「おおしたさん」のブログです

2005年6月に始めたこのブログ、鍼灸院をやってた頃のことを含め、今も気ままに書いています。

邪気をもらう…って?

2013年04月02日 | 東洋医学、東洋思想

こんばんは~。

ようやくブログの時間になりました。

今日の話ですが、1週間ぶりに会ったお子さんの身体がかなりしっかりしててびっくり。


1週間しか経っていないのに、こんなに大きくなったのですね。

すんごくうれしかったです。

も夜泣きはひどかったみたいで(TдT)


ということで話は変わって、、

最近「患者さんの邪気を受けたりしないんですか?」との質問をよくうけます。

なんかの雑誌に載ってのかな?


確かに意識しておかないと調子が悪くなることがあるような気もします。

それで毎朝唱えるようになったのが光明真言。

これ「場」をよくするのだと患者さんに教えてもらい、唱えるようにしています。


あと、気持ちをつくるために1分半ぐらいで唱えられる文章をブツブツ言ったりしています。

そのほか体に鍼を自分にしていますが、まぁこれは練習だから邪気対策ではないかな…。


なんだかんだとやってはいるのですが、夜間の気管狭窄症状が出るのでお恥ずかしいかぎりです。

肺体質だから肺虚であれば元気なのかと思っていますが、腎虚に転ずると途端に不調に陥ってしまいます。

ただ今回は気管支拡張剤等、お薬を全く使わずに鍼灸と健康法だけで治せたので、自信にはなりましたね。


邪気を受ける…

無駄に力が入っているようなときになるかもしれません。


とにかく術者が力を抜ききる。

リラックスして元々患者さんが持っている気の巡りを良くしてあげる、もしくは滞りをとってあげるということができれば、それほど邪気を怖がる必要はないかと思っています。

姿勢を正して治療をする。それだけで問題なし!と、、。


ただし気の漏れるような「押し手」だとまずいかもしれませんね。だから基本的な刺鍼法ができていないと危ないかも…。


あとは難しい患者さんにのめり込んでしまうのも良くないですね。

難しい患者さんだからといって頑張ってしまうと、何かをもらってしまうかも…。

術者の体調不良も危険です。今回の体調不良はこれが大いにあるので、これから注意しないといけません。


余談ですが、ざん鍼を百会にあてると邪気が抜けやすいから、体をラッパの方向においておくと危ないよ!ってな話を聞いたことがあり、注意するようにはしています。


あと、対処方法として簡単なのは土の上を裸足で歩くということ。

これはよく抜ける感じがするのでやってみるといいかもしれません。


まぁ、、何をもらうかは人それぞれ。

実際のところ「邪気」をよこしまな気と称して悪者扱いをするのはお門違い。


東洋医学的に言えば、邪気とは正気の働きを妨害するもの

つまり「気」が塊になって滞っているだけと解釈してもいいかもしれません。

だから身体に害を与えるとか、病気を起こす悪い気だとかいったものではありません(東洋医学的に限定すればネ)


陰も陽も虚も実も正しいも悪いもないのと同じように、正も邪も良くも悪くもありません


ただし気を介しての治療をしているので、やはり気の存在は気になるところ。

私の場合ですが、良い施術をして患者さんが楽になれば治療した私自身も楽になることが多々あるので、最後まで体調よければ良い一日だったということにしています。

逆に施術後に疲労感が残るようであれば、一般的なイメージとしての邪気をもらった…ということになるかもしれません。

そう…治療が悪くて滞りを作ってしまったとか、生気を抜きすぎてしまったとか、とにかく良くない治療であった証拠かもしれません。


治療をすればするほど体調が悪くなる鍼灸師がいるとすれば、お互いが不調になっていく証左かも。

そういう時は治療法を見直してみましょう!


治すのはあくまでもその人自身。

医師や鍼灸師が治しているわけではありません。

自己治癒力を手助けする…それだけしかできないんです。


身体には身体の法則があるわけで、その法則に則って治療をする。

あとは身体が反応するので、それを待って次の治療に移る。その繰り返しで治していくわけです。


ということで、わかったようなわからないような、どっちやねん!なんて感じの文章、読み返してみたら、邪気を邪気と思っていない時点で話が終わってしまってますね。

失礼しました。 


おおした


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