今朝のいちょう並木です
先日知り合いと話の中で「何故逆子治療を多く手がけるようになったのかを知りたい」ときかれました
ちょうど経営についての話をしていた時のことです
逆子の妊婦さんのための冊子を作るのもいいかなぁ…という話をしたところ、大下さんがどうして逆子治療を多く手がけるようになったのか、苦労話も含めて掲載したらいいんじゃないかと提案されました
確かににそういう事を考えていなかったので冊子作りの足しになるようにチョットずつここで考えをまとめてみようと思います
何故逆子治療をはじめるようになったのか
その前に治療院を始めた頃の話です
青山を中心に往診専門で治療を始めたのが2002年
まだ治療院も軌道に乗らっておらず、丸の内にあるフォーシーズンズホテルにマッサージ師として登録して出張マッサージもしていました
マッサージが上手かどうかは私の口からなんとも言えませんが、少なくともクレームがほぼなかったのが取り柄だったと思います
日本の有名人だけでなく、海外の方でも名の通った方のマッサージを多くおこないました
ホテル側も「安心してビップを任すことができる」と言っていたのを覚えています
往診専門だったので、暇も多くありました
いや、暇ばかりでこの先どうしたものかと不安ばかりでした
ですからホテルでのマッサージは生命線
日も風の日も暑い日も寒い日も、赤坂見附から三宅坂を経由し馬場先門めがけて自転車かっとばして向かったものです
そうこうするうちに開業しようということになり、今の場所をかりることになりました
2004年のことです
最初は経営的にも体力的にも大変でしたが、早い段階で毎週欠かさず来てくれるような方もできました
本当にありがたかったです
その中のお一人に会計士の方がおられました
渋谷で会計事務所をどんどん大きくされている方なのですが、治療中に経営に役立つことをボソッと言ってくれるのです
その中で
「なんでもできるというのを看板に掲げてもなかなか人は来てくれないと思う。
何かに特化して売り出したらいいんじゃないかなぁ。
例えば頭痛専門治療院とか不眠研究所とかいった副看板を掲げてやってみたら人は集まると思うよ。
はじめはその治療が上手でなくても、毎日同じ病気ばかり診てたら嫌でも上手くなると思う。
そういうところからやってみてもいいんじゃない」
というような話がありました
確かに毎日同じ疾患ばかり治療すれば、勉強もするだろうし、上手くもなるかも…
それで何を軸にするかを考えてみました
でも
思い浮かびません(TдT)
そんな時に知り合いの知り合いが逆子で、お灸で直す方法があるってネットで見たとかなんとかで、逆子の治療をすることになりました
学校でも勉強したつもりでしたが、さすがに妊婦さんの治療をするとなると心配な事がたくさんでてきます
もしも治療した後に赤ちゃんや妊婦さんになにかあったら…
直らなかったらどうしよう…
逆に体調が悪くなったらなんて言おう…
どのようなリスクがあるかわかりません
ですからネットや先輩や教科書とかで調べて調べて調べまくりました
それを備忘録として掲載し続けたのがおおした鍼灸院のホームページです
今や検索上位でヒットするようになりました
(続く)
昨年の今日書いたブログがこれ
逆子で明日帝王切開だとしても、治療は引き受けてる
どのタイミングでもできることはあると思う
何事に対してもチャンと正面から向き合う
そしたら道は拓かれる
明日世界が滅びるとしても、今日私はリンゴの木を植える
マルティン・ルター
昨年の昨日がこれ
情報に右往左往^^;
とにかく自分の体と相談すること
その意味を問うこと
闇雲にやっても道は拓けないということを理解すること
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