「おおしたさん」のブログです

2005年6月に始めたこのブログ、鍼灸院をやってた頃のことを含め、今も気ままに書いています。

安産につなげるために

2013年05月17日 | 安産・逆子

安産か不妊か…

最初は不妊の話になりそうでしたが、終わってみると安産のカテゴリーに入りますね。


最近は不妊治療を経ての来院が多くなりました。

当院に来院される方のほとんどが24週・7ヶ月以降なので、「ホントにここまで大きくなってよかったですね!」との思いから治療が始まります。

でも、不妊で悩んだ分だけ子どもの誕生を楽しみにしているかと思いきや、不妊治療で力尽きた感じの方も結構みうけられます。


力尽きたというのは語弊がある??

そこで安心してしまったというか、妊娠したら安心したといいますか、、。


なかなかできなくてしんどかったですね。

そう思うからこそ、ここまで大きくなってくれたことをもっともっと喜んでもらいたいと思うのですが、そうでない方もおられます。


妊娠期の体調不良に逆子ちゃん。

逆子は直したいけど…

今の症状を良くしたいけど…


色々あってか病院からは安静にしてくださいと言われて、ただただ何もせずにただゴロゴロと。

無理しないで…という言葉を文字通り受けて言葉どおりに。

 

病院で言われたら誰でもそうします。もちろん私も指示に従うと思います。

でも、そこまで安静が必要?って方もおられます。

 

安静も大切かもしれない…

でも…

 

そう、どんな過ごし方をしたって生まれます。安全に出産できます。

だって日本の病院ですもの…、スキル高いです。


ただ、そのまま過ごすとどんな出産になるんだろう?って思う方も。

もちろんどんなことがあってもチャンと生まれます。取り上げてくれます。日本の病院は本当にありがたい!


でも…なんです。でも…

良い出産を目指してもらいたいと思っているんです。

でも、なかなか伝わらないことも。


んっ…

良い出産??

良い出産ってどういうこといんだろう??って思われた方…

実際どう思っておられます??


するっと生まれるとか?

痛みがすくないとか?

体調の戻りがいいとか?


私はただただ産後に子どもとチャンと生きていける身体になってもらいたいだけ…

そういう人も多い感じがするんです。


それは仕事によるの?

年齢によるの?

たまたま??


「産後の体調不良を訴える人が増えている」って感じてる医療関係者、かなりいるので。

 

本当は産後に元気になるはずなのに…

特に哺乳類は産んだ後に赤ちゃんを育てなくてはいけないという宿命があります。

だから人を動物的視点から考えると、元気になるはずなのに…


妊娠期は辛いものだとか、出産は痛いものだとか、産後はしんどいものだとか…

HPやブログを検索すると、そういう話ばかりです。


でも、産後元気になった方っていっぱいいます。

私としては、、元気になるのが普通だと思ってもらいたいので、そんな話もしているのです。

 

不安を煽る人よりも、妊娠出産を前向きに捉えている方の近くにいてもらいたい。

産後のしんどい話を検索するよりも、良い出産をされた方とたくさんお話してもらいたい。

それだけで、良い方に変化するしかないと思っています。


「出産って気持ち良いんですよ!」なんて言われてびっくりしたこともありましたが、最近はそれもわかるような気がします。

もちろん男性ですからそこは差し引いてもらって、、。

 

自ら意思をもって出産に取り組む。

そう思ったら、、手伝ってくれる人はたくさんいます。

でも本人がそう思わない限り誰もお手伝いできません。

 

病院任せも結構ですが、最近の病院はとても忙しいし、訴訟も多く妊婦さんに自己責任を促す場面が増えたように思います。

ホントに10年前までは厳しく妊娠期の過ごし方に注意を払っていた産院がいっぱいあったのですが。

 

病院も色々言いたいことあると思います。

でも言ったら、それで何かあったら…と思うと言えないことも多々あるように思います。

私なんかよりはるかに情報量多いのに。

それを生かせない世の中だなんてホントにもったいないかぎりです。


病院はとっても忙しい。

忙しいにもかかわらず自己管理できていない妊婦さんが多いのと、高齢の妊婦さんが多いのとで、ますます忙しくなるばかり。


病院で言われていないので何もやらない。

もちろん何をしたからといって、何をしなかったからといって赤ちゃんは生まれてきます。

でも果たしてそれだけでいいのかなぁ…と思うわけです。


逆子は良い事ではないけれど、悪いことばかりでもない。

だって逆子を通じて身体のことをもう一度考えるきっかけができたんですから。

あと、予定帝王切開になった方がいいかも…っていう方もいたりします。だって一番安全ですから…。


「逆子になって、赤ちゃんって親の思い通りにならないんだなぁ…ってつくづく思いました。ですから思い通りにならない赤ちゃんとの生活も楽しむことができてます」

といわれる方もいました。

 

子どもって、言うこと聞かない!

これも大切なことです。

それを妊娠している時から体感できたら、子どもってこういうものかと生まれてすぐから思えるわけです。


逆子だったからこそ鍼灸院へ行く気持ちになれた。

そこで鍼灸をしてもらい、身体が軽くなるのが実感できた。

もっと妊娠期を大事に過ごそうと思った。

そう言ってもらえるのも嬉しいです。


もちろん逆子は治ってくれた方がいいので、良いと思われることにチャレンジしてもらいたいと思うわけです。

ただ直った人も直らなかった人も、最終的に逆子を「悪」と捉える人はいません。

「逆子」=「帝切」から派生する諸々の嫌な事象を削る作業。

それを鍼灸治療とともにできれば、一歩高みに上った出産に出会えるのではないでしょうか?

 

私の思いは一つです。

「生まれたお子さんと喜びをもって元気に過ごしてもらいたい!」

ただただそれだけなんです。

 

見てて一番つらいのが「子どもは元気なのにお母さんの体調が戻らない…」っていう人。

生み方云々も大切ですが、目標は「産後の体調の戻りをどうよくするか」だと思うんです。

そう思うと妊娠期をどう過ごすかということは一段と大切に感じるかと思うんです。

鍼灸治療で巡りをよくしてお腹を温める、ただ歩くだけではなくって諸々のことをするのではなくって、目的を理解して歩くなり運動するなり食べるなりを調整する。

 

多分その一つ一つの積み重ねで逆子が直るだけでなく安産に繋がっていくものかと…

昨日今日はそんな話をチョット多めに…


私の話は助産師さんの受け売りです。助産師さんもいろんな考えをお持ちです。

自分にあった助産師さんに出会えるといいですね!

妊娠と安産についてのブログも書いてます

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