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大剪定中の外苑いちょう並木!!
29週より逆子と診断され、外回転も試されたのですが帝王切開でのご出産となりました。
せっかく来院していただいたにもかかわらず頭位になることはありませんでしたが、妊娠期のお気持ちの変化とその後の様子は逆子で悩んでいる皆さんに是非知ってもらいたいと思い、ご本人の承諾を得てアップさせていただきました。
「逆子=帝王切開」
「骨盤位は全てにおいて帝王切開にしたほうが良い」との報告が2000年に英医学誌「Lancet」に26カ国、121の病院の協力を得て報告されて以来、日本も逆子は全て帝王切開で出産するべきである、という論調になっているようです(骨盤位でも単殿位であれば経膣分娩を勧める病院もいまだにありますが…)。
Lancet. 2000Oct 21;356(9239):1375-83.
帝王切開率はかなり上昇しております。
帝王切開が一般的なものになっている現在、医療関係者は妊婦がなぜそこまで帝王切開を嫌がるのかわからなくなっているのかもしれません。
その不安にどう寄り添うか…
鍼灸師にできることはないか…
勉強させていただいた症例です
(^o^)さま
ありがとうございました
患者
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【主訴】 逆子
【初診】 平成26年12月●日(34週3日)
【年齢】 36歳 初産婦
【仕事】 会社員
【治療経過】 逆子治療・計2回
【その他】 結局頭位になりませんでした
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(以下患者さんよりいただいたメールです)
おおした先生
年末に逆子の治療で2回お世話になりました(^o^)です。
あれから年明けに外回転を試してもらったのですが、赤ちゃんのお尻の方をググ~ッと押してすぐに、「これは骨盤にはまっちゃってるかな~、無理にやらないほうがいいね。」と言われ、わたしもこの時点でやっと諦めがついたような感じでした。
おおした先生のところには産む前にもう一度伺うつもりでしたが、この逆子ちゃんを受け入れようという気持ちになり、そのまま手術日を迎えました。
それまでの10日間のあいだは、逆子体操も気が向いたときだけにしたり、大好きな炭酸ジュースも温めずに飲んだり(笑)、ストレスなく過ごしていたかと思います。
最後は逆子で帝王切開だということよりも、逆子だと股関節脱臼の可能性が高いとか、足が曲がらない病気だったらどうしようとか、そういうことで少し悩みました。
そして手術当日の朝、先生がもう一度エコーで赤ちゃんの位置を確認、やはり逆子のままで足の位置なども全く変わっておらず、「何故逆子のままだったのか、お腹を切って取り出してみれば分かりますか?」と私が聞くと、先生が「納得いかない感じ?原因は分かるかもしれないし分からないかもしれない。ただ言えるのは、このままお産したとしても骨盤へのはまり具合が良くないことが多いから、最終的に切ることになって、お産も大変だし切ってさらに大変ってなるよりね、ここはお母さんがひと肌脱いであげて!」と言われてお腹をポンッと叩かれ、ハッキリと覚悟ができた感じでした。
帝王切開だとあっという間に取り出されて、なんの感動もないかもしれないとか、そういった不安がありましたが、当たり前ですがそんなはずはなく、今思えばなんでこんなに悩んでいたのか、産後しばらくは子供の寝顔を見るたびに反省して涙が出ました。
欲を言えばもう一度、逆子のためにマタニティーブルー気味だった妊娠最後の1ヶ月をやり直したい気持ちがあります(^^;;
初めておおした先生の治療を受けた日の帰り道、スキップして帰りそうなほど気持ちが軽くなり、先生とお話しできていなかったら、ひどい鬱になっていそうでしたので、本当に感謝しています。
そして逆子と向き合って生活をしようと、インターネット三昧だった日々から少し離れたおかげで、疎遠だった友人とまた繋がったりと、ネットの情報でなく、実際に出産経験のある友人の話や相談もできたりで、なんだか色々と良い方向に向かった気もします。
