春 夏 秋 冬

めぐり来る 春夏秋 麗しき 大和し護れ 民草いとえ 
          

ブログ休止のお知らせ

このブログの表題に入れた短歌の、春夏秋冬の中の冬の字が、誰かによって削られて、修正不能になって久しいのですが、昨日から編集画面までが、誰かにいじられたようで、出す事が出来なくなっています。 この記事作成画面も、何時使用不能になるかもしれない状況にありますので、 春夏秋冬はこの記事をもって、しばらく休ませていただく事にしました。(2010年3月) * * * * * * *  Fc2ブログに不祥事が起き、広告主が引き上げたそうです。 Fc2は何時終了になるか予断を許さない状況かと思い、 気になる過去記事を少しずつ、こちらのブログに写す事にしました。(2015・4・24)

与謝野財務相と渡辺喜美元金融相 先物会社から迂回献金

2009年06月24日 21時41分13秒 | 国内情報

与謝野氏と渡辺喜美氏、先物会社から迂回献金か
 与謝野馨財務・金融・経済財政相と渡辺喜美・元行政改革担当相が総務省に届け出ている後援団体「政経政策研究会」(政経会)が商品先物取引会社や関連会社を経由して献金を受けていた疑いがあることが24日分かった。迂回(うかい)献金ならば政治資金規正法に違反する可能性がある。

 迂回献金をしていた疑いが持たれているのは「オリエント貿易」(東京都新宿区、現エイチ・エス・フューチャーズ)と関連4社。政治資金収支報告書などによると、政経会は1981年に設立され、同社の当時の社主が代表を務めており、事務所の所在地も同社と同じ住所となっている。

 政経会からの献金は、与謝野財務相の資金管理団体「駿山会」に92年から2005年にかけて計5530万円、渡辺元担当相の資金管理団体「温故知新の会」には95年から05年に3540万円。(13:37)


去年の3月に政府系ファンドを今にも作りそうな気配になっていたのだった。
確か渡辺喜美氏が政府系ファンドに随分熱心だったと記憶しているが・・・・・

しかしながら、現在のマスコミは自分のスポンサーの関っている事だったら、どんなに悪い事でも、良い事の様に言いくるめるのが常なのだから、
今回与謝野馨氏、渡辺喜美氏のスキャンダルがこうやってマスコミを賑わしていると言うことは、どういうことなのだろう?
彼等の敵が力を持って来たか、それとも此れまでのスポンサーの方針が変わったので見捨てられたということなのかな?
それともスポンサーの言う事に逆らって何かしようとしたと言う事?

近頃のマスコミのやり口を見ていたら、悪いから書き立てているとはとても思えない様な気がする。

宗谷、津軽など5海峡、領海幅3カイリに決められていた

2009年06月22日 10時22分30秒 | 国内情報
今朝の天木直人さんが今回も大新聞では報じられていなかったと、メルマガで嘆いておられたが、京都新聞では一面トップにこの記事が載せられていた。
「米核通過黙認に領海狭く」という見出しで、
政府が津軽海峡など5つの重要海峡の領海幅を、3カイリ(5.6キロ)にとどめ法的に可能な12カイリ(22キロ)を採用してこなかったのは、米軍の核搭載艦船による核持込を政治問題化させないための措置だった事が・・・・・・・・複数の元事務次官が共同通信に証言した。
という記事が載っていた。(やっぱり京都新聞の方が朝日よりはましだった
}天木さんの記事によると
領海幅をできるだけ広く取ろうとする事はあらゆる意味で主権国家の当然の行為
である。そして今日の国際法の下では少なくとも領海12カイリ(約22キロ)の
幅がどの国にも認められている。

 それにもかかわらず日本政府は、宗谷、津軽などの重要5海峡に限ってその
領海幅を意図的に3カイリ(約5・6キロ)にとどめてきた。

 なぜか。それは米軍の核搭載艦船がこれら海峡を通過するからだ。領海幅を
3カイリにとどめておけば米軍艦船は公海を通過することになる。逆に12カイリ
とすれば、日本の領海内を米国の核搭載艦船が自由に通過する事になる。

この事を外務事務次官経験者は次のように語っているという。

 「・・・(3カイリにした)おそらく唯一の理由だろう。だから自分は日本と
いうのは恥ずかしい国、勇気のない国、だらしのない国だと思った・・・」

 ただでさえ、政府・外務省は核持込を認める密約を重ねて国民を裏切っている。
だから国民への背信をどれほど積み重ねても、もはや大差は無いと思うのだが、
それでも嘘をつくことに対する良心が痛むのだろう。たとえ核密約がばれても、
米艦船は公海上を通過している、という口実を残したかったのだ。少しでも
嘘をつくことを避けたかったという事だ。
********
国民に本当のことを言う勇気がないために嘘を言い
その嘘がばれない為に、さらに別の嘘を言う。
しかもそれは国にとって不必要な権利放棄と軍事的危険さえ伴うもので、只の嘘ではないものである。

右翼は韓国ともめている竹島という、岩だけで出来たほとんど利用価値の無い島に執着して、
「例え利用価値は無くとも、国土を減らすということは国家にとって重大な事態だから、見逃すわけには行かない」とか何とか言っておられたようであるが、
領海も領土の一部とみなされる領域であるし、竹島と比べてその領域の面積は比べ物にならないくらいに広いというのに、何故か誰一人このことを嘆いておられるのを見た事がない。
私の世間が狭いだけで、実際にはその事を嘆いている、右翼も少しはおられるのかもしれないけれど、竹島、竹島と大騒ぎしているネトウヨさんには、余りこのことは気にならない人が多いようである。

