妊婦さんへの三陰交(ツボの名前ね!)のお灸についてです。
勉強会で教えてもらったのですが、忘れないうちに…
その前に、三陰交について書いた記事もどうぞ…かなり前ですが…(*^_^*)
三陰交を考えてみると 2005年7月
三陰交再び…(失敗談) 2005年7月
もう少し三陰交について。患者さんとのやりとりから 2005年7月
三陰交って妊婦さんによく使われるつぼですが、別名「女三里」とも言われてて、妊婦さんだけでなく、婦人科疾患によく使われます。
※いきなり女三里と言われても……ですよね?足の三里なるツボが万能のツボ。女性の場合、足三里もだけど、三陰交は女性にとって万能のツボ。だから三里という名前を冠してます。
でツボの位置ですが、私が使っていた教科書には
→「内果の上3寸、脛骨内側縁の骨際に取る」
とあります。
今もそうですよね??
前にも書いたかもしれませんが、三陰交は三つの陰経が交わる、つまり足の脾経、腎経、肝経が交わるというか、会するというか…
3つの経絡の意味する症状に使えるのがコレ。
なかなかおもしろいツボなので、誰もが使いたがるのですが、ツボの位置を間違えてとると、その経絡を傷つけることもあります。
一番困るのが肝経よりにツボをとること…
三陰交を脛骨の上に乗っけるような感じでツボをとると、出産時に出血が多くなるとのこと
出血が多くなるとか少なくなるとか、その評価の仕方は非常に難しいのですが、多くの妊婦を手がける鍼灸師はそのあたりのことも意識しながらツボとりをしています。
肝血不足に陥りやすい妊娠期、私も肝を寫すような治療は全くしません
それに妊娠期は脾と腎、つまり消化器系と婦人科系のバランスが悪くなりやすいので、そのバランスをとることに終始します。
三陰交も脾腎のバランスをとるために使うので、肝にかかるのはよくないのかと認識、改めて思った次第です!
まあ…普通にツボをとる、すなわち外虚内実からツボの位置を選ぶようにすれば、だいたいにおいて骨には乗らないのですが、骨際と書かれると骨に乗ってることも多いようです。
どの鍼灸師に聞いたのだか、自分で勝手に決めたのだか、実際がっつり骨の上に乗っけてツボ使っている人がいるので注意してね!
ということで月曜から妊婦さんのツボとりで再検討中。
つわりについてもこれを胃の虚と考え、脾に旺気があるようだと三陰交を使っても可!
まあそれよりも胃の虚をテイ鍼で補うほうが良いとのこと。
これも追試してみますね!!
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