今日は曇ってましたね!
動物の二大衝動である「個体維持」と「種族保存」。この体の奥底に蠢く得体の知れないマグマのふきだまりのようなものに操られ、私たちは毎日を苦海の中で生きている。特に種族保存の旗印のもと、抑えきれない性衝動をなんとかするためのエロビデオや風俗店、不倫が後を絶たないのもそれ故か。理性ではなんともし難い抑えきれない何らかの衝動に支配されている私たち、死への恐怖よりもこちらのほうがよほどに怖い。
先日近所のおじさんと、、
前立腺癌になって本当によかった!
ホルモン治療して本当によかった!
女性への欲望が減って、本当に楽になった!
前立腺癌になって本当によかった!
ホルモン治療して本当によかった!
女性への欲望が減って、本当に楽になった!
死も苦海だが性衝動も苦海、その衝動を抑えきれず、なんだかんだと付き合い始め、この人ならばといつの間にか結婚。だが昨今は、性衝動よりもお金や社会的地位で相手を探す人が多いようで、「そりゃあ子どもを産んで育てるなんて、後回しされるよな」と思うことしきりである。
赤信号みんなで渡れば怖く無い。周りが結婚していないから自分も、といった気持ちもよくわかる。結婚を後回しにしたくなるほどのやりがいや楽しみに溢れているこの時代、性衝動を完成度の高いバーチャルな世界で簡単にいなすことができるこの世の中である、おひとり様に晩婚化も容易に理解できる。
そして何より独居老人が増えまくっているこの時代、年寄りが一人で生活できる環境を整備すればするほど、そのおこぼれにあずかる若者も増える仕組み。この世の「お一人様仕様」っぷりに、結婚しない方が得策だと皆が勘付き始めたわけで、「社会が悪いから結婚できないし子どもも育てられない」と言われても「あんたが楽な選択をしただけじゃん!」と言いたくもなる。
ネットは「なんちゃら」弱者を装う人が増え、自分と同じ境遇を醸し出す人と容易に繋がる。そして傷をなめあいつつ子育てしている人を罵る(その逆も然り)。脳でつながるバーチャルな世界に身を置きすぎる人が増え続けているのだから、想像の斜め上をいく事象が立て続けに起き続けるのも理解できる。
貧乏人の子だくさんと、陰に日向に言われ続けてきた。現にそうなので返す言葉も見つからないが、「子どもが自分の食い扶持を持ってくるから子育てなんて絶対大丈夫」と人生の先輩に励まされ、なんだか今に至っている私たち。でもそう信じることができたのはまさに財産、こんな時代でも子育てはなんとかなった。うん、大丈夫だ今もこれからも。
その方に
「子どもが多いと自分の時間的にも経済的にも大変だから、子どもって一人か二人ぐらいで十分だと思う…」
なんて話をしたら、、
「そんなことはあなたが決めることじゃないのよ。それは神様が決めること。子どもがちゃーんと自分で食い扶持を持って生まれてくるから、生まれてきた子をただ育てたらいいだけなのよ!」
なんて事を言われて…
それで、、
「なんとかなりそう…」
って(勘違いって怖いですよね)(^◇^;)
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