春 夏 秋 冬

めぐり来る 春夏秋 麗しき 大和し護れ 民草いとえ 
          

ブログ休止のお知らせ

このブログの表題に入れた短歌の、春夏秋冬の中の冬の字が、誰かによって削られて、修正不能になって久しいのですが、昨日から編集画面までが、誰かにいじられたようで、出す事が出来なくなっています。 この記事作成画面も、何時使用不能になるかもしれない状況にありますので、 春夏秋冬はこの記事をもって、しばらく休ませていただく事にしました。(2010年3月) * * * * * * *  Fc2ブログに不祥事が起き、広告主が引き上げたそうです。 Fc2は何時終了になるか予断を許さない状況かと思い、 気になる過去記事を少しずつ、こちらのブログに写す事にしました。(2015・4・24)

原発は国家ぐるみの粉飾決算

2014年04月19日 10時08分46秒 | 原発・エネルギー問題

インタビュー:原発は国家ぐるみの粉飾決算=吉原・城南信金理事長
2014年04月18日(金)18時30分
[東京 18日 ロイター] -脱原発路線を強力に主張する異色の地域金融機関トップとして知られる城南信用金庫(本店・品川)の吉原毅理事長が、ロイターのインタビューに応じ、原発コストが安いというのは将来負担を無視した国家ぐるみの粉飾決算に近いとの見解を示した。

また、新エネルギーの開発が新しい経済の活力を生み出すとの持論を展開した。

東京・神奈川を地盤に信金業界2番手の総資産3兆6000億円を持つ同信金は、地銀中位行に匹敵する規模を誇る。そのトップとして、金融業とエネルギーの政策のかかわりあいに関し、どのような本音を持っているのか聞いた。

―金融機関のトップが、政治的発言をするのが極めてまれだ。

「金融は、政治にかかわるべきではなないという意見がある。それは本来、権力にかかわることで金融が求めるべき理想がねじ曲げられ、利用されてしまう懸念が生じるために生まれた考えだ」

「しかし、金融に限らず企業の目標は、より良い国や社会を構築することだ。すべての企業は、理想の実現のためにある。経営者は、金儲けだけ考えればいいというのはおかしいのではないか」

―国論を二分する1つの側に付くことで、顧客からの不評を買わないか。

「消費者のニーズに応えることが企業、つまり消費者主権という考えは間違えていないか。例えば当社は、投機のためのゴルフ会員権購入のための融資はお断りする。そういう資金使途には貸せない。健全性とは何かを考え、顧客にも説明していく。それが金融マンの役割だ」

「福島第1原子力発電所の事故で分かったことは、将来の世代に責任を持てないエネルギーということだ。もはや原発は反社会的存在だ。原発を造る金を貸せと言われたら、お断りする」

―電力債は、金融機関の運用手段としても重要だ。

「東電の株式と社債は、事故後に売却した。金融機関は公共的な存在だ。東電の株式や社債に投資をするわけにはいかない」

―経済界の中には、コストの安い原発を稼働しないと、日本経済が立ち行かないという意見が多い。

「原発のコストの方が低いという人で、いやしくもビジネスマンや経済に携わる者ならば、会計の原則ぐらい勉強していただきたい。コスト計算には、直接原価と間接原価があり、そこで総合原価計算が行われる。原発は、今あるウランを使うだけならば直接原価は低い」

「では、その結果の間接原価はどうなのか。将来の廃炉費用や、使用済み核燃料の保管料や処理費用、工事費や人件費、地代がカウントされているのか。カウントされていない。われわれは今、時価会計で、将来に発生するキャッシュフローをすべて現在価値化し、負債計上している。原発にはそれが入っていない」

「1回事故が発生したら、天文学的なコストがかかる。貸し倒れ引当金の積み立ての考え方を入れれば、とんでもない引き当てを積まなければならない。これは、不採算というのではないか。国家ぐるみの壮大な粉飾決算だ」

――原発の再稼働ができなければ、値上げしなければならない。顧客の中小企業にとっても、それは経営上の困難になるのではないか。

「まず、原発の将来に発生する未計上のコストをちゃんと計上しなければならない。その上で、原発を再稼働させたら、もっと値上げをしなければならない」

「新しい電力産業が勃興してくれば、新産業としてモノづくりの復活にもつながる。例えば、石炭ガス化コンバインド発電やソーラーパネル、さまざまサービスも増える。工事やモノづくりに携わるわれわれの顧客たちにも恩恵がある。原発の再稼働では、新産業は生まれない」

――経常赤字を懸念する指摘もある。

「燃料の輸入によって、貿易収支が悪化し、経常収支が赤字に陥るのは日本経済にとってマイナスだという指摘は、本当に正しいのか。経常収支が赤字でも成長している国はたくさんある。日本は、黒字を溜め込み、結果的に円高になり、デフレから抜け出せなかった。輸出入のインバランスは、為替で調整される」

――大手銀行は、福島第1原発の事故後に、東電に対して巨額融資を行った。どのように評価する。

「第2の住専問題だという気がする。当時も、政府が保証するからとみんなが貸して、最後は損失となった。1980年代のバブル時も金融機関は公共性という考えを放棄し、その後、大きなツケを払わさられることになった。金融機関は、引き返す勇気を持つ必要があると思う」

――大手行は公共性を考えて貸しているのではないか。

「それは、公共性を勘違いしている。東京電力を生かすことが公共性ではない。安全でコストの安い電力サービスを継続的に安定的に保証することが公共性なのではないか。もっと見識を持たなければならない」

(インタビュアー:布施太郎 浦中大我)

クリミア自治区の住民投票結果

2014年03月19日 08時41分51秒 | TPP
クリミアを国家として承認、プーチン大統領が署名

 事態が緊迫しています。ウクライナからの独立を宣言したクリミアをロシアのプーチン大統領が独立国家として承認。欧米の反発はますます強まっています。プーチン大統領は、日本時間の18日午後8時から演説を行う予定で、クリミアの編入を宣言する可能性もあります。

 ロシアのプーチン大統領は17日、ウクライナからの独立を宣言したクリミアを「独立国家」として承認する大統領令に署名しました。16日に行われた住民投票でクリミアの住民の意思が示されたとして、クリミアを主権国家として承認するもので、即日発効したということです。

 プーチン大統領は、日本時間の18日午後8時から議会で演説を行う予定で、クリミアを事実上の影響下に置くプーチン政権がロシアへの完全編入に踏み切るのかどうか、演説の内容が注目されます。

 「(対ロ)制裁を拡大する大統領令に署名しました」(オバマ大統領)

 クリミアの住民投票を受け、アメリカのオバマ大統領はロシア・プーチン政権の要人を対象とする追加制裁を発表しました。今回の住民投票は、ウクライナの憲法や国際法に違反し認められないとしたうえで、「ウクライナへの介入を続けるなら、さらなる制裁を実施する」と述べました。

 またEUも17日、外相会議を開き、ロシアの黒海艦隊司令官ら21名を対象に、資産の凍結とEU各国への渡航制限を発表しました。ロシア側の譲歩がなければ、20日のEU首脳会議でプーチン大統領に近い幹部にも制裁の対象を広げると警告しています。(18日15:47)

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クリミアの住民投票が欧米の反対を押し切った形で行われた。
クリミアの投票結果は京都新聞によると、
  投票率  83.1%
  編入支持 96.77% (開票率100% クリミア選挙管理委員会発表)
という事で、驚異的な支持率で、ロシアへの編入を支持する住民が多かった事が判明している。

それなのに昨夜のテレビで放送していたが、
アメリカのバイデン副大統領がオランダに来ていて、
クリミアのロシア編入は認められないと演説しておられた。
突然政変が起きて、選挙で選ばれた大統領が武力で追い出された国の自治区が、
投票率83%余りで97%近くの人が賛成して選んだ方針を、採用したらいけないなどとバイデン米副大統領は言っておられた。
こんな事を世界に向けて言う副大統領を持つアメリカとは、
民主主義を何と考えている国なのだろう?

これから日本を含む所謂西側諸国は、
ロシアがクリミアの住民投票を阻止しなかったのは怪しからん事だと言って、
ロシアに経済制裁を課すのだそうである。

今朝の田中龍作ジャーナルの記事によると、
ロシアのプーチン大統領が「クリミアの併合」を布告した18日、州都シンフェロポルのウクライナ軍基地で銃撃戦があり、死傷者が出ているもようだそうである。

大きな事にならねば良いが・・・・・



売国奴に愛国心教育等出来はしない

2014年02月19日 10時36分55秒 | Weblog


「郷土愛・愛国心育むため」 安倍内閣が識者会議設置へ
 郷土愛や愛国心を育もうと、安倍内閣が「ふるさと」をテーマにした有識者会議を来月中に立ち上げる。伝統や文化、自然を重視する内閣の姿勢をアピールする狙い。夏をめどに提言をまとめ、2014年度予算案への反映をめざす。

 「ふるさとづくり推進会議」(仮称)として、木村太郎首相補佐官(ふるさと担当)の下に設置する。メンバーは地域振興に取り組む民間人や自治体関係者。空き家を使った企業誘致で人口減少に歯止めをかけた徳島県神山町のNPO法人「グリーンバレー」の大南信也理事長も加わる。

 会議では、神山町などの事例をもとに話し合うほか、「ふるさとを理解することが、郷土愛や愛国心を醸成する」(政府関係者)として、小学校で地域の歴史や文化を学ぶ機会を増やすなど、教育も議論のテーマに取り上げる。

 安倍晋三首相は、「美しい国」を掲げた第1次内閣で、日本画家の平山郁夫氏を座長に「美しい国づくり」企画会議を設けた。また、「我が国と郷土を愛する態度を養う」とする改正教育基本法を成立させた。環太平洋経済連携協定(TPP)への交渉参加を表明した際には「息をのむほど美しい田園風景を断固として守る」と強調している。


美しい田園風景を断固として守ると言いながら、
平気で原発の再稼動を推し進めたり、
農家を壊滅させ田園風景を荒らしてしまう恐れのあるTPPを、積極的に推進したりしている安倍政権!

その上軍備拡張して軍事産業を潤す為に、外交努力を放棄して国際間に問題を醸成している安倍政権!

