「派遣切り」中止指導を=共産委員長、首相に申し入れ
共産党の志位和夫委員長は5日午前、国会内で麻生太郎首相に会い、大企業を中心に派遣・非正規雇用契約の打ち切りが相次いでいることについて、「雇用のルールが守られていない。政府として厳しく指導、監督してほしい」と申し入れた。
これに対し、首相は「非正規社員を正規社員に置き換える企業もあり、そういう道を探るべきだ」と雇用情勢の現状には懸念を示したが、志位氏の要請には「承りました」と述べるにとどめた。(2008/12/05-11:43)
昨夜日比谷野外音楽堂では、「派遣切るな」の決起集会に2000人の非正規社員や労働組合関係者が集まったそうである。
自動車、電機、工作機械といった製造業を中心に非正規社員の大規模な削減が相次ぎ、
厚生労働省が把握しているだけでも、来年3月までに約3万人が契約を打ち切られる予定という。
この寒空の下、16日までに会社借り上げのアパートをを出なければならないという人も有り、
「厳冬の中数十万人が放り出されようとしている」と日本労働弁護団の弁護士も訴えた。
昨日、いすゞ自動車派遣従業員が、契約打ち切りに反対して労働組合を結成したそうである。
麻生総理も危機感を持って、12月1日経団連会長の御手洗キャノン会長を官邸に呼び、
非正規雇用の維持を求めたが、僅か数日後キャノンのカメラ生産子会社は、同社で働く請負会社の従業員1100人を削減する見通しとなったと言う事である。
総理大臣と言っても、麻生さんなら怖くないと、経団連会長は馬鹿にしてかかっているという事なのかも知れない。
もしそうだったら共産党委員長が麻生総理に、いくら申し入れをしても、
事態が好転する事はないかもしれない。
麻生さんが、総理に居ると言うことは、どうも事態を改善するのに何の力にもならないという事の様である。
100年に一度の経済危機に、政治空白を作るわけには行かないと言われるのが、真に国民を思う麻生さんの本心であるならば、
麻生総理の存在そのものが、政治空白であるという事に気付かれて、自ら身を引かれるべきではないだろうか。
その方が国民の為になるのではないかと思うのだけれど・・・・・
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