SDGs以前から、持続可能な開発に
近い取り組みは、さまざまな企業で
行われておりました。
それが、CSR( 企業の社会的責任)
活動です。
CSR活動は、企業が自社の活動に利益だけ
を求めるのではなく、事業活動が社会へ
与える影響についても説明責任を持つ
企業活動です。
CSRという言葉は聞いたことがあったり、
自社でCSRに携わっていたりする方も
いるのではないでしょうか。
しかし、さまざまな企業がCSR に
取り組んでいますが、なかには本業とは
かけ離れたCSR活動も多いのが現実です。
例えば、慈善事業のような位置づけで
文化支援として地域社会向けのイベント
実施や文化財の保護、または環境保全活動
として植林活動を行なうなどが、
よくあるCSR事例です。
このような活動は社会や環境にとって
良い活動ではあるものの、企業の本業とは
関係のない活動であることが多く、
企業の財政状況が好調でなければ
行えないケースが多くあります。
最近では木のストローをつくっている
住宅会社などもりますが、
SDGsでは、企業が得意なビジネス領域
やイノベーションを用いて、社会課題を
解決することに期待しています。
つまり、社会課題の解決と自社の強みや
事業内容を結びつけやすい点が
CSRと異なる点です。
また、社会課題をビジネスで
解決することを
目指せば、新規市場の開拓や
事業機会の創出に
つながっていく可能性もあります。
SDGsは世界共通の目標なので、
目標達成に向けた活動で
あれば企業価値の向上や、
持続的な成長を実現することも
考えられます。
良い時代になって参りました。