初鹿 史典の熟成を楽しむ!

【第679回】続...自然な快適さを求めて

今回ご紹介したい友人は今のリクシル

昔のトステムのトップセールスマン。

今現在は、住宅関係のコンサルを

行っております。

その彼が北海道の旭川市に配属され

5年間赴任したのですが、1年目の

時のドキュメントです。

では、ご覧ください。


「冬は氷点下10℃以下が当たり前。

寒い日は氷点下20℃以下という

こともありました。

そんな北海道では、基本的に冬、

暖房機器はつけっぱなし。

家に居るときだけ付け、外出時に

消していくと大変な事になるのです。

一度、ストーブの灯油が真冬に切れて

しまい、2日間、暖房を一切しない

部屋で過ごしたことがあります。

あまりに寒すぎて、こたつの中から

出ることができませんでした。

そして灯油を入れていただき、

ストーブをつけたのですが、

家全体があたたまるまで、丸2日、

ストーブは最高出力で燃え続け、

通常2ヶ月近くもつ灯油が1ヶ月

持たなかったのです。

このときに私は学習しました。

断熱材や木材が熱をため込んでしまうと、

その暖かさを維持するのにエネルギー

は大して必要としないが、一旦、断熱材

や木材がキンキンに冷えてしまうと、

それらをあたたかくするために莫大な

エネルギーを必要とする、と・・・。

だから北海道の冬は、旅行などで長期外出

する際も部屋の暖房を18℃設定などにして、

つけっぱなしで出かけるのです。

これは、北海道の家の基本的な断熱性能

が高いからOKな話であって、

今の日本の次世代省エネ基準や

長期優良住宅という、

くそレベルの基準をクリアした程度の家では

こんなことやったら、暖房代がもの凄いこと

になってしまいますが・・・。」

如何ですか?

暖房機でどうこうする問題ではないという

事がお分かりになりますか?

このような一次情報の説得力はやはり

違いますね^_^

一次情報の大切さ痛感します。
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