青山通り、赤坂見附から青山一丁目までの途中にある歩道橋からの写真です。緑に囲まれた場所が東宮御所です。東京は街中も緑が多いですね!
田舎暮らしにあこがれて、移住してはみたものの、雪は多いし虫も多い、そしてなにより一軒家のメンテナンスは超大変。それ以前に人間関係がややこしく、結局東京に戻る事にした。
そんな話を聞くにつけ、色々と考えてしまう。全てがお膳立てされている都会とは違い、田舎暮らしは何もかもを自分でしなければならない。そして田舎の共同体は個が優先されるものではなく、周りとの共同作業が不可欠だ。
だが都会での人間関係に疲れて自然の中でのスローライフを考えた手前、人との共同作業はいささか辛い。でも待てよ、田舎暮らしはそんなものだ。場所にもよるが、コミュニケーション能力が都会よりも試される。
NHKの朝ドラ「らんまん」のちょっと前のシーン、周りに警戒されている万太郎に向かって十徳長屋の差配人りんが言った「よそ者は怖いよ」という言葉。多分新参者の誰もが先ずはコミュニティから警戒され、そこに馴染むまでに時間がかかる。
「よそ者は怖いよ」と、りんさん。
— 鹿毛馬之丞 (@enjoy_KeibaLife) May 22, 2023
植物学教室の人たちは元より、初めて会う画工さんも抱く『警戒感』
「玄関からじゃなく、いきなり縁側から入ったようなもんだろ?」と例えた りんさん の台詞が全てを語る。
そう、東京の人たちも無意味に意地悪してる訳じゃないのよね。#朝ドラらんまん
所詮よそ者はよそ者、どこの馬の骨とも分からない人間がポッとやってくるのだ。警戒せざるを得ないのは当然だ。警戒を解くにはこちらから心を開くべく行動を起こさないといけないのだが、人間関係が嫌だとか端からそんな姿勢では、警戒心を解くことなんてできるわけがない。そこを理解せずスローライフとか自然の中でリラックスしたいとか、話を聞くと突っ込みどころが満載で、遮る言葉もみつからない。
私自身これからの人生の縮小、生活のダウンサイズに田舎暮らしが合うような気がしている。だから少しずつそちらに移行する予定だが、歳も歳なので、行ったり来たりしながらやっていこうと思っている。実際難しいようであれば都会に帰るのも良いし、前に進めそうなら少しずつ生活スタイルを変えていく。なんだか田舎暮らししかないと考えて一足飛びに行動する人もいて、その勇猛果敢な姿に敬意は示すが、なんでもかんでも行ったり来たりしつつ、少しずつ変えていく方がうまくいくように思うのだ。
何処の馬の骨ともわからない変な輩が町をかき乱すくらいなら、町がなくなっても構わない、そのくらいの気持ちでいるのではないだろうか。それくらい封建的だ、田舎というところは。実際この文章は池田町にある33の区長が集まってまとめたもの。それ以前に何があったか知らないが、区長が集まりまとめたのだから、強い決意が感じられる。
ナチュラルとか自然派といった言葉が醸し出す無味無臭のファッション的な言葉として絆される人には分からないかもしれないが、私は「自然」という言葉に、いつ暴れるかわからない自然災害をイメージしてしまう。子育てもそう、いつ何がどう爆発するかわからない、楽しいだけではない子育てを、同じく自然災害と呼んでいる。
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