なんでも日本向けのお肉だけに狂牛病検査を認めると
そのうち米国内の消費者も検査を求めるようになる、そうすれば、そのうちすべての牛を検査しなければならなくなり、膨大な費用がかかる
…っていうことで検査に反対しているみたいです。
そういうわけでアメリカの農務省は、生産者団体の要請を受けて、できるだけ検査を行わない戦略をとっているようです。
検査をやりたいという生産者に対しても、上記赤字のようなわけで検査をやらせていません。
それ以前にアメリカ国内では、BSEのことに少しでも触れるような報道がされれば、すぐに食肉団体から圧力をかけられ、訴訟問題に発展させられるため、自由に報道できません。
そういう事情でアメリカ国民にBSEの存在すら知らせていないという現状があります。
そのうち日本政府と政治的な折り合いをつけ、検査を実施せずに対日輸出が再開できる、もう少し辛抱すれば、検査費用なしで日本に輸出できるようになると説得しているそうですから驚きです。
1月20日、日本に輸出した米国産牛肉に特定危険部位の背骨が混入したという問題が起こりました。
混入が発覚してから、日本政府は米国産牛肉に対して再禁輸措置をとっています。
米農務省のこれまでの調査では、「日米合意で定められた脊柱の除去義務を、問題の牛肉を輸出した処理業者は認識しておらず、農務省の検査官も輸出承認を与えていた。」というです。
これぐらいの認識しかないのは当然です。BSEを風邪ぐらいにしか思っていないわけですから……
先日、学会のためアトランタへ行ってこられた患者さんであるお医者さんと話をしました。
アメリカでは全くお肉を食べなかったとのこと。
変異型クロイツフェルト・ヤコブ病は本当に恐ろしいらしいです。
医療関係者はその恐怖をいろいろな形で知ることができるので、より身近に感じている様子でした。
そんな話を含めて……
なるものが存在します。
一応、輸入について賛成意見も聞きましょう!!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます