「おおしたさん」のブログです

2005年6月に始めたこのブログ、鍼灸院をやってた頃のことを含め、今も気ままに書いています。

汗腺トレーニング

2006年06月15日 | 健康

 

前出の五味常明先生によると、良い汗とは

  • よい汗は肌の上ですぐに乾く。
  • よい汗は限りなく水に近い。
  • よい汗はここぞという要所をおさえて働く。

とのこと…

 

サラサラですぐに乾く“よい汗”をかくために、まず低下している汗腺の機能を高めることが必要。

運動不足で空調の利いた部屋にいると、皮膚の末梢の血行が悪くなり、悪い汗をかく原因になります。

まず、必要なだけの汗をかくことができるようにします。

 

夏場はシャワーだけで済ませる人も少なくありませんが、湯船につかったり、軽い運動をすることで、汗をかく機会をつくることも必要です。


 

同時に、夏前の5月くらいから、汗腺のトレーニングをすることで、汗腺の機能を高め、能動汗腺を増やすことが大切なのです。

 

 

「汗腺トレーニングの仕方」

五味クリニック附属わきが多汗症研究所

 

1. 高温浴  
浴槽にかなり熱めのお湯(43度くらい、火傷をしないくらい)を少なめにはって、両手(ひじから下)と両足(ひざから下)を10分~15分くらい温める。この時、浴槽に椅子を入れ、前かがみになると効果的。

高温浴は短期暑熱順化という原理で、四肢は汗腺の予備力が一番多いところで、能動汗腺を増やし、汗腺の機能を高める。

 

2. 微温浴  
先ほどの熱めのお湯にぬるいお湯を足す。

今度はぬるま湯のお湯に全身でつかり、リラックスして、高温でたかまってしまった交感神経を安定させる。

この時、お湯に酢をいれるとより効果的。

 

3. 乾燥 
お風呂からあがったら、十分水分をタオルで拭いてから、すぐに服を着ずに、そのまま汗を乾燥させる。

目にみえない汗が汗腺から出やすくなり、機能を高めることができる。


 

以上を5月くらいから夏前くらいに行うとよいとのこと

汗をかくことの主な役割は、体温調節です。

人の体は、熱を外へ放出することによって、温度の均衡を保っています。

 

暑い夏に備えて、準備を始めたいところです。


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