要するに、一般国民はマスコミ又はその所属する処の指導者が、指し示す事がこの世の中の最重要課題であると、思い込む習慣ができてしまっており、それ以外は想像も出来なくなっているという事なのかも知れない。(他人のことは言えないのだけれど・・・・・)

正義の士?鳩山邦夫

2009年06月21日 15時42分13秒 | 国内情報
今日から梅雨に戻るという予報だったのだけれど、
午前中は何時降るか分からないどんよりとした空模様だったけれど、
午後からはうす曇の空から、陽がさす天気となった。
今日は一年で一番日が長い夏至である。
夏至の頃は大抵梅雨の真っ最中で、統計的には雨の日が多いらしいけれど、
晴れると陽射が強く暑くなる。
こんな日の太陽に地面を焼かれたら、今年の夏はどんなに暑くなる事だろう?

この夏ついに総選挙は行われるのだろうか?

鳩山前総務相:「選択肢は多い」 離党は否定
 自民党の鳩山邦夫前総務相は20日、福岡県久留米市内で開いた自らの後援会会合であいさつし、次期衆院選前の離党の可能性を否定した上で、「私がこの夏どういう行動を取るか、選択肢はいっぱい持っていたい。『おやっ』と思うような行動をする時があっても、私の基準は正義だ」との考えを示した。

 自民党内では総裁選の前倒し案が浮上している。鳩山氏の発言は衆院選前に総裁選が行われた場合、自らの出馬などを念頭に置いたものとみられる。【松尾雅也】


自民党総裁選前倒しで総裁選をするかもしれないということで、
鳩山邦夫氏が、自民党総裁職に食指を伸ばしかけているらしい。
やっぱり鳩山邦夫氏の、西川郵政社長否認劇は、
鳩山邦夫氏の売名も目的のうちに入っていたというのは本当なのかも知れない。

このニュースの中にある鳩山氏の言葉、
「『おやっ』と思うような行動をする時があっても、私の基準は正義だ」という言葉には、
小泉フィーバーの時の小泉元総理の、
「私に反対する者が、抵抗勢力です。」という言葉と、一脈通じるものが有るような気がする。

今度は国民を「正義の士」なる幻想に酔わせてあやつろうと、
政界のフィクサーたちは思っているのだろう。

小泉改革に騙された頃と比べて、私たち国民は、いくらかは成長したのだろうか?
次の総選挙で結果がでる。
そして今度間違えたら、気づいても後の祭りである。
次の選挙まで何年間も、国民の意思を示すチャンスは来ないだろうから。

梅雨の中休み最後の日

2009年06月20日 21時28分49秒 | 国内情報

今年初の「猛暑日」 熊本県菊池市35・7度、大分県玖珠町35・0度 21日から梅雨空に
2009年6月20日 20:15 カテゴリー:社会 九州 > 熊本
 福岡管区気象台によると、日差しが強く風が弱かった影響もあり、菊池は6月の気温として観測史上最高。長崎県島原市でも観測史上最高の34・4度を記録した。そのほか、大分県日田市34・2度▽鹿児島県さつま町32・5度▽宮崎県西米良村31・1度―など、軒並み厳しい暑さとなった。
 同気象台によると、九州地方は21日から向こう1週間、北部も南部もようやく曇りや雨の梅雨空が見込まれるという。
=2009/06/20 西日本新聞=


近畿地方もこのところ梅雨の中休み状態で、毎日強い陽射の日が続いていたけれど、
今日の夕方から、雲行きが変わってきた。
明日あたりから梅雨に戻るそうであるが・・・・・

今年の夏も、猛暑となるのだろうか?
やっぱり地球温暖化は、確実に進んでいるのかも知れない。

今夜のテレビのニュースで、7月解散8月総選挙に向けて動き始めている、与野党の党首の姿を報道をしていたが、
その時映されていた麻生さんの、街頭演説
「・・・・定額給付金、始めは評判が悪かったけれど、実際に出てからは(評判は)悪くなかったようではありませんか!皆さん覚えていますか?忘れないでね!」ですって。

此れでは定額給付金は、買収工作の為に出しました。と問わず語りに白状しているようなものではありませんか!
こんな頭で1年近く日本は外交交渉をされ、
国の運営をされていたのかと思うと悲しくなりますね。
それでもやっぱり、麻生総理はサミットにも出て行く気でおられるのでしょうか?
外国の首脳も、無駄な時間を過ごさせられて迷惑じゃない?
イエイエ、日本からたんまり資金を引き出せるチャンスと、喜ばれているのかもしれませんよ。
「いやはや・・・・・」

臓器移植法改正案 衆議院通過に思う

2009年06月19日 17時58分05秒 | 国内情報

臓器移植法改正案:衆院可決 一歩前進、時期尚早 一人でも多くの子救って
 ◇提供側の苦悩知って
 臓器移植法改正案A案が18日衆院で可決され、現行では禁止されている15歳未満からの臓器提供へ向けて進み始めた。移植を待つ子を抱える家族や支援グループは「参院でも可決して」と期待を寄せるが「時期尚早」との声も出ており、A案可決は複雑な波紋を広げている。【内藤陽、金子淳、田中裕之】

 「長かったね」。NPO法人「日本移植支援協会」北海道支部長の斉野亮介さん(35)=札幌市豊平区在住=と妻の真由美さん(39)は長女朱里(あかり)ちゃんの遺影がある仏壇に手を合わせた。朱里ちゃんは生まれつき重度の心臓病などを抱えていた。国内で心肺同時移植ができないため渡米したものの「移植適応外」で移植できずに、00年2月に1歳で他界した。

 その後、道内で臓器移植のため、海外渡航した子どもは少なくともほかに2人いるといい、斉野さんは「海外渡航は本当の最後の手段。わが子を救うため、わらにもすがる気持ちです。(A案可決は)一歩前進。一人でも多くの子どもの命を助けてほしい」と期待する。

 十勝管内豊頃町出身の自衛官、山保幸己(さんぽこうき)さん(32)=横浜市在住=の長男一己(いっき)ちゃん(1)は5月23日、米カリフォルニア州の病院で心臓移植手術をした。手術費用の不足分は募金で集め、4月15日に渡米したが、手術までに時間がかかり、体力が低下したことなどから、術後の状態は安定していないという。

 豊頃町在住の祖父の登さん(57)は「国内で早く移植できれば、一己にも周りにもこんなに負担が増えることはなかった。いろいろな議論があると思うが、A案が通れば喜ばしい」と話す。

 一方「北海道交通事故被害者の会」代表の前田敏章さん(60)は「臓器の提供を受ける側の立場ばかりクローズアップされ、提供する側の苦しみが見逃されている」と批判する。

 A案では、本人が生前に拒否していない限り年齢にかかわらず家族の同意で臓器提供が可能とされるが、前田さんは「家族は、臓器提供に同意しても断っても『これで良かったのか』と悔やむ。臓器提供するか聞くこと自体が非情。もっと議論する必要がある。参院は良識の府として廃案にしてほしい」と訴えた.。


急な事故等で死亡してしまった家族を悼む間もないうちに、
「臓器提供して欲しい。」と、家族の死を待っていたかのような事を言われたら、悲しみの底にある事故被害者の家族は、どんなにつらい事だろう!
そして、その頼みを断ったために、誰かが死を迎えざるを得ないと聞かされたりしたら、どんなにパニクル事だろう!
「送り人」という日本映画が世界の話題になり、
古来よりの日本人の家族を送る時の、細やかな情緒が話題になったところだけれど、、
死んだばかりの家族の臓器を、見ず知らずの人に提供する為に、
切り取って良いかどうかを、一刻を争って決めねばならないというのが、
普通の人間の普通の家族の送り方になるかもしれないなんて、
ちょっと残酷過ぎるのではないだろうか!
脳死の段階では心臓はまだ動いているという。

その段階で、家族の体に麻酔もなしで、メスという刃物が入れられるのを、
可哀そうな人を助けると思って、容認してくださいと泣きつかれたら、
どちらを選んでも、選んだ家族は煩悶する事になるに違いない。

只でさえショックな家族に更なるストレスを与えて、
その家族が病気にならないという補償が、何処にあるというのだろう。

例え社会的不正義、不法行為(誘拐とか借金のかたに取られる)とかは、
警察がきっちり取り締まって、起こさずに済ます事が出来たとしても、
脳死した家族に臓器提供を迫る事を許す法改正は、やっぱりするべきではないと思う。

病人やその家族が、自分達の事しか見えなくなってしまうのは、仕方ない事かもしれないけれど、
此れを法律で許す事は、絶対にするべきでないのではないだろうか?

核廃絶 衆議院 初の議決

2009年06月16日 16時12分01秒 | 国内情報

核廃絶:衆院、初の決議 政府に一層の努力要求
2009年6月16日 13時25分 
 衆院は16日午後の本会議で、核兵器廃絶に向けた取り組みの強化を求める決議案を全会一致で採択した。核廃絶の国会決議は初。決議案は「唯一の被爆国として核兵器廃絶に向けて先頭に立って行動する責務がある」と明記し、政府に「核廃絶・核軍縮・核不拡散に向けた努力を一層強化すべきだ」と求めた。

 決議案は、オバマ米大統領が核廃絶を目指す包括的戦略を表明したのを受けて野党側が提案し、与党と内容を検討してきた。参院も17日に同様の決議を行う見通し。【木下訓明】

 ◇核廃絶決議の要旨◇
 わが国は唯一の被爆国として、世界の核兵器廃絶に向けて先頭に立って行動する責務がある。冷戦後も核兵器の脅威は高まりつつある。現実を重く受け止め、核保有国の理解を求め、核軍縮・核不拡散の取り組みと実効性ある査察体制の確立を積極的に進めるべきだ。

 4月5日、オバマ米大統領は「核兵器のない世界」を追求する決意を表明した。国連安全保障理事会も北朝鮮の核実験に対し決議1874号で断固たる拒否の姿勢を示した。政府はこの機会をとらえ、核兵器廃絶の動き、とりわけ北朝鮮の核問題を含む地域の核廃絶への対応を世界的な潮流とすべく努力しなければならない。

 2010年核拡散防止条約(NPT)再検討会議で主導的役割を果たすとともに、国際社会に働き掛け、核実験全面禁止条約(CTBT)の早期発効など、核廃絶・核軍縮・核不拡散に向けた努力を一層強化すべきだ。


此れが只のパフォーマンスでなく、日本の政治家の本心から出たことと信じたい。
そして核兵器だけでなく、原発も収束の方向に持って行くよう決議に加えてもらえたらよかったのにな~

へたれ記念日

2009年06月12日 16時38分22秒 | 国内情報

鳩山総務相が辞任 日本郵政社長人事で
鳩山邦夫総務相は12日、首相官邸で麻生太郎首相と会い、日本郵政の西川善文社長の続投には応じられないとして辞表を提出、受理された。官邸では記者団に「汚れたことを許した人間は許せない。正しいことが通じなかったら潔く去るべきだと思っている。いずれ歴史が私の正しさを証明してくれる」と語った。(14:18)


ついに麻生総理が結論を出した。
なんともお粗末な結論しか出せない人である。
麻生太郎は此れで、完全に信用を失ったと言う事に気が付いてはおられないのだろうか?
それともそれ以上に、怖い事を言って脅されたと言う事なのだろうか?

鳩山邦夫辞任というニュースのすぐ後に見た、テレビバラエティー「みやねや」では、
「正しい事が通らないのならこの内閣にいても仕方が無いから、辞任する」と言ったと、鳩山邦夫の言葉を引き合いに出して、
「此れは麻生政権では正しい事が出来ない」と言われたようなものですよ。」と、麻生政権をばっさりとやっていた。
そしてその場にいたコメンテーター達も、かんぽの宿の売却における不正の疑いの話をして、鳩山邦夫の方の肩を持っていたのに、
ちょっと驚くとともに、すっとする思いがした。
みやねやは読売テレビだったが、読売新聞が郵政問題について、まともな事を書いていたと言って最近誰だかがブログで、書いておられたのを思い出す。
他のメディアはやっぱり、西川社長留任を当然視する論調にするのだろうか?

いずれにしても、何と情けない総理大臣であることか。
郵政改革の不正を糾そうと誓って、手を携えて来ていたはずの盟友を結局裏切ってしまった。
しかも2月に続いて、今回は二度目の裏切りである。
2月の郵政問題が白熱してきた時にも、小泉元総理に凄まれて、他愛も無く手を緩めてしまったのだったけれど・・・・・

鳩山邦夫氏はこの日のために、麻生太郎を総理に押して来たのだろうに、どんなにか残念だった事だろう。
しかし、戦争を始めたのでなくて良かった。
先日も麻生総理が、北朝鮮問題について、強そうな事を言って、顰蹙を買っていたけれど、
臆病者ほど何でもない時には、強そうな格好をするという標本のような御仁ではある。
蛮勇の鳩山邦夫氏には、臆病者の気風がもう一つ、理解出来なかったという事なのだろうか?
自分に無いものは理解できないとは言うけれど・・・・・

新しい総務大臣は国家公安委員長の兼任だそうである。
これ以上かんぽの宿の不正について、捜査が及ばない為の布石なのだろうか?
なんともはや!

今日を麻生太郎のへたれ記念日と名づけよう。

誰の為の郵政民営化だったの?

2009年06月11日 20時59分13秒 | 国内情報

西川氏辞任を派閥で訴え=「直球しか投げられぬ」-鳩山総務相 
鳩山邦夫総務相は11日、所属する自民党津島派の総会に出席し、日本郵政の西川善文社長の進退問題について「大変ご迷惑をお掛けしているようだが、一人ぐらい直球しか投げられない人間がいてもいいのではないか」と述べ、続投を認めない自身の考えに理解を求めた。
 鳩山氏は「(日本郵政が)さまざまなからくりを使って、国民の共有の財産を棄損せしめようとした責任をどの程度求めるかの一点だ」と強調した。 
 これに先立ち、津島雄二会長は「国民は何が(問題の)争点かを分かっていない。このことを踏まえないと、次元の低い話になってしまう点を賢明な大臣はよく分かっていると思う」として、問題解決を急ぐよう要請した。(2009/06/11-18:15)


監督省庁と指定されている総務省の大臣が、此処まで現社長の責任を追及し、再任を認めないと断言しておられるのに、その大臣の判断を真っ向から否定して、
「再任に反対するなら大臣を辞めよ」と、上司の総理大臣が言うのならまだしも、閣外から声高に言うということからして異常である。

中川秀直前幹事長が鳩山総務相に噛み付いた
「西川氏を辞めさせた場合、(麻生内閣は)郵政民営化に反対ということになる。そういう行動を起こさざるを得ない。内容はその時に考える」と、思わせぶりに予言した。のだそうである。
例え(百歩譲って)郵政民営化が、国民の為になる改革であったとしても、問題のある現社長を、その任に有らずと言って再任を許さなかったら、それがどうして郵政民営化阻止に繋がると言うのだろうか?
西川善文と言う人を信用して採用した、当時の責任者が人物を見間違う事は絶対無いとどうして言い切れるのだろうか?
超人で無い限り、人間は時には過ちを犯すことは避けられないと言う事は誰もが諦めとともに認めている事ではないだろうか?
それなのに一度決めた社長は、例え法律で権限が有る大臣が、問題ありと思うから再任は許可しないと言っても、一方的に大臣が間違っていると言う根拠は何処にあると思っているのだろうか?

国民の財産であるかんぽの宿を、不正に安く懇意にしている会社に払い下げようとした事は周知の事実であるから、、鳩山総務相がどうして西川善文現社長ではだめだと言っているかについては、想像できるはずである。
中川秀直氏が、現総務相で、西川社長に責任は無いから再任をさせると言うのなら、それは私は不服ではあるけれど、それなりに筋は通っていると思う。
しかし現職の担当大臣が、駄目だと言っている事を、無理やり判断を変えさせると言うのでは、筋も何も有りはしない。

民主主義のルールの下に政治家をやっておられるはずの、自民党の幹事長までしていた事のある中川秀直氏は、自分の言っていることが支離滅裂であると言う事に、全然気がついては居られないのだろうか?
そしてこの支離滅裂なことを言っている人の方を、マスメディアも公明党の委員長も、応援している風に見えるのも、何とも不思議な光景である。

郵政民営化の法案を通す時には、自民党員には党議拘束と言うものをかけて、反対票を投じた者は、制裁を下されたと言うのは、皆が知っている歴史的事実である。
それ位に党の責任者の権威は強いのではなかったのか?

内閣総理大臣の腹心で、現在の担当大臣が、100%日本政府持ち株の会社の社長の、再任に異を唱えておられると言うのに、どうしても再任させないと言うなら、現執行部と戦うと公言すると言うのは、どう考えても筋が通らないではないか?

やっぱり植草一秀さんの言われるように、西川社長を再任させなかったら、
此れまで彼らがやってきた悪事がばれる恐れがあるから、
支離滅裂でも何でも,何としても西川社長を再任させたいと言う事なのだろうか。
ばれたら戦後最大の疑獄事件になると言う事は、
小泉、竹中とその一派の人達が、一番良く知っていると言う事なのかもしれない。
だから此処まで必死になると言う事なのだろう。
それなら,尚更此処は譲ってはいけないところであろう。

鳩山邦夫さん、どうか頑張って!

政官財肥って、海山廃る

2009年06月08日 15時54分13秒 | 国内情報

有明海でガタリンピック、泥まみれ1600人満喫
有明海の干潟を舞台にした大運動会「鹿島ガタリンピック」が7日、鹿島市の七浦海浜スポーツ公園で開かれた。第25回の記念大会で、好天に恵まれ、延べ約1600人が出場。泥まみれになって12競技を満喫し、約3万5000人(主催者発表)の観客が大声援を送った。

 干潟が縁で交流を続ける韓国・高興(コフン)郡の公式訪問団は、新型インフルエンザの余波で不参加だったが、釜山外国語大の学生や佐賀大の留学生ら14か国・地域の外国人93人が参加し、大会を盛り上げた。

 外国人が参加する道を開き、昨年3月に57歳で死去した古賀武夫さん(NPO法人「地球市民の会」元会長)をしのぶメモリアル競技「古賀武夫杯・世界人間むつごろう選手権」は、日本人と留学生が潟スキーで25メートル進むタイムレース。出場したインドネシア人留学生ナジフ・ファジラさん(23)は「初めて干潟に入った。気持ちよかった」と笑顔だった。

 ほかにも、クレーンからつるされたロープをつかみ、どれだけ遠くに飛べるかを競う「ガターザン2009」や、干潟の中を走ったりはったりして25メートル突き進む「自由ガタ」などの競技が観客の目を引いていた。 (2009年6月8日 読売新聞)


諫早湾の埋め立て工事で、有明海は汚れてしまったと聞いていたけれど、まだきれいなところも有ったと知って、ちょっとほっとする思いだった。
この鹿島市七浦海岸の「ガタリンピック」は25回目となると言う。
好天に恵まれさぞかし楽しかった事だろう。
自然のままにしていてもらえるだけで、幸せと言う事になる今の日本の海辺の民達。

諫早湾は何のために埋め立てられねばならなかったのだろうと、返す返すも残念でならない。
日本の農地は何十年も前から減反政策という、お金を払って農地を遊ばせる政策を取ってきていたというのに、
海産物の宝庫ともいえるような豊かな砂浜を、
莫大な税金を使って埋め立てて農地に変えるという計画を誰が立てたのか?
その上国主導で断行してしまうとは!
今潮干狩りの季節を迎えて、諫早湾のそばに住んでおられる人たちは、どんなにか残念な事であろう。
ちょっと砂を掘れば、新鮮な貝が幾らでも取れていたというのに・・・・・
国は、幾ら公共工事がしたいからといって、豊饒の海を埋め立ててどうしようと言うのだろう。

沖縄の泡瀬干潟も、豊かで美しい海であったのに、埋め立てが強行されていると言う。
緊急事態!!奇跡の干潟『泡瀬干潟』の埋め立て工事が再開された。   みんなで『泡瀬干潟』を守ろうキャンペーン
09年度泡瀬干潟埋立、「護岸工事」着工に抗議する緊急集会
干潟の有用性は周知の事であるはずなのに、どうして国は地域住民の反対を押してまで、豊かな海を埋め立ててしまうような事を繰り返すのだろう?

「昔陸軍 今 ゼネコン」と言う囃し言葉を聞いた事があるけれど、ゼネコンの圧力と言うのはかくも強力なのだろうか?
それとも政治家が、賄賂に弱いから?
それとも官僚が腐っているから?

今のアメリカの有様を見せられるにつけても、
この構図が武器製造にまで発展する事にでもなったらどうなるだろう!
そのような事だけは、なんとしても阻止したいものである。

郵政問題を総選挙に問うてみたら?

