初鹿 史典の熟成を楽しむ!

【第425回】模倣戦略

前回の続きです。

皆様は模倣戦略ってご存知ですか?

模倣戦略とは、業界で成功した他社

の新製品や新技術を模倣して後発で

追随する戦略です。

競合他社の新製品を研究して品質を

改善した商品を投入したり、

先行商品の機能を単純化して低価格の

製品を投入することにより、

後発企業も成果をあげる可能性を見出します。

しかし、ここに落とし穴があります。

創造的模倣戦略で無い限り、

経営者の経営哲学が気薄で

模倣する部分が『レシピ』だけに頼って

しまい、所謂、『厨房』の部分まで踏み込み

模倣しきれないという特性を生みます。


つまり、コンセプトが確立出来ないので

インナーブランド(社員が誇りに思える思想)

が『グラッグラ』なのです。

会社として素材にこだわっていくのか?

ローコストに走るのか?

会社が何処へ向かっているのか...? 経営者も

従業員も皆、不安な中で仕事をする羽目になります。

こうなると、人の出入りが激しくなり、

コンセプトを語れる人間がどんどん減っていきます。

負のスパイラルですね。


正しいマーケティングが出来ない会社は

正しい商品開発が出来ないのです。

これらは、会社が存続出来ない事を意味します。

早くこの事に気がついてほしいのですが...^^;











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