肝心の帝王切開ですが、麻酔するときに少し痛かったくらいで、術後の傷もほぼ痛みがなく、回復も早いということで、1日早い退院を打診されたほど、私はとても元気です。
そして逆子が直らない直接の原因になるのかはわかりませんが、取り出した時にはへその緒が体にたすき掛けになっていたそうです。無理矢理下からお産しなくてよかったかと思います。
現在は周りの人から、あれはお産じゃないねとか言われたりすることにいちいち傷つくこともありますが、次に産む時もVBACは選択しないと思います。
主人から、君はきっと帝王切開に向いてると思うよ、この子が頑張って逆子でいてくれたんだよって言われて、本当にその通りだなと気持ちがかなり軽くなりました。(私がたぶん自然分娩に耐えられなそうなので(^^;; …といっても和痛分娩希望でしたが。)
とはいっても、いまだに人の逆子のブログを読んだりして、最後に奇跡的に直った!というのを見たり、自然分娩レポートを読んだりすると、私なんだったんだろう…と悲しくなったりする気持ちもないことはないです。。
それでも息子の顔を見ると、そんなことはどうでも良いとも思えます。
あっ、子供は元気な男の子です。やはり先生のおっしゃってたとおり、男の子だと逆子は直りにくいんですかね?38w0dでの予定帝王切開、25○○gで少しおチビですがとっても元気な男の子が生まれました。
とても長くなってしまいすみません。読んでいただいてありがとうございました。
腰痛が治らないので、また落ち着いたらご挨拶がてら治療に伺わせてください。治療がてらご挨拶に?どっちでもいいか( ̄▽ ̄)
それではまたよろしくお願いします。
(^o^)
(^o^)さん
お写真までありがとうございます
目力の強い元気そうなお子さん!
私もとっても嬉しいです!
出産までのこの経験…
しんどかった分、お子さんへの愛情は大きくなると思います。
子育てにもとっても役立つと思いますし、そうしないとね!
だって、その出産こそが神様が与えてくれた最善のものであり、赤ちゃんが望んだこと!
…逆子のブログを読んで悲しい気持ちになったり…
そうなんです
皆さんそうなんです
だからこそ…と言いますか…
気持ちの中では「最高のお産だった…」とは言えないかもしれませんが、こんな愛らしい赤ちゃん授かって、「最善」…と思っていただきたい気持ちが大いにあります
それにしてもご主人、ステキな方ですね!
「君はきっと帝王切開に向いてると思うよ、この子が頑張って逆子でいてくれたんだよ」
こんな言葉が言えるだなんて、本当にすごい!
周りの方に恵まれて良かったですね!
落ち着いたら是非遊びに来てくださいね!
おおした
今朝は天気よかったんだけど…
2014年昨年の今日のブログです
【他力の風】
今日もその話になりましたが、子育てってどれだけ待てるか…
幼児にマラソンさせようとしていないか…
早く成長する子もいれば、ゆっくり育つ子もいる
その子の歩幅に寄り添わないと、生きづらくさせてしまうことにつながるかもしれない
その子がゆっくり育つ子だとしたらどれだけ待てるか
早く成長している子だとしても、それを促し過ぎていないか…
自分のお子さんだけをただただ見つめる…
他の作と不作をみるべからず
己の作と不作のみをみるべし
子どもに対しても自分に対しても
何をやったかやらなかったか…
ただそれだけを見つめるだけでいいのではないかと思っている次第
今朝久しぶりにあった近所のワンちゃん!
かわいい!!
昭和11年生の患者さん、平成20年より来院されていますが、朝9時に来院される時点で16,000歩。病院に「歩きすぎはよくないですか?」と尋ねると「いつか歩けなくなるからそれまでしっかり歩いてください」と正直過ぎる回答。脊柱管狭窄症と黄色靭帯骨化症で手術されてますが、本当によく歩かれます。月20日は2万歩超しておられ、病名もどこ吹く風、臀部と脛の痛みもはり灸治療でなんとかなっておられます。しびれ痛みを取るのは難しいです。でも現状維持&QOLを下げないことに対するお手伝いはできます。寒いにもかかわらず毎週来院され、本人の努力もすごいです。私自身の生活態度も身を律する感じです。このような前向きな方と知り合う事ができ、私自身励みになります。いつもありがとうございます。
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