2009年06月06日 14時29分06秒 | 国内情報

日本郵政の社長進退 首相の姿勢が問われる
   '09/6/6
 日本郵政の西川善文社長の進退問題が、自民党内を揺るがしている。鳩山邦夫総務相が自らの解任も覚悟の上で、社長続投を認めないと宣言しているからだ。

 「かんぽの宿の売却問題などの責任を取って辞めるべきだ」。主管大臣である鳩山氏の言動をめぐり党内の亀裂が深まっている。「民間人事を政治がひっくり返すべきでない」と小泉純一郎元首相に近い勢力が批判を浴びせる一方で、鳩山氏に同調する議員もいる。

 麻生太郎首相は続投を容認する考えと伝えられる。だが、そのリーダーシップは見えない。

 三井住友銀行出身の西川氏は、小泉元首相から社長に招かれて3年余り。日本郵政は先月の指名委員会で続投を決め、今月末の株主総会で全株を持つ政府の承認を得ることにしていた。

 この間、かんぽの宿の一括売却問題で、不透明な入札手続きが明るみに出た。国民の共有財産の処分をめぐる失点である。その責任も問われず、すんなり続投というのは、確かに理解に苦しむ。

 政府は、株主総会までに日本郵政に業務改善の新目標をつくらせることを条件に、続投を認める方向で手を打ちたいようだ。だが鳩山氏はきのうも「こんな経営陣に郵政を任せることはできない」と西川体制を重ねて批判。自ら辞任はしないと言い切った。

 「小さな問題」と調整役の与謝野馨財務相は平静を装うが、そうはいくまい。衆院選が迫る中、首相を支えてきた鳩山氏を更迭すれば、政権の打撃は大きい。交代も織り込んだ解散前の内閣改造説もささやかれているが、選挙目当てとの批判は免れないだろう。国民が納得できるような着地点をみいだす責任は、首相にある。

 混迷を深める社長人事。その背景には、小泉改革の本丸とされた郵政民営化への評価が党内でも定まらないことがありそうだ。

 「郵政民営化に賛成ではなかった」という麻生首相の国会答弁は記憶にまだ新しい。それを「笑っちゃうぐらいあきれている」と切って捨てた小泉氏こそが今回、陰の主役と言っていいのかもしれない。鳩山氏の意向をくんだ西川社長の後任探しの動きに対し、自ら阻止に動いたとされる。

 小泉改革は貧困層を増やしたとして旗色が悪いが、郵政民営化はそのシンボル。ここで西川社長の更迭を認めれば、改革の後退が決定的になる。そんな危機感が小泉氏や周辺にはあるのだろう。

 一方、麻生首相は郵政民営化で4分社化された経営形態を見直す考えをいったんは示した。鳩山氏も「影の部分は少なくしなければ」と、サービス低下が言われる郵便事業の見直しも必要と思っているようだ。ただ党内でのコンセンサスは得られていない。

 4年前に党を大勝に導いた郵政民営化をどう評価し、問題があるならどう見直すか。党の政策としてまとめ上げてマニフェストに書き込み、国民に信を問う必要がある。ここでも、首相の姿勢や指導力が問われている。 

(中国新聞 社説)

日本郵政社長をめぐる自民党内のごたごたについて、中国新聞が社説で評論している。
今や地方紙の方がしっかりした事が書いてあり、余程信頼が置ける感じである。
麻生政権は、4年前に党を大勝に導いた郵政民営化をどう評価し、問題があるならどう見直すか。党の政策としてまとめ上げてマニフェストに書き込み、国民に信を問う必要がある
このことを問う総選挙にしたら良いのではないだろうか?

臓器移植法改正 今月中旬採決の予定

2009年06月05日 14時27分40秒 | 国内情報

臓器移植法改正、6月中旬にも衆院で採決
 衆院議院運営委員会は4日の理事会で、衆院厚生労働委員会で審議中の臓器移植法改正4案の取り扱いについて、厚労委での審議を5日で打ち切り、9日に衆院本会議で中間報告を行うことを決めた。

 4案は今月中旬にも衆院本会議で採決される見通しとなった。

 中間報告は国会法に定められた手続きで、委員会採決を省略して本会議採決を行うことができる。厚労委の田村憲久委員長(自民)が改正案の採決は各国会議員の思想・信条にかかわるため、中間報告方式で決着させざるを得ないとして、衆院議運委の小坂憲次委員長(同)に協力を求めていた。本会議採決は16日を軸に調整が進む見通しだ。

 改正案は本会議で1案ずつ採決され、いずれかの案が過半数を得た時点で採決が終了するため、採決の順番が重要になる。今後は衆院議運委で、採決の日取りや、4案の採決の順序などについて協議される。

 審議中の改正案は
〈1〉臓器提供の年齢制限を撤廃した上で、本人の意思が不明でも家族の承諾で臓器提供を可能 に するA案
〈2〉年齢制限を「15歳以上」から「12歳以上」に引き下げるB案
〈3〉脳死の定義を厳格化するC案
〈4〉15歳未満は虐待の疑いがないかどうか病院の倫理委員会による事前審査を義務付けるD案― ―の4案。
(2009年6月5日 読売新聞)


今月中旬に衆院で採決されるそうだけれど、くれぐれも禍根を残さないように祈ってやまない。
病人を助ける事も大切な事ではあるけれど、その為に万が一にも、健康な人の臓器が狙われて、悪事が横行するような事態にでもなったら大変である。
人の生き血を吸って生きるドラキュラは、恐れ忌み嫌われているけれど、
人の臓器を狙うものが蠢く世の中となったら、
それこそこの世は地獄そのものになってしまうではないか!
臓器確保の為の、おぞましい噂を聞くたびに、人は人の臓器を取ってまで長生きする必要があるのだろうかと、悩んでしまう。

私たち生き物は、与えられた体で存分に生き永らえ、
持ちこたえられなくなった時には、潔くこの世を去る。
そういう自然の摂理に従っている方が、
結局皆が幸せに生きられるのではないだろうか?

