初鹿 史典の熟成を楽しむ!

【第2547回】脱炭素社会

今住宅のコンサルをしている

大阪出身の友人が、新卒で某

大手建材メーカーに勤務し、北海道

の北見市に赴任したての時の話。


年末、うっかりと灯油をきらしてしまい

業者さんがお休みなのでストーブに灯油を

入れられず、年末年始をコタツで

生活する羽目になったとの事。


北海道の寒さをなめており、休み明けに

対応するれば良いだろうという事で、

生活していたのですが、徐々に寒さが

建物内を浸食して参ります。


コタツからいよいよ出れなくなり、

寝たきりの状態に^^;

その生活に耐えられなくなり

お正月に会社の先輩に連絡をし

先輩の実家から灯油を運んでもらい

ストーブに灯油を入れてもらい

何とか事なきを得たとの事ですが・・・


それ以来、灯油のスペアは必ず

用意したという今では笑い話ですが

友人曰く、当時は死ぬかと本気で

思ったとの事。


そして、話はここからです。


灯油を入れてもらい、ストーブを

つけるのですが、丸1日経っても室内

が全く暖まらないのです。


この状況分かりますでしょうか?


北海道という極寒の地において

賃貸の建物が完全に冷えてしまうと、

暖めるのに丸2日かかるという事実。


何を言いたいかといいますと。


1,北海道の地において、さらに断熱・気密

を確保し、わずかなエネルギーで暖まる

住宅性能でしたら、このような思いは

しなくと済むという事


2,その北海道の性能を東京に持ち込み

家づくりをしたら・・・


そうなんです。今この考え方が「脱炭素社会」

のスタンダードになってきているのですね^^

どのエリアにおいてもわずかなエネルギーで

快適に住まえる住空間をデザインする事が

広く一般的になってきております。








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