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逆子って?
ふつう胎児はお母さんの子宮の中で頭が下の位置にあるのですが、頭が上の位置にあり足とかお尻が下の位置になっている状態を逆子(骨盤位)といいます。
出産の時は一番大きな頭の部分から出ないと赤ちゃんが危ないため、出産時まで逆子が直らないと帝王切開することになります。
妊娠中期頃までの赤ちゃんは、半分以上が逆子の状態です。おなかの中で成長すると、赤ちゃんの頭も大きくなっていきます。そのため、28週を過ぎる頃には下を向くようになるのですが、中には下を向きたがらない赤ちゃんがいる……。
妊娠の8ヶ月目くらいまでは全体の30~40%の方が逆子であるといわれています。ですから7ヶ月までは逆子とは言いません。
それが妊娠9ヶ月目では10~15%になり、このステージで逆子と診断されると色々な矯正がはじまります。
でも……満期になっても逆子のままの妊婦はわずかに3%…。
実はこの骨盤位(逆子)、妊娠32週で15%、満期(37週以降)になると3%に落ち着きます。
まぁ……統計的には何もしなくても全体の10%は、33週から36週の間に骨盤位から頭位に動いてくれる事になります。
逆子とわかったら 気をつけること…
「前期破水」が起こりやすいので気をつけましょうね。
頭が下にあると、子宮口をふさぐふたになるのですが、逆子だとそうはいかないみたいです。陣痛が起こる前に赤ちゃんを包む卵膜が破れて羊水が流れ出てくると、そのまま陣痛が始まって早産になることもあるみたいです。 へその緒が出る危険もあるので、逆子の場合は破水したら動き回らず、すぐに病院へ行って下さいね。
骨盤位の種類もいろいろです。
逆子と聞くと、赤ちゃんの頭が上になっている状態だけを想像しがちですが、「逆子」の状態もいくつかあるようです。
状態によっては自然分娩も可能なときがあるようですが、最近は逆子の場合、大部分の病院で帝王切開となるようです。
単殿位
赤ちゃんのお尻が全部下になっていて、両足を上に伸ばしV字型の姿勢をしている状態のことをいいます。
逆子の中で最も多い胎位です。
赤ちゃんにとって、頭の次に大きいのはお尻ですから、産道が十分に広がりお尻から進んでこれば経膣分娩が不可能ではないようですが、帝王切開を薦められると思います
複殿位
赤ちゃんのお尻は下になっていて、膝を曲げてあぐらをかいて座った姿勢をしている状態です。
このうち、体育座りのように両膝が曲がっているのを全複殿位、片膝のみ曲がり片足を上にあげているのならば不全複殿位といいます。
膝位
膝を曲げて、膝が一番下になっている逆子の状態です。両膝であれば全膝位、片膝だけなら不全膝位といいます。
足位
赤ちゃんが足をのばし、足が下になっている状態です。おなかの中で立っている感じです。
この中で赤ちゃんが両足で立った姿勢の全足位、片足で立った姿勢の不全足位といいます。
細い足から出て最後に一番大きな頭が出ることになるので、出産に時間がかかります。
赤ちゃんにとって危険ですから確実に予定帝王切開になります。
横位
妊娠中期でも赤ちゃんの位置はまだ定まっておらず横位の場合も結構あります。でも妊娠週数が進むとともに多くは頭位か骨盤位に自然に回転します。出産まで横位のままなのは0.3%程度とのことです。
とりあえず原因としてですが……
●胎児関連因子……低出生体重児、子宮内発育制限児、女の子、染色体異常児、先天奇形
●母体関連因子……初産、高齢母体、糖尿病、喫煙、子宮筋腫
●子宮内の環境に問題がある。
●胎児が頭を置くべき子宮口が快適でない。
●子宮周りが緊張して胎児の動きが制限されている。
●お母さんの呼吸が浅いため胎児が逆子の状態でも我慢できる。
●臍の緒が巻きついて身動きがとれないので、逆子の状態が続いている。
ただ…いろいろ調べてみたのですが、ほとんどの場合、原因は不明とのことです。
私は……逆子になれるくらいだから、逆子の状態で成長できるくらいだから、きっと赤ちゃんは元気だろうし、元気じゃなければ逆子の状態で生き続けることはできないんじゃないかって思ってもらえるといいなぁ……なんて思っています。
だから逆子ちゃんのお母さんには「赤ちゃんは元気だっていうお墨付きをもらったんですよ。良かったですね」な~んて言っても………いいですよね?
とりあえず……悩むよりも「この体勢が心地いいのね~」といった気持ちでおなかの赤ちゃんに接してもらえるといいんだけど……。
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