防衛省再編案

2009年06月04日 20時01分15秒 | 国内情報

防衛省再編案 内局中枢に制服組2009年6月4日 朝刊
 一連の不祥事を受けた防衛省改革で、内局官僚(背広組)と自衛官(制服組)の混成化を図る組織再編案の全容が三日、判明した。内局の防衛政策局の機能強化に向け、次長を現行の一人(背広組)から国際参事官(外務省出身者)と制服組を加えた三人体制とするなど内局中枢に制服組を登用。中長期的な防衛戦略を検討、立案する戦略企画課を設置し、防衛政策局を改編する。

 内局と陸海空各幕僚監部の防衛力整備部門を一元化した局を内局に置き、局長は背広組、次長には背広組、制服組から一人ずつ充てる。防衛政策局と防衛力整備部門の課長には制服組からも起用する。

 政策立案機能の強化は北朝鮮の核、ミサイル開発や中国の軍事的な台頭、頻度を増す自衛隊の海外派遣など安全保障環境の変化に対応するのが狙い。ただ背広組と制服組の混成を進める改革には、シビリアンコントロール(文民統制)の観点から異論も予想される。

 防衛省は八月の来年度予算概算要求に再編案を反映させ、防衛省設置法改正案などを来年の通常国会に提出する方針だが、衆院選後の政権枠組み次第では修正を迫られる可能性は否めない。

 防衛政策局の防衛政策課、日米防衛協力課、調査課の課長にはこれまで通り背広組が就く。各国との防衛交流などを担当する国際政策課長は制服組から充てる。さらに防衛計画課が防衛力整備部門に移管するのに伴い戦略企画課を新設し、課長は背広組とする。

 新設の防衛力整備を所掌する局には五つの課を設置する。防衛計画課と、会計課の課長は背広組。


再編案では、局長の次は3人の次長があり、そのうちの一人を外務省出身者残りは制服組1人と背広組み1人と決めることにしているが、
局の中央を貫いているのは、日米防衛協力機構となっている。
それに外務省は名だたる対米従属路線の主であるから、
どんな事が有ってもこの真ん中の指揮系統が犯されることは無いのだろう。
日米再編案に基づく自衛隊再編は着々と進んでいるようである。

この体制に足りないものは、
憲法9条2項だけだという本の広告が目に入ったけれど・・・・・

絶対に辞任しないで!鳩山総務大臣

2009年06月03日 14時06分08秒 | 国内情報

鳩山総務相:西川社長続投なら辞任も「私は信念曲げない」 
鳩山邦夫総務相は3日朝、日本郵政の西川善文社長の続投が決まった場合、辞任することもありうる、との考えを示した。政府は西川社長の続投で最終調整しているが、続投に反対の意向を表明していた鳩山総務相は、「続投が決まった場合は辞任を考えるか」との記者団の質問に対し、「政治家の言葉は軽々しいものであってはならない。私は信念を曲げることはしません。それで察してほしい」と述べた。
 鳩山総務相は「かんぽの宿」売却問題の経緯を「出来レース」と批判。「(西川社長に)責任がないということを認めれば、私の正義感を捨てることになる」などと、続投を認めない意向を会見などで繰り返し強調してきた。【中井正裕】


麻生総理はやっぱり長いものには巻かれろ作戦を採用したようである。
こうなったら鳩山総務相自身が、長いものとして、
麻生総理を動かす為の圧力にならなくてはならない。

このニュースのタイトルは、鳩山総務相が辞任をほのめかしたように書いてあるけれど、
鳩山さんは実際には辞任とは言ってはおられない。
「私は信念を曲げることはしません。それで察してほしい」と言われたのである。

鳩山総務相は自分から辞任などされる事はない。
麻生総理は最初は鳩山総務相と同じ考えで、郵政の巨悪をあばく為の同志として、鳩山邦夫氏を総務大臣に就けたのだから、
鳩山邦夫氏には何の落ち度も無い。
悪いのは手の裏は返したように豹変し、裏切った麻生総理の方である。
麻生総理が鳩山さんを馘首すると言うなら、馘首される覚悟は持っていても、
それは内に秘めて、総務大臣の職にしがみ付いてでも、
所期の目的を果たすべく、信じた道を突き進み、職責をはたされるべきであると思う。

辞任したりしたら、それこそ郵政売国派の思う壺となってしまうだけである。
鳩山総務大臣には、最後まで何とか頑張って欲しい。

( 追記 )googleニュースに載っていた下記の記事をクリックしたら、もうエラーとして、無効のリンクにされていました。
恐るべし 恐るべし・・・・
鳩山総務相更迭へ 小泉一派の脅しに完敗
  日刊ゲンダイ - ‎2 時間前‎
日本郵政のトップ人事で、麻生首相が、西川社長の続投を容認する意向を固めたという。西川社長を抜擢した小泉元首相一派や、それに連なる反麻生勢力の“脅し”に屈して、西川続投を決めたようだ。ところがこうした動きに、鳩山邦夫総務相はトコトン戦うという態度を崩さない ・・・・・

日本郵政社長の件で、麻生総理はどう決着をつけるのか?

