春 夏 秋 冬

めぐり来る 春夏秋 麗しき 大和し護れ 民草いとえ 
          

ブログ休止のお知らせ

このブログの表題に入れた短歌の、春夏秋冬の中の冬の字が、誰かによって削られて、修正不能になって久しいのですが、昨日から編集画面までが、誰かにいじられたようで、出す事が出来なくなっています。 この記事作成画面も、何時使用不能になるかもしれない状況にありますので、 春夏秋冬はこの記事をもって、しばらく休ませていただく事にしました。(2010年3月) * * * * * * *  Fc2ブログに不祥事が起き、広告主が引き上げたそうです。 Fc2は何時終了になるか予断を許さない状況かと思い、 気になる過去記事を少しずつ、こちらのブログに写す事にしました。(2015・4・24)

民主主義を圧殺する東京地検特捜部

2010年01月16日 16時37分07秒 | 司法問題

小沢幹事長『休職』 輿石氏に権限委譲 『潔白だから戦う』2010年1月16日 夕刊

民主党の地方代議員会議で、一礼して席に着く小沢一郎幹事長=16日午前、東京・永田町で(藤原進一撮影)


 民主党の小沢一郎幹事長は十六日午前の党会合で、党幹事長としての権限を輿石東参院議員会長(幹事長代行)に一時的に預け「休職」する意向を表明した。幹事長を辞任しない一方で、三月末まで職務にはかかわらず、事件対応に集中したい考えだ。これに関連し、小沢氏は同日の党会合で事件について「潔白だから断固戦う」と述べ、検察側との対決姿勢を強めた。

 小沢氏の資金管理団体による土地購入問題をめぐり、元秘書ら三人が逮捕されたことを受け、党内では通常国会や参院選への悪影響を懸念し、小沢氏の幹事長辞任を期待する意見が強まっていた。

 小沢氏としてはこうした状況を踏まえ、幹事長ポストにはとどまるものの、自身と関係が強い輿石氏に職務を預けて休職することで、党内批判を食い止める狙いがあるとみられる。

 ただ、こうした異例の対応に党内から異論が出る可能性もある。小沢氏の進退問題がこれで完全に消えるかどうかは不透明だ。

 小沢氏は同日午前の党会合などで元秘書らの逮捕について「ご迷惑をかけて申し訳ない」と謝罪。自身の進退については「引き続きがんばる」などと述べ、幹事長ポストにはとどまる考えを強調した。

 これに先立ち、小沢氏は鳩山首相と公邸で対応を協議。幹事長続投で一致した。

◆首相『戦ってください』
 鳩山由紀夫首相は十六日、記者団に対し、同日午前の民主党の小沢一郎幹事長との会談内容を明らかにした。小沢氏が「自分が法令に違反していることはない」と潔白を主張し、検察側との対決姿勢を示したのに対し、首相は「どうぞ、戦ってください」と認めたという。首相官邸で記者団に述べた。

 会談では小沢氏の進退問題について協議。首相は記者団に「小沢氏は辞めるつもりはないと言っている。私も小沢氏のことを信頼している」と述べた。

 ただ、小沢氏が示した「休職」の意向については否定的な考えを示した。


ウィキペディアによると東京地検特捜部は1947年(昭和22年):隠退蔵物資事件を契機に、東京地検で特捜部の前身「隠匿退蔵物資事件捜査部」、通称「隠退蔵事件捜査部」が発足とある。
つまり東京地検特捜部は占領軍(アメリカ軍)によって造られた部門なのである。
この特捜部の検事になるためには、国費によるアメリカ留学経験者であると言う条件が課されているそうである。(留学中にアメリカの希望を身につけた検事に、仕立て上げようと言うのであろうか?)
ここから東京地検特捜部とはアメリカのための機関であると邪推したくなるのは、私だけだろうか?

しかしながら東京地検特捜部は本当に公平に、政治悪を追求しているだろうか?
様々な弱者切捨てをして、格差社会の道を開いた小泉内閣の面々について、
追求した事が無いのは本当に何一つ疑惑がなかったからなのだろうか?
小泉政権とそれに続く自民党政権下計画され、現在作りかけになっていたダムが百数十も有ると言う事を、民主党政権になって始めて知った人も少なくないのではないかと思うが、
そのダムのうちの多数が、それ程の必要性がなかったり、
又地盤がダム建設に合わないものが多数含まれていたと言う報道も、
民主党政権になって初めてされるケースが出てきている。
それらのダム建設はどうして強行される事になったのだろうか?
其処に政治家の不正が全然なかったと、本当に言えるのだろうか?

そういう疑問が誰にでも出てくると思うけれど、
小沢疑惑の胆沢ダムについてしか、東京地検特捜部は疑問を持たなかった。
其処に特別な訳がなかったと言えるだろうか?
そして政治家の不正について疑問を持ち告発する権限が、
東京地検特捜部に一任されている実体に、特別の理由は本当に全然なのだろうか?

東京地検に疑われたら、その罪の悪質性、金額の大きさなどに関わらず、
特捜に睨まれたと報道されただけで、その政治家には重大な政治責任が生じ、
辞任を要求されるべきものであると言うようなマスコミ報道がなされているが、
特捜が選んだ政治家だけが失脚を要求される根拠は何処にあるのだろうか?

特捜が見てみぬ振りをしたら森田健作千葉県知事のように、
知事選の時、明らかに嘘をついていた事が暴かれていても、
自民党を離れているはずの時期に、自民党支部へなされた政治献金を懐に入れても、
それを国民が大勢署名して告発しても、
東京地検特捜部が知らぬ振りをしたら、
千葉県知事はその職を全うしても許されると言うことになるのは、何故なのだろうか?
特捜が許したら無罪であるかのように、
何故国民は思わねばならないのだろうか?

東京地検特捜部は、何の権利が有って、
政治家の有罪無罪を自分の好みでチョイスしても許されるのだろうか?
それが国民の負託を受けた政治家を失脚させる為に、しばしば利用されている事を思うとき、
東京地検特捜部が、偶々発見した容疑者を検挙しているのではなく、
或る筋の者にとって邪魔な政治家を排除する為に、
その特権を悪用しているのは明白であると思われる。

これでは日本の政治は或る筋の思うがままにされて、
それが国民の利益になることであっても、或る筋の利益に反する事をしている政治家は、廃除されることになり、
永久に国民の為の政治が出来ない事になってしまうのではないだろうか?
これでは東京地検特捜部こそ、民主主義を破壊する為の急先鋒と言うことになりはしないだろうか。

東京地検に告発されたと言うだけの理由で、政治家が進退を左右される事は、
民主主義を麻痺させる悪習であると、私は思うものである。