初鹿 史典の熟成を楽しむ!

【第1059回】会社の成り立ち。。

最近の住宅会社の工期のトレンドは...


『短縮』です...^^;


なんと悲しい。。


先日もお客様が元大工さんという

もりぞうらしいプロフィール

をもっている方を現場へご案内している

車中でそんな話が繰り広げられました^^


若い方はご存じないかもしれませんが

今の大手住宅会社の多くがはじめは

国有化されていたのです。

その後民営化されました...


えっ...て思います?

しかし、事実です。



戦後、日本は焼野原で一棟でも多く

住宅をつくることが先決でした。

このような環境の元、早く安く

造れる住宅会社を国主導で立ち上げました。



これ、わかりますか?

会社の設立動機やコンセプトが

いい家を造ろう!ではないのです!


そもそも、工期を短くして、早く住宅を

建てるという文化は日本には

ありませんでした^^;


それを、大号令の元、プレハブ文化や

パネル文化を持ち込んでしまったために

今や、日本には無数の住宅会社が乱立

する羽目に...


こんな、異様な住宅文化を持った国は

日本だけです...


先日も外国の方が住宅公園をご覧なりにきて

非常に残念がっておりました。

それは、日本の家屋の文化を触れに来たのに

北欧や北米で見るような建物ばかり^^;

日本らしい建物は...

『モリゾウサンダケデスネ^^』というもの。


我々、もりぞうは日本の文化、わびさびを

しっかりと、後世へ伝えるべく日本人らしさ

を追求した商品体系を確立しております。


それ故に、棟梁文化は大切なのです。

工期をいたずらに長くすることが

決して良い事ではない

とは知っております。

しかし、一たび、手を抜くことを助長させる

ような環境を会社側が与えていたら...

全うな職人は育ちません!


『工期をくれ』この声に、

正面から耳を傾けられる

会社だという幸せをかみしめ、

本日も職人さんたち

に無理を言います 笑
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