初鹿 史典の熟成を楽しむ!

【第2560回】解体工事にまつわるサイディング情報


サイディングとは、建物の

壁に貼って、外壁として

使用する板材の一種です。

「サイディングボード」と

呼ばれることもあります。
 
サイディングは、構成素材

によっていくつかの種類に

分かれます。

一般的な住宅に最もよく

使われているのは、

「窯業系サイディング」と

呼ばれるもので、セメントに

繊維質を加えた原料を成型して

作られます。

窯業系サイディングは高密度で

硬質なため、耐火性や耐震性に

優れており、遮音性も高いと

いう特徴があります。

さらに、さまざまな価格帯や

デザインの商品が揃っている

のも特徴で、好みに合わせて

外観をコーディネートしやすい

というメリットがあります。

その一方で、吸水性が高いため

に水分による変形やひび割れが

起こりやすいことや、蓄熱性も

高いことから、夏場は室温が

上昇しやすいなどのデメリット

もあります。
 
サイディングには他にも、

金属系や木質系、樹脂系などの

種類があります。
 
サイディングには、一時期まで

アスベストが原料として

使われていました。

そのため、平成16年以前の

サイディングを使用した家を

解体する場合には、アスベスト

の含有を疑う必要があります。


サイディングのアスベストは

レベル3と、通常では発じん性

は低めですが、解体時には

破砕により、アスベストが

飛散する可能性もあります。

そのため、解体業者は慎重な

作業が必要になります。


意外に知られていないプチ情報

となります。
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