こんな愛国心等欠片もない売国政権に、愛国心教育等出来る訳がない。
彼らは国民の財産を売り渡しきった後で、売るものが無くなった時に、国民の生命を差し出しやすくするために、愛国心教育だと騙して国民を奴隷的精神の人間に変える為に、幼児から洗脳しようとしているのである。

昨今の売国政治家を見せ付けられていると、愛国心教育は必要だとは私も思うけれど、
売国奴どもに日本の子供の教育を任せたら、
愛国心と称して、売国奴どもに命を捧げたがる国民へと洗脳されてしまうだけだろう。

戦争屋と売国政治家達には絶対に愛国心教育をさせてはならない。

太っ腹な近江商人の末裔

2014年01月19日 13時56分45秒 | 国内情報
小判や丁銀85点2千万円相当発見 長浜の旧家
滋賀、小判や丁銀85点発見 滋賀県長浜市は14日、市内の旧家から江戸時代の小判など85点が見つかったと発表した。市によると、現在の価格に換算すると約2千万円相当。「85点もまとまって見つかったのは珍しい。旧家の商人がコレクションしていたのではないか」としている。
 長浜市によると、85点は金の小判15枚や丁銀2枚などで、重さや金の含有量などから1600~1860年ごろと特定した。(共同通信)


先週は滋賀県長浜市が全国的な話題になっていました。
長浜市に古い店舗と土蔵を寄付していた四居家は、2000万円相当の値打ちのある小判等が見つかったのを知らされても、総て長浜市に寄付したのだから、小判等も長浜市の所有にしておいて下さい、と言われたそうです。
何とも太っ腹な人ではありませんか。
この一言で現在のご当主は、ご先祖の名誉を守ったご子孫と言えるでしょう。

細川護煕氏が昨秋安倍総理がオリンピック招致に狂奔していた当時、
「安倍(晋三首相)さんが『五輪は原発問題があるから辞退する』と言ったら、日本に対する世界の評価は格段に違った」と述べておられたそうですが、
当主の一言で、その家やその国の印象はかくも違って来るものの様です。

尤も、現在の四居家がお金に困っておられないから、こういう太っ腹な申し出がお出来になられたのでしょうけれど・・・・・
(オリンピック辞退には、お金はかからないから尚更、安倍総理には『五輪は原発問題があるから辞退する』と言って頂きたかったものですね。)

秘密保護法を廃案にしよう

2013年12月19日 11時21分35秒 | 思想信条
stop秘密保護法というサイトに載っていた
「秘密の安倍ちゃん」の歌詞を転載させていただきます。
秘密保護法は絶対に廃案にしましょう。

*****************
《ひみつの安倍ちゃん》
(ひみつのアッコちゃんのようにルンルンと歌いましょう 拡散してください。)

野党を抱き込み 高飛車で がーんとゴリ押し それはなあに
それは ゾンビ ゾンビが復活 ツンツツン
死んでなかった 戦前に後戻り ツンツツン
それはなあに それは ひみつ ひみつ ひみつ ひみつの安倍ちゃん


役人から一般人まで あみかける 脅しの法律 それはなあに
それは 監視 監視の中から エッヘヘ
暗黒の時代が やってくる エッヘヘ
それはなあに それは ひみつ ひみつ ひみつ ひみつの安倍ちゃん

科学者 弁護士 キャスターと みんな反対 それはなあに
それは 治安 治安維持法よりひどいよ ツンツツン
国会の 破壊がはじまった ツンツツン
それはなあに それは ひみつ ひみつ ひみつ ひみつの安倍ちゃん

共謀 煽動 教唆とか なんでも逮捕さ それはなあに
それは公安 公安のさばる ブーブブー
疑心暗鬼の 世の中よ ブーブブー
それはなあに それは ひみつ ひみつ ひみつ ひみつの安倍ちゃん


国民主権 平和主義 わすれちゃいけない それはなあに
それは 情報 情報公開 ドンドドン
死んではいけない民主主義 ドンドドン
それはなあに それは 廃案 廃案 廃案 さよなら 安倍ちゃん

憲法9条の功徳 by 中村哲

2013年11月19日 10時15分12秒 | ペシャワール会
「マガジン9:http://www.magazine9.jp/」(http://www.magazine9.jp/interv/tetsu/tetsu.php)
この人に聞きたい中村哲さんに聞いた
アフガニスタンという国で、9条をバックボーンに活動を続けてきた
から転載された「晴耕雨読」の記事を、重ねて写させていただきます。


*******************
久しぶりに帰国された、医師の中村哲さんにお会いしました。

もちろん、みなさんご存知のように、中村さんは「ペシャワール会」の代表として、パキスタン、アフガニスタンで、さまざまな活動に携わっておられます。
 
その中村さんに、現地での活動状況と、特に憲法9条との関連について、お伺いしました。

なかむら・てつ
1946年福岡市生まれ。九州大学医学部卒。NGO「ペシャワール会」現地代表、PMS(ペシャワール会医療サービス)総院長。専門は神経内科(現地では内科・外科もこなす)。国内の診療所勤務を経て、1984年パキスタン北西辺境州の州都のペシャワールに赴任。ハンセン病を中心としたアフガン難民の診療に携わったのをきっかけに、井戸・水路工事による水源確保事業など現地での支援活動を続ける。著書に『医者、用水路を拓く--アフガンの大地から世界の虚構に挑む』(石風社)『アフガニスタンで考える--国際貢献と憲法九条』(岩波ブックレット)など。

アフガニスタンの人々の「生活」を取り戻すために

編集部

 中村さんがお書きになった本や、インタビューなどを読ませていただきました。その中でも、最近出版された『医者、用水路を拓く』(石風社刊)は、ほんとうに面白い本でした。

『医者、用水路を拓く』(石風社刊)1,890円(税込)

中村

 そうですか。ありがとうございます。そう言っていただけると、とても嬉しいです。あの本は、土木工事のかなり専門的なことを重点に書いたもので、一般の方が読んで面白いのかな、と、少し心配していたんです。

