子どもの友達が水疱瘡になりました。
うちの子、まだひとり水疱瘡に罹っていないので、丁度春休みという事もあり、一緒に遊ばせたみたいです。
水疱瘡は自然感染より生涯免疫を獲得……つまり一回罹患したら一生再感染がない伝染病なので、春休みはまたとないチャンス!!
でもよく考えてみると、潜伏期は平均14日前後だから……おいおい春休み終わっちゃうよ!!
水疱瘡の接触での発症率は90%だという事で、可能性はとても高いのですが、「発疹出現の1~2日前から出現後4~5日、あるいは痂皮化するまで伝染力がある。」とのことですし、学校保健法での取り扱いでの登校基準は「すべての発疹が痂皮化するまで出席停止」ということなので、発疹があらわれるまでは外に出ても大丈夫そう!!
とりあえず……まだ幼稚園に行っていないので問題ないのですが、伝染病にうるさい親御さんが多いのでちょっと書いておきます。
ということで、子どもを持つ親として、そして、妊婦さんに触れる機会のある鍼灸師として、水疱瘡について勉強してみました。
とりあえず、「水疱瘡の人と接触して3日以内であれば、ワクチンを接種すれば発症を予防できたり、発症しても軽く済む効果が期待できる」そうです。これ……知らなかったなぁ……。これを知っただけでも勉強したかいがあったというものです
妊婦の妊娠初期感染で先天性水痘症候群といって、胎児に影響があるとのことなので、しばらくはうちの子、治療院に出入り禁止です。上に書いたように「発疹出現の1~2日前から出現後4~5日、あるいは痂皮化するまで伝染力がある。」ということだし、成人の約90%以上が水疱瘡に感染しているらしいので、それほどキリキリすることではないと思うのですが、問題の可能性があるうちは、その芽は摘み取っておかないとね!!
◎伝染力ははしかに次いで強いそうです。
◎成人の初回感染は重症化する事が多いみたい……
私も五年位前におたふく風邪になりましたが、これがつらかったのなんのって……、子どもの時に罹るべき伝染病があるなら、罹っておいたほうがいいなぁ……って強く思った次第であります。
◎ワクチン接種の後も6~12%が水疱瘡になっちゃうそうです。でも症状は軽いそうなので一安心。
自然感染より生涯免疫を獲得できるわけですから、自然感染とワクチン接種を上手く使う事がいい方法のような気がするのですが、このあたりは専門家に聞いてみますね。
あと気になるのが合併症ですよね。
「合併症の危険性は年齢により異なり、健康な小児ではあまりみられないが、15歳以上と1歳以下では高くなる。」とのことなので注意しないとね。
「1~14歳の子どもでの死亡率は10万あたり約1例であるが、15~19歳では2.7例、30~49歳では25.2例と上昇」
この14歳までの子どもよりも、高校生のほうが死亡率が高くなるというところがちょっと良く分かりません。どういうことなんだろう??
とりあえず、水疱瘡の全体像が分かったのでこれでおしまい!!
参考 感染症発生動向調査週報 感染症の話 より
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます