初鹿 史典の熟成を楽しむ!

【第2232回】本物は売れるという確信

本日は建築家の先生との

セッション^_^

非常に楽しみです。


さて前回の続きです。

ここで高梨乳業の社長は考えます。

これらの乳牛から集めた牛乳を

売り出したらどうだろうか。


しかし言うのはたやすいですが、

実現となれば難しい。

酪農家ではバルククーラーという

冷蔵タンクにその家の牛全部の乳を保管し、

それを農協のタンクローリーが

巡回して集めています。

4%以上の牛乳を集めるには農家が

冷蔵タンクをもう1つ追加し、

集荷するタンクローリーも別に必要です。

それでもせっかく地元の工場を

引き受けてくれたタカナシ乳業です。

 
農協では要望に応えることにしました。

地理的に便利な3戸の農家を選び出し、

その農家を説得して乳脂肪分4%以上

の牛だけからの牛乳を別に保管してもらい、

工場に運んだのです。


これは成分無調整の牛乳として

パック詰めされ、釧路空港から

空輸され、小売価格が1リットル

350円という超高級牛乳として

売り出されました。


これが都内で高い評価を得たのです。

続きは次回。
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