編集部

 いえいえ、いい喩えにはならないかもしれませんが、まるでハードボイルド小説を読んでいるみたいにスリリングで。

中村

 それはとても嬉しいです。“面白い”と言われるのが、何よりの励みになりますね。

編集部

 船戸与一さんの小説みたいでしたよ。まあ、船戸ハードボイルドには、癖のある悪人ばかりが登場しますが、この『医者、用水路を拓く』には、悪人がほとんど出てこない。とても読後感の爽やかなハードボイルド…(笑)。いや、中身はほんとうにハードですけれど。

中村

 そうですか。そういう読まれ方もあるんですね。なにはともあれ、面白く読んでいただけたのは、とても嬉しいことです。
編集部

 この本では、「ペシャワール会」(編集部注・中村医師のパキスタンやアフガニスタンでの活動を支えるために、1983年に作られた組織。パキスタンのペシャワールにちなんで名付けられた)が行っている、用水路建設について詳しく触れておられますね。現在ではむしろ、医療よりも水源確保により多くの力を注いでいる、という印象を受けますが。

中村

 そうですね。現在は、アフガニスタンでの灌漑事業に主力を注いでいますので、毎日が土木作業です。ほとんど用水路建設にかかりきりで、野外での作業ばかりなんですよ。それで、ごらんのように真っ黒です。ナニ人か分からない、なんてしょっちゅう言われますね。この用水路建設事業は、僕が言い出しっぺなので、仕方なしに土木技師をやっているわけです。

編集部

 医療よりも用水路建設が優先、ということですか。アフガニスタンは、現在、それほど水源が枯渇している状況にあるのですか。

中村

 そうです。2000年から始まったアフガニスタンの大干ばつは、凄まじいものでした。アフガンの人々の生活を、根底から突き崩してしまったといってもいいと思います。我々ペシャワール会は、彼らの元の生活を、まず取り戻すことが、なによりも先決ではないかと考えたわけです。


まず「生き延びる」ための支援を

編集部

 日本政府はよく国際貢献と言いますが、どうもそれがズレている感じがします。中村さんたちがなさっているような事業に、もっとお金を出すべきじゃないか、なんて単純に思ってしまいますけど。

中村

 端的に言えば、人々が生存するための、生きていくための事業に対する支援。これがなんと言っても第一だと思いますけどね。我々は、日本政府からは一円の援助も受けていませんが、どうも、日本政府の援助の仕方は、あまりそういう生存への援助にはなっていないんじゃないか、と思いますね。いや、日本政府に限ったことじゃなく、アメリカやほかの国際組織のやり方にも、僕は違和感を覚えることが多いんです。

編集部

 生存への援助になっていない?

中村

 そう。例えば欧米の団体などでは、男女平等を訴えるグループもあれば、情報網の完備だとか言って、通信網やネットの整備に力を注ぐ人たちもいます。いまや、首都カーブルの一角には、インターネットカフェなんかまでできています。

 もちろん、それが悪いとは言いませんが、そんなことよりももっと以前に、まずみんなが生きていかなくちゃ、ということが不思議なくらい話題にならない。どうしても、政治的な動きだけが伝えられて、それにしたがって、僕に言わせれば無駄なところへ援助資金が投下されている、そんなふうに見えるんです。完全に、情報操作としか言いようがないですよ。まず、生き延びることが、いちばん大切なはずでしょ?

編集部

 援助すべきところが違うんじゃないか、と。

中村

 例えば、アフガンの大干ばつにしても、それを防ぐために何をすべきか、というところをよく考えて援助の方向を決める。それは、みんなが納得することなんですね。アフガンでは、ほんとうに生きていけない人たちが増大している。なにしろ、2500万人の人口のうち、1200万人がこの干ばつで被害を受け、500万人が飢餓線上、100万人が餓死寸前という状況にあるのがアフガニスタンですよ。そこへ、男女平等だとか情報網の整備だとか言っても、それがどうだと言うんですか。

編集部

 まず、命を、ですね。

中村

 アフガンに限って言いますと、生き延びることに対する支援でしょうね。単に学校教育――自分の国の教育もきちんとできていないのに、よその国の教育がどうのこうの言ったって仕方ない。まず、生きられるようにしてあげる協力ですよ。これには、誰もが納得するんじゃないでしょうかね。

編集部

 それが、中村さんたちペシャワール会が目指したことなんですね。

中村

 そうです。大干ばつの後、我々の診療所にやってくる患者は、子どもたちがほんとうに多かった。その背景には、栄養失調と水不足があるんです。それが、子どもたちを直撃したんですよ。水不足で農業ができなくなり、村そのものが消えてしまったところも珍しくない。それが、アフガン全土で起こった現実です。うちのダラエルヌールの診療所の近所でも、一時、2軒を残して完全に無人化したこともあったほどです。全部、難民化したんですよ。

編集部

 それで、水資源確保のために、井戸掘りを始められたわけですね。

中村

 そうですね。井戸掘りを始めたのが、2000年の7月でした。それは、すでに1670本になりました。そのおかげで、40万人以上が村を離れずにすんだんです。

編集部

 それがさらに、用水路の建設へと発展していった…。

中村

 もちろん、診療をやめたわけではありませんが、ある意味、医療だけでは限界があると感じたんです。水がなければ農業が続けられない。日々の糧を得ることができないんですから、生きて行きようがない。それに、きれいな水がなければ、伝染病などが蔓延するのを防ぐことだってできない。だから、我々の現在の仕事は、用水路の建設と医療の2本立てなんです。


数字だけを見ることには、
何の意味もない

編集部

 用水路建設の進み具合はいかがですか。そうとうの難工事の連続だったようですが

中村

 2003年3月から始めて、現在まで16.5キロを完成させています。これで、合計5000ヘクタール弱の農地を潤せる計算になります。漠然としたことしかいえませんが、この用水路1本で、数十万人が食えることになるのは確実です。

