって実は西式でいうグローミューの考え方なんです。グローミューとは動脈から毛細血管に入る手前にバイパスのようなもの。その役割は血液循環の調節です。冷たい水に入ると体表面にある毛細血管が収縮してそこに血液が流れないようにしてしまいます。 これは体温が失われるのを防ぐためのものなのです。 この時に活躍するのがグローミューです。バイパス血管であるこのグローミューが開くことにより、動脈血が直接静脈の中へ入り体表近くの血液をコントロール、体温を逃さないようにするわけです。日頃から温かい格好でいるとそれが使い物にならなくなり、より温かい衣服や暖かい場所を求めるようになります。そうこうするうちに体温を上げることができなくなり、内蔵の冷えからガンとか免疫疾患等に罹りやすくなってしまいます。皮膚も枯燥してしまい汚くなってしまいます。皮膚を寒冷刺激によって鍛えると潤いがでてくるので肌の調子も最高によくなりますよ。
そのやり方等は以下の記事に書きました~。お時間のある時にお読みくださいね!
温冷浴
温冷浴について2回目です!
欧米人のごとく皮膚を鍛える!
内臓脂肪を燃やすために冷やす…って?
もう少し書きたいところですが今日はこの辺で。
そうそう写真は朝の外苑銀杏並木の木漏れ日です。良い朝になりましたね。
今日も読んでくださりありがとうございました~!!
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