「お産というのは3000メートル級の山へ登るくらいの労働……」とは吉村医院・お産の家 院長の吉村正先生が書いた本、「お産ってたのしいね」に載っていた言葉。
病院の健診で全く問題がないのに、「無理しないで生活して下さいね」って言う言葉を投げかけられている妊婦さんが多いです。確かになにが起きるか分からないのがこの世界……。妊娠全体の20%、5回に1回は自然に流産すると言われている中で、とにかく何とか出産までこぎつけるために無茶をさせないのが現在の産科の世界では常識……。
でも……自然に生む事を考えている方にはどうなんだろう??
人間も動物の仲間です。
…怠け者は死ぬ…
ここで書いちゃうととんでもない誤解を与えてしまいそうですが、これは動物の摂理……。
怠け者はどこかでしっぺ返しを喰らっちゃいます。
やらなきゃいけないことをやらないのが「怠ける」っていうのなら、できるように楽しんじゃえ!!っていうのが最近の私の考え……。
どれを怠けと言って、どれを怠けと言わないかわそれぞれだと思います。
体のこと、楽しく続けられるようにするのが私の務めかとも思っています。
……駄目だしが多いとついていけないよね!!
そんな中で、見つけた記事。
こんな方法を考える方がいるんだなぁ……って感心することしきりです。
しんどいことも、楽しめれば長続きするし、楽しめれば上手くいくことが多いような気がします。
なんだかいいなぁ……っていうことで、転載させてもらいました。
ありがとうございます。
【いきいき】「出産」を指導する声楽家・馬場裕子さん
≪歌ではぐくむ“命”の輝き≫
「ぎゃーっ、と叫ぶのか、歌を歌うのか。どっちみちうなるのなら、歌ったほうがいいでしょう?」
「鼻の穴からスイカを出す」とも例えられる出産。いきむと同時に飛び出すうなり声を歌に代え、出産のその時を、よりリラックスした雰囲気で過ごすことを目指した「歌う出産」を16年前から助産院で指導する。
「出産時に『痛い』っていう代わりに『メリー・ウィドウ・ワルツ』を歌い出したお母さんがいたわよ」。地元・相模原(神奈川)でラマーズ法を取り入れている助産院の院長とのこんな会話から、ユニークな出産指導の発想がふくらんだ。以来、その助産院に通う妊婦に臨月まで、オペラなどの歌唱法「ベルカント唱法」を指導、出産時に必要な下半身の筋力を鍛え、腹式呼吸を身につけるのを手伝う。
練習曲は息をいっぱい吸い込んで歌う「翼をください」「サンタルチア」など。だが、“その時”に口にする曲は人それぞれだ。傍らで弟や妹の誕生を見守る小さな子供と一緒に「となりのトトロ」の主題歌「さんぽ」を歌う人もいれば、好きなミュージカル曲を歌い自分を鼓舞する人もいる。ただ共通するのは、その歌が生まれる子供の一生の宝物になるということ。
「赤ちゃんって、すごい。不思議なことに、出産のときに歌った歌を聴かせてあげると、赤ちゃんはすーって眠るんです。おなかから出てくる道すがら、ちゃんとお母さんの歌を聴いていたんですね」
赤ちゃんから命のパワーをもらっている、命って不思議-取材中、命という言葉を何度も繰り返した。その言葉を強く意識する理由が彼女にはある。
インスリン治療を始めて52年目。糖尿病の患者だという。朝、目が覚めたらつま先が痛くなっていないだろうか…夜、眠る前にふと合併症への不安がよぎる。だが「次の子供を産むときもお願いします」とレッスンの「予約」をされると、生きる力になる。
病気とつきあいながら、前向きに活躍する姿勢が評価され、このたび糖尿病患者への希望を与える人に贈られる表彰「リリーインスリン50年賞」を受賞。「この病気だったから、歌や出産、本当に大切だと思えることにしがみついて必死で挑戦を続けることができたのだと思う」
(津川綾子)
(2006/12/04 12:18)
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