編集部

 ここまで来るには大変だったでしょうね。

中村

 ほんとうに、最初は手探り状態。その中で、日本各地の取水方式が、とても参考になりました。日本方式と言っても、江戸時代や戦国時代の技術を、アフガンで再生しているんです。ほとんど機械が使えないような状況の中では、こんな日本古来の人力に頼った技術が、思わぬ効果を発揮するんですね。

編集部

 そういう活動を、ほかの団体がなぜもっと行わないんでしょうか。

中村

 たとえば国連の機関なんかも、すべてを数字で置き換えてしまうんですね。ソ連軍の侵攻と撤退とそれに伴う内戦や大混乱、さらにはその後の大干ばつなどで、故郷を捨てざるを得なかった難民が大発生しました。それに対し、国連などが“帰還事業”を行い、「200万人のうち、130万人を1年間で帰した」なんて発表するんですよ。そうすると、ほんとうは難民は70万人しか残っていないはずじゃないですか。ところが実際は、300万人の難民が現実に存在している。
 僕らは言うんです。「むしろ、難民は増えている」と。「復興帰還プロジェクトなんて、帰ってそこで人々が生活できる基盤を作らないと成立しないんだ」と、僕らが盛んに言うもんだから、それで反感を買ってしまう、という面もあるんでしょうね。国際機関は、とにかく数字を示して自分たちの活動の成果を誇示しようとします。そうすることが、次期の予算やなんかにも影響してきますからね。

編集部

 スタンスが違うわけですね。お聞きしていると、まずどんな事業に資金や援助をつぎ込むかを、もっと見極めなくては、という気がしますね。優先順位を、きちんとつけて重要なところから始めていく。

中村

 そうです。まず生きることです。あとは、はっきり言って、タリバンが天下を取ろうが反タリバン政権になろうが、それはアフガンの内政問題なんですね。そのスタンスさえ崩さなければ、我々を攻撃する連中なんかいませんよ。それどころか、政府、反政府どちらの勢力も、我々を守ってくれるわけです。


「平和国家」日本に期待されていること

編集部

 現地では、NGOとか国際機関なんかが襲撃されるということは、かなりあるんですか?

中村

 何回も、見聞きしたことはありますよ。でも、我々ペシャワール会が襲われたことは一度もありません

編集部

 それだけ、ペシャワール会の活動が現地の方々に浸透しているということでしょうか。

中村

 そうですね。アフガンの人たちは、親日感情がとても強いですしね。それに、我々は宗教というものを、大切にしてきましたから。

編集部

 宗教とは、やはりイスラム教…。

中村

 おおむね、狙われたのはイスラム教というものに無理解な活動、例えば、女性の権利を主張するための女性平等プログラムだとか。現地でそんなことをすると、まず女性が嫌がるんです。キリスト教の宣教でやっているんじゃないか、と思われたりして。

編集部

 宗教的対立感情みたいなものですか?

中村

 いや、対立感情は、むしろ援助する側が持っているような気がしますね。優越感を持っているわけですよ。ああいうおくれた宗教、おくれた習慣を是正してやろうという、僕から言わせれば思い上がり、もっときつくいえば、“帝国主義的”ですけどね。そういうところの団体が、かなり襲撃されています。民主主義を波及させるというお題目は正しいんでしょうけれど、やっていることは、ソ連がアフガン侵攻時に唱えていたことと五十歩百歩ですよ。

編集部

 ペシャワール会は、そういうことからは無縁であったということですね。

中村

 そうです。それに僕はやっぱり、日本の憲法、ことに憲法9条というものの存在も大きいと思っています。

編集部

 憲法9条、ですか。

中村

 ええ、9条です。昨年、アフガニスタンの外務大臣が日本を訪問しましたね。そのとき、彼が平和憲法に触れた発言をしていました。アフガンの人たちみんなが、平和憲法やとりわけ9条について知っているわけではありません。でも、外相は「日本にはそういう憲法がある。だから、アフガニスタンとしては、日本に軍事活動を期待しているわけではない。日本は民生分野で平和的な活動を通じて、我々のために素晴らしい活動をしてくれると信じている」というようなことを語っていたんですね。

編集部

 平和国家日本、ですね。

中村

 ある意味「美しき誤解」かもしれませんが、そういうふうに、日本の平和的なイメージが非常な好印象を、アフガンの人たちに与えていることは事実です。日本人だけは、別格なんですよ。

編集部

 日本人と他国の人たちを区別している?

中村

 極端なことを言えば、欧米人に対してはまったく躊躇がない。白人をみれば「やっちゃえ」という感覚はありますよ。でもね、そういう日本人への見方というのも、最近はずいぶん変わってきたんです。

編集部

 それは、なぜ、いつごろから、どのように変わってきたんですか?