2009年05月30日 16時04分47秒 | 国内情報
<かんぽの宿>売却問題 売却判断は妥当 郵政第三者委「手続きに問題」
日本郵政の社長選任について、鳩山邦夫総務相が、
総務相として許可するわけには行かないと言っておられるというのに、
あくまでも西川社長でいきたいと言う日本郵政は、
先日は自民党の菅 義偉選対副委員長を使って、麻生総理に圧力をかけたそうであるが、
第3者委員会と言うもの迄作って、
いまだに自己弁護に汲々としているようである。

今第三者委員会の委員会報告なるものを提出すると言う事は、
謂わば裁判における被告人に、罪があるかどうかについての判断をしようという時に、
被告人の弁護士の意見を、参考にせよと言っているようなものである。
これは何の意味も無い、委員会報告であると思う。
郵政が選んだ人達が、第3者であるということが,
有り得ない設定であると言うのに西川社長一派は、
こんな姑息な手段も使って、なんとしても粘ろうと言う姿勢のようである。

西川社長については、15日に野党からも解任要求が出ていた。

かんぽの宿売却:野党3党が西川・日本郵政社長の解任要求
 民主、社民、国民新党の野党3党は15日、日本郵政が宿泊・保養施設「かんぽの宿」をオリックス不動産に不当に安く売却しようとしたとして、西川善文社長を解任するよう鳩山邦夫総務相に申し入れた。鳩山総務相は野党3党の代表団に「(かんぽの宿売却手続きは)明らかに不正義で、信義にもとる行為は許してはいけない」と改めて述べた。鳩山総務相は日本郵政の役員人事の認可権を持つが、野党3党は「臨時株主総会で解任する方法もある」としている。

 野党3党は同日、この問題を巡り、西川社長に特別背任未遂などの疑いがあるとして東京地検に告発した。【中井正裕】
毎日新聞 2009年5月15日 10時39分(最終更新 5月15日 11時39分)


大勢の人々が、いかがわしいと感じる行為をしていながら、
あらゆる手段を使って居座ろうとする、西川社長一派の強引さ。
驚くべき厚かましさである。

麻生総理は、今回も圧力に負けて、郵政私物化組の言いなりになるよう、
鳩山総務相の方を抑えてしまうのだろうか?
それでは麻生総理も郵政私物化組の仲間として断罪されるべき位置に、
身を落とすことになると言う事に,気がついておられるのだろうか?

今回も突っ込みどころだらけの補正予算を、
国民の過去の失敗(3分の2の議席を自公政権に与えた事)に乗じて、
強引に成立させられたが、
この春には海賊対策と称して、自衛隊をソマリアに派遣する憲法無視の政策を強行し、
あまつさえ、事後承認的に新しく憲法無視の法律まで作ってしまうなど、
ろくな事はしてこられなかった麻生総理だけれど、
せめて郵政社長の任免権を総務省に取り戻して、
郵政組みの不当な、国民資産横領行動の方を抑えて欲しいものである。

くれぐれも抑える対象を間違われないようにお願いしたい。

日本郵政社長をめぐり、孤立する鳩山総務相

2009年05月23日 14時45分03秒 | 国内情報

<日本郵政>西川社長「続投」表明 総務相「人事案はある」
5月23日0時43分配信 毎日新聞
 日本郵政の西川善文社長は22日の会見で、続投への意欲を初めて公言した。「民営化の土台を築くことが私の責任で、途中で投げ出すわけにはいかない」との考えを表明。任期についても、「金融2社が上場できればいいが、上場の準備が整う状態になることが一つのめどになる」との考えを明らかにした。

 鳩山邦夫総務相が「かんぽの宿」売却手続きに「不正義な部分があった」と発言していることにも「金融危機で不動産価格が下落するなど、状況が大きく変わったという事情があり、不正義ではないと考えている」と反論。続投への自信を見せた。

 一方、日本郵政の決算会見に先立ち、取締役認可の権限を持つ鳩山総務相は、閣議後会見で「(西川社長に)責任がないということを認めれば、私の正義感や信念を捨てることになる。(社長後任の)人事案はいっぱいある。優秀で人望ある民間人がよいと思う」と続投意向の西川社長をけん制した。

 両者の溝は深まるばかりだが、政府内にも温度差が広がっている。6月29日の株主総会には、国が100%株主のため財務省担当者が出席する。与謝野馨財務相はこの日「(取締役の認可は)法律には総務相の仕事と書いてある。興味はあるが、関心は持っていない」と話し、激しく西川社長批判を繰り返す鳩山総務相に距離を置く姿勢を見せた。


植草一秀氏のブログによると、小泉竹中一派は、日本郵政の社長続投に反対したら、補正予算案の衆議院再議決の時反対して、3/2議決が成り立たないようにするぞと、脅しをかけているそうである。
それで与謝野財務相は、興味はあるが関心はない等と、冷たい事を言っているのだろう。
もともと日本経済立て直しにとって有効とも思えない補正予算に、14兆円もかけること事態が、間違いなのだから、
「敢えて反対すると言うのなら、反対してもらいましょう」と開き直ってでも、
鳩山総務相の取締役の認可権を有効に使ってもらいたいものである。
植草さんの言われる通り、此処で圧力に引き下がったら、鳩山邦夫氏の明日はないものと思わねばならないだろう。
辞任などしたら、財務相が兼任と言う事になって、西川社長就任を容認と言う事になるだろうから、
絶対に辞任などしてはならないと思う。

しかしながら、あくまで総務相として反対し続けたら、
西川社長続投強硬派は、
彼さえいなければと、鳩山総務相を殺しかねない人達だから、
くれぐれも身辺に注意されて、初志を全うしていただきたいと思う。

麻生総理も、財務官僚の作った身勝手な補正予算案などにこだわって、
又しても道を間違えられる事のないように、筋を通して頂きたいものである。