昭和レトロを堪能です!
オムそば590円!
このかき氷が200円
安くておいしい昔ながらの味!
地方はますます住みにくくなる
昨日の午前中、実家のボロ屋の損傷度合いを見てもらうために大工に来てもらった。それが早く終わったので秘書仲間に食事に行こうと連絡した。そんならお好み焼きを食べに行こうと車を飛ばすこと半時間、竹原にあるなかなか渋い店に連行された。
吉名町にあるこのお好み焼き屋、お好み焼き一枚500円だがオムそばがお勧めだというのでそちらをいただく。気になっていた200円のかき氷も食後に頼んだ。
店内には鉄板の角に陣取るおじさんと3名の女性、おじさんはなんでも女将さんと幼馴染らしく、昼間からお好み焼きをあてにビールを堪能している。肘にガーゼが貼ってあったので聞いてみると、今日は定期検診の日で竹原に行ってきた後だとの事。竹原まで1駅とはいえ、吉名駅は階段がきつく、足が悪いから病院までの道のりも大変だ。だからというわけでもないと思うが、大きな仕事を成し遂げた安堵感をしきりに訴える。だから昼間からビールを飲んでいるんだと言うのだが、よくよく聞いてみると、毎日朝からビールを飲んでいると言うではないか。年寄りが羨ましすぎる。
ところで店の奥にはスナックの名残り。「昔は私も若かったけぇ、あんやんらがようけ来てくれよったけど。若いもんは東広島や竹原に出て人が少のうなりょおって、店もようけ無うなったけぇ、買いもんに困っちょる」といった話がとてもリアルだった。余談だが女将さん、アンガールズの田中さんがこの辺の取材に来た時に立ち寄ってくれて、緊張しながらも嬉しかったと、乙女心を語ってくれた。
町場の小さなお好み焼きやで味わう地方の人口減の実態、地域に残る年寄りは買うものも少なく、当然店も無く潰れていく。若いものはその住みにくさに街に出ていき、ますます活気がなくなっていく。そういえば先にお好み焼きを美味しそうに食べていた近所の小学校の先生、学園という名前に私立が近くにあるのかと思ったが、どうやら公立の小中一貫校らしい。その話は明日してみようと思う。
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