中村

 いちばんのキッカケは湾岸戦争。そして、もっとも身近なのは、もちろんアフガン空爆です。アメリカが要請してもいない段階で、日本は真っ先に空爆を支持し、その行動にすすんで貢献しようとした。その態度を見て、ガッカリしたアフガン人はほんとうに多かったんじゃないでしょうかね。

編集部

 せっかくの親日感情が、そのために薄らいでしまったんですね。

中村

 それでも、いまでもほかの国に比べたら、日本への感情はとても親しいものです。この感情を大事にしなければならないと思うんです。湾岸戦争のときに、「日本は血も汗も流さずお金だけばら撒いて、しかも国際社会から何の感謝もされなかった。それが、トラウマになっている」なんて、自民党の議員さんたちはよく言うようですけど、なんでそんなことがトラウマになるんですか。「お金の使い方が間違っていた」と言うのならいいのですが、「もっと血と汗を流せ」という方向へ行って、とうとうイラクへは自衛隊まで派遣してしまった。僕は、これはとても大きな転回点だったと思っています。
 これまでは、海外に軍事力を派遣しない、ということが日本の最大の国際貢献だったはずなのに、とうとうそれを破ってしまったんです。これは、戦争協力ですよね。そんなお金があるんだったら、福祉だの農業復興だの何だの、ほかに使い道はいくらでもあるというのに。

編集部

 ほんとうにそうですね。お金をどのように使うか、国際貢献とか国際援助とかいうのなら、最初に中村さんがおっしゃったように、まず「生存」のために使うべきですよね。

中村

 日本は、軍事力を用いない分野での貢献や援助を果たすべきなんです。現地で活動していると、力の虚しさ、というのがほんとうに身に沁みます。銃で押さえ込めば、銃で反撃されます。当たり前のことです。でも、ようやく流れ始めた用水路を、誰が破壊しますか。緑色に復活した農地に、誰が爆弾を撃ち込みたいと思いますか。それを造ったのが日本人だと分かれば、少し失われた親日感情はすぐに戻ってきます。それが、ほんとうの外交じゃないかと、僕は確信しているんですが。


9条は、僕らの活動を支えてくれる
リアルで大きな力

編集部

 そう言えば、雑誌『SIGHT』(07年1月)のインタビューで、「9条がリアルで大きな力だったという現実。これはもっと知られるべきなんじゃないか」とおっしゃっていましたね。

中村

 そうなんですよ。ほんとうにそうなんです。僕は憲法9条なんて、特に意識したことはなかった。でもね、向こうに行って、9条がバックボーンとして僕らの活動を支えていてくれる、これが我々を守ってきてくれたんだな、という実感がありますよ。体で感じた想いですよ。
 武器など絶対に使用しないで、平和を具現化する。それが具体的な形として存在しているのが日本という国の平和憲法、9条ですよ。それを、現地の人たちも分かってくれているんです。だから、政府側も反政府側も、タリバンだって我々には手を出さない。むしろ、守ってくれているんです。9条があるから、海外ではこれまで絶対に銃を撃たなかった日本。それが、ほんとうの日本の強味なんですよ。

編集部

 その体で実感した9条を手放すことには、どうしても納得できない。

中村

 具体的に、リアルに、何よりも物理的に、僕らを守ってくれているものを、なんで手放す必要があるんでしょうか。危険だと言われる地域で活動していると、その9条のありがたさをつくづく感じるんです。日本は、その9条にのっとった行動をしてきた。だから、アフガンでも中東でも、いまでも親近感を持たれている。これを外交の基礎にするべきだと、僕は強く思います。

編集部

 お話を伺って、中村さんたちの活動は、それこそ「ノーベル平和賞」に十分に値するものじゃないかと、とても強く感じました。これからも、ほんとうにお体や健康にお気をつけて、素晴らしい活動をお続けください。
 本日は、長時間、ほんとうにありがとうございました。

中村

 はい、こちらこそありがとうございました。第2期用水路建設に向けて、もっと日焼けしてきます(笑)。





※中村さん(ペシャワール会)の活動の場所をGoogleMapでご覧ください。
(ブラウザのバージョンによっては、閲覧できません。)

●ペシャワール会
http://www1a.biglobe.ne.jp/peshawar/
○活動エリアについては、以下にもあります。
http://www1a.biglobe.ne.jp/peshawar/ayumi.html

「9条がある」ことこそが、日本という国の本当の強みだ、と指摘する中村さん。
さまざまな困難に身をさらしながらの活動の中から生まれたその「実感」に、
私たちはもっと真摯に耳を傾けるべきなのではないでしょうか?
中村さん、ありがとうございました!

ペシャワール会報を見て

2013年10月19日 07時51分05秒 | ペシャワール会
昨日届いたペシャワール会報の
「緑の大地計画」の最大懸案に見通し
  度々の大洪水の中、事業は多用かつ大規模に
          30年目の秋に

という見出しの、中村哲さんの文章の一部を引用させて頂きます。
 この秋も例年のごとく、河周りの工事が目白押しです。最大のものは、何と言っても「マルワリード=カシコート連続堰」の完成です。昨冬基礎工事を終えたものの、今夏の大洪水の影響で、かなりの修正を迫られそうです。これは良いことで、洪水通過を十分に考慮し、丈夫で長持ちするものが出来ると思います。(下線は当ブログ)

苦労を重ねて出来上がったばかりの「マルワリード=カシコート連続堰」が洪水でやられても、
「これは良いことで、洪水通過を十分に考慮し、丈夫で長持ちするものが出来ると思います。」と、淡々と語っておられるのです。
何と粘り強い人だろうと、改めて感心させられました。

