言霊とは言葉にこもっていると信じられている力のこと。
日本人はもともと言葉のもつ力を信じていました。
物事が自分の言ったようになると感じられる人は多いのではと思いますが、わたしも人の発する言葉にはかなりの力があると思っています。
思いが強い言葉ほど現実に起きてしまうことが多いと、古来より日本人は考えてきました。
世界中の宗教で、同じ言葉を何度も唱えるのも、この言霊の効果を最大限に高める為の行為なのでしょう。
最近、本屋さんで「潜在意識を活用する」っていう類の本がたくさん出ています。
これらの本に書いてあることは、「自分の思い描く未来をできるだけ具体的にイメージし、そのイメージを言葉にだせば、実現できないことは無い」っていうことらしいです。
確かにそういった側面はあるでしょうね。
ただ、これらの理想が結構現実的で俗物的なのが「??えっ??」っていう感じです。
例えば、よく書かれているのが「車を持ちたい」とか、「社長になりたい」っていうとても自己中心的な夢なんですね。
私も俗物なのだし、潜在意識の活用を全く嘘とはいいませんが、潜在意識について、自分のための夢と言うのは案外叶わない事が多いような気がします(私の「思い」が弱いせいかもしれませんが……)
そうではなくて、誰かのために……とか、社会のために……といった目標だと、とても叶いそうな気がしますし、自分でもそのような希望は叶ってきたような気がします。
すべてがうまくいけば本当な理想なのですが、そうはならなくても、そこには何か意味があることだと思います。
言霊とか潜在意識とかに注目するだけでなく、未来をみすえて与えられた事を着実にこなすことが本当は一番大切なことなのでしょうね。
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