ハンセン病患者を主に診てこられた中村哲医師にとっては、
何度も何度もこれ以上の試練の連続の30年だったのかも知れません。

中村さんが始めて自伝を出されるそうです。
ちょっと読んでみたくなりました。

天、共に在り
アフガニスタン30年の闘い
(NHK出版)2013年刊

中秋の名月

2013年09月19日 07時25分27秒 | 日常徒然
今日は中秋の名月です。
昨夜の夜半過ぎ(日づけは今日)目が覚めたとき、障子を通した外の明るさに驚きました。
常日頃でも街灯で室内に豆電球をつけて寝る必要がないほど明るいのですが、
満月の明るさはそれを更に超えるものでした。
満月も月によっては、夜半でも横になっていても見えていたのに、
昨夜の満月は中天高く上っていて、窓から顔を覗かせなければ、月の姿を見ることが出来ませんでした。
月が中天に昇ったとき、その高度に差があるのかどうか、自信がなくて、
検索してみましたら、南中時の高さは一定ではないという事が分かりました。
月の公転軌道面と地球の公転軌道面の関係についての質問への答えに
月の公転軌道面と地球の公転軌道面は、5°ちょっと傾いています。地球の自転軸から見ると、地軸の傾きが加わるので最大で約 28.5°傾くことになり、その分だけ南中時の月の高度が上下しています。
という答えがありました。どうやら気の所為ではなかったようです。

日本の彼方此方に洪水を齎した台風18号の通過した地域全域では、台風の後3日連続で快晴となっているようです。
大雨で洪水被害を受けられた地域では、復旧作業に大変だと思いますが、この晴天はせめてもの慰めになっているのではないでしょうか。
然しながら、床上までが水に浸かったら、畳も家具も滅茶苦茶になるのですから、本当に気が重いことだろうと、想像するだけでも気が重くなります。

それにしても、この台風18号の齎した雨が、中国大陸に行っていたら、水不足で苦しんでいる中国の人々にとっては、恵みの雨となったでしょうのに、
中国に行かないで日本列島を縦断して大雨となり、日本は洪水に苦しんでいます。

以前には中国大陸に行っていた雨が、日本列島で降るようになって、中国も日本も苦しんでいます。
自然への感謝を忘れて自然を侮り、したい放題してきた人類は、
自然への畏敬の念を思い出して、
これからは自然を大切にせねばならないという事なのではないでしょうか?

「官製ファンド」という名の究極の税金泥棒

2013年08月19日 07時17分50秒 | 政治
天木直人のブログに「官製ファンド」という名の究極の税金泥棒という記事があった。
官僚の新たな天下り先創りの政策のようである。
将に「税金泥棒」と言っても過言ではない悪行である。
以下に天木さんの記事を引用させて頂く。

「官製ファンド」という名の究極の税金泥棒
 きょう8月18日の朝日が一面トップで、「官製ファンド乱立 民業圧迫批判も」という見出しの記事を掲げていた。

 その要旨は次の如くだ。すなわちアベノミクスの成長戦略を進める官製ファンドが乱立しているという。たとえば経済産業省が日本のアニメや音楽などの海外展開を進めるファンドを運営する「クール・ジャパン推進機構」を今秋にも設立するという。 内閣府も、民間資金を生かして公共施設の建設・運営を促進するファンドを持つ「民間資金等活用事業推進機構」を立ち上げる。 文部科学省は、東大や京大など大学発ベンチャーに投資するファンドを検討中であるという。 ざっと九省庁にのぼり、その資金は総額約4兆円という。

 この巨額の資金量を背景に国が投資ビジネスに参入すれば、全体で1兆円に満たない民間の投資ファンドは歯が立たない。このため民間ファンド側は「民業圧迫」にならないよう官製ファンドの投資基準の明確化を求めている、という記事だ。

 何気なく読み過ごしそうになっていた私は、やがてこの記事の中に見逃せない深刻な問題が潜んでいる事に気づいた。

 この官製ファンドこそ、国家予算を使って天下り先の確保をはじめとした数々の税金泥棒を行なう官僚たちのあらたな手口なのだ。

 その記事はこう書いている。

 官製ファンドの乱立の背景には、各省庁がまとまった資金をプールでき、しかもOBや現役の受け入れ先に活用できることがある。出したら戻らない補助金と違って、投資なら見返りも期待できる。だが投資に失敗すれば国民負担となって跳ね返ってくる・・・

 これこそが年金の流用をはじめとしたこれまでの官僚たちのシロアリぶりの典型だった。

 それを退治することこそが政権交代以来のこの国の公務員改革や行政改革の目的だったはずだ。

 ところが、それが腰砕けに終ったと思ったら、いまアベノミックスの成長戦略に悪乗りし、「官製ファンド」の名の下で、より大規模に、公然と増殖しているのである。

 このおぞましい実態は、アベノミクスの下で、増税や社会保障・医療保険切捨てがどんどん進む事を考えると絶対に許されないことだ。

 国民間の不平等、不公平が犯罪的とも言える形で進んでいるということである。

 「官製ファンドの乱立」問題は、今後メディアによって白日の下にさらされ、世論によって早急に糾弾されなければいけない問題なのである(了)

参議院選挙が近づきました

2013年07月19日 06時52分54秒 | TPP
参議院選挙がいよいよ近づいてきました。
この選挙で自民党を圧勝させ、TPPを無条件で承認させるような事になったら、
その後の日本はどんなに酷い状態になってしまうか恐ろしい限りです。

私は比例区は「みどりの風」の山田正彦さんに投票する積りです。
どんなに脱原発を唱えていても、TPPに参加したら原発を禁止するかどうかさえ、日本政府の自由にはならなくなってしまうのです。
TPPのISD条項は日本人の政治的選択の自由を総て取り上げてしまう、民主主義壊滅条約なのです。
TPP参加に賛成と言いながら「脱原発」の振りをする政党は、
信用ならない政党と思って間違いないでしょう。

山田正彦さんは民主党員のときから、TPP阻止の為に本気で頑張ってきておられます。
ですから「山田正彦」さんにどうしても、国会議員に返り咲いてもらいたいと、私は切に願っているのです。

どうか比例区は「山田正彦」で宜しくお願い申し上げます。

色んな異名を持つアベノミクス

2013年06月19日 07時23分18秒 | 経済
安倍総理の経済政策は、アベノミクスと銘打っていたようであるが、
今世情では様々な異名が奉られているらしい。
  (引用
アベコベミクスだ,アベノリスク学だとか揶揄された安倍「経済・金融政策」は,とうとうアホノミクスだダメノミクスとまで指称されている。この調子でいったら近いうちに,バカノミクスあるいはゴミノミクス,ウソノミクス,アべズレミクス,メイワクノミクス,トンデモナイノミクス,ゴメンナサイノミクスなどともいわれかねない。だんだん恐竜の名前みたいになったが。

雨の前のグランドゴルフ

2013年05月19日 15時54分49秒 | 日常徒然
このところ毎日五月晴れのお天気が続いていたが、
午後からとうとう雨になった。

午前中私は、町内会開催のグランドゴルフ大会に参加した。
回覧板で参加者を募っても、応募者が全然ないので困った役員さんに、頼み込まれての出場であったが、結構楽しかった。

午前中はずっと曇り空で、5月に行われる屋外競技にはもってこいのお天気だった。
12時半ごろ大会は終了し、家に帰り着いたのは1時少し前だったが、
家に帰り着いて10分位した頃から、可也強い雨が降り出した。

陽射しに悩まされる事もなく、雨に会う事もなく、
最も望ましいお天気に恵まれたグランドゴルフ大会は、
時折新緑の山を愛でながら和やかに終了した。

2011年3月11日の東日本大震災で、津波で家を流された人、
福島第一原発の過酷事故で、住み慣れた家に住めなくなった人。
被災地の苦境を知らないわけではないのに、
そして、本当にお気の毒な事と、心から同情している筈なのに、
大部分の日本人がしばしば被災地のことを忘れて、自分達日本人は昔どおりに、幸せな国民であると思っているような気がする。
(申し訳ない限りだけれど、私の心の内にも、暢気な部分があると思う。)

その上、破綻しかけている財政の下、金融資本に大盤振る舞いしている安倍政権の、アベノミクス政策により、日本の財政破綻は避けられないという話は嘘ではないと思う。
又安倍政権は戦争迄画策しているのも事実のようである。
こんな無茶苦茶な政権が、次の参議院選挙でも勝つだろうと言うのが、大方の分析である。

普通なら日本がこんな状況にあると分かったら、
居ても立ってもいられなくなる筈であるのに、
私は暢気にグランドゴルフ大会に出て、
何事もない時のように、単純に競技を楽しんでいたのだった。

私が鈍感すぎるのだろうか?
それとも、人はお尻に火がつくまで、ぴんと来ない生き物なのだろうか?

TPP交渉参加支持しない国もあるが・・・・・

2013年04月19日 07時44分49秒 | TPP
「TPP交渉参加カナダを除き日本支持」と今朝の新聞の一面トップには、
まるで日本が参加できる日を、国民総てが待ち望んでいるかのような書き方であった。
あんなTPPに頼んでまで入れてもらう意味が何処にあると言うのだろう?
今となったら、「カナダさん日本が入らない様に頑張って!」と、エールを送りたくなってしまう。

政府は間違ってもカナダの要求を呑んで、TPP参加を認めてもらうようなことだけはしないでほしいものである。

地震国日本 被害は津波被害だけではないだろうに・・・・・

2013年03月19日 11時39分06秒 | 原発・エネルギー問題
今朝の京都新聞一面トップには、大きな字で被害総額220兆円という文字が躍っていた。
もし南海トラフ地震が起きたら大変な被害が起きるだろうと言う試算らしい。

片方で地震の恐怖を煽りながら、
原発は安全を確認して続けるなどと寝ぼけたことを言う現政権。
日本が地震国であることを充分承知しながら、原発の安全を確認できると言う。
矛盾撞着も甚だしい。

今朝早朝には、福島原発の3つの建屋と使用済み核燃料の集合プールで、停電の為に冷却機能が働かなくなっているという。
4号機の使用済み核燃料プールは4日間冷却機能が回復しなかったら、高温になって爆発する恐れがあるそうである。
一つでも爆発したら、辺りは放射能濃度が高くなって人が近づけなくなり、他の原発や使用済み核燃料の集合プールも、続けて爆発する恐れがあるという。

こんな事態になってまで尚原発推進を続けていく為に、
全国に溜まっている使用済み核燃料の始末さえしようとしない日本の政府は、
世界に対して申し訳ないと思わないのだろうか?

環境大臣は恥という言葉を知っているのかしら?

2013年02月19日 10時58分30秒 | 原発・エネルギー問題
今朝の新聞に環境省は中国から飛んできた汚染物質について、体に影響があるような日には警報を出そうかと言っていると書いてありました。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130219/trd13021910150007-n1.htm

国内の放射能については口をつぐみ、詳細を調べようとさえしていない。
福島県民に起きた病気で放射能由来の病気と思えるものも、
福島原発の放射能とは関係ないと即座に断定して、あくまで原発推進を支持しながら、
大気汚染だけを大げさに言い募っている。
大気汚染も体に悪いけれど、放射性物質の健康への影響と較べたら、
その及ぼす悪影響は大気汚染は放射性物質の比ではないだろう。

外国人が此れを見たらどう思うか、石原環境大臣は想像できないのだろうか?
「恥を知れ」と言いたくなるのは私だけだろうか?