先日、西野さんの著者”夢と金”が出版
された、希少材料を扱う我々としては
マークしておかないと行けません
ので出版時の著者コメントを残し
反復継続確認できるようにします↓
ここから「ラグジュアリーの作り方」の話になるわけですが(詳しくは本を読んでください)、『夢と金』では、「ラグジュアリー=夢」としているんですね。
で、夢の値(ラグジュアリー度)を出す計算式というものを紹介しているんですけども、それが「認知度―普及度」です。
この値が大きければ大きいほど、夢(ラグジュアリー)と呼ばれるものになる。
計算式でピンとこない人に向けて、言葉で説明すると、夢(ラグジュアリー)というのは「誰でも知っているけど、(ほぼ)誰も手に入れていないモノ」です。
『夢と金』の深堀りはココからです。
たとえば、3000人のファンを抱えているアイドルがいたとする。
そのアイドルは、CDを出せば毎回確実に1000枚は売れる。
すんごいドンブリ勘定ですが、そのCDの販売価格が1000円で、制作にかかるコストが500円だとする。
つまり、1枚売れたら500円の利益が出る。
そうすると、CDを1000枚売ったら、「1000枚×500円」になるので、このアイドルがCDを出した時の利益は「50万円」。
大体、みんな、コレをやっちゃう。
ここにラグジュアリーの考えを入れるとどうなるかというと、CDは1枚しか作らないんです。
音源はYouTubeで全編流すけども、CDは1枚しか作らない。
3000人がそのCDのことを知っているんだけど、持っているのは一人だけ。
つまり、「誰でも知っているけど、(ほぼ)誰も手に入れていないモノ」です。
このCD、いくらで売れると思います?
60万円で売れるかもしれないし、下手すりゃ、100万円でも売れるかもしれない。
このアイドルに将来性があったら、投資家なら秒で買うでしょう。
「買っといて、価値が上がった時に売る」と考える。
ちなみに、1000枚売ってしまったら、投資家の好物である「転売価値」は生まれない。
アイドルとして活動を続けていくには予算が必要です。
今、自分達が置かれている状況(ファンが3000人)の場合、「1000枚売った方がいいのか?」それとも「1枚だけ売るのがいいのか?」…ここを考えられるようになった方がいい。
多くの日本人は「たくさん売ること」しか頭にないけど、これからは「価値をつけて売る」ということも考えていかなきゃいけない。
『夢と金』の第1章では、「富裕層はどんな生き物で、何を望んでいるのか? それに対して僕たちはどうサービスを提供していくのか?」ということを事細かに書いています。
生きていく上で絶対に必要になってくる知識なので、まだ『夢と金』を読まれていない方は直ちに読んでください。
そして、読まれた方は大切な人(守りたい人)にこの本をプレゼントしてください。
今日は「たくさん売ることで失ってしまうもの」というテーマでお話しさせていただきました。
ここまで。
木曾ひのきをどのように
届けるか?
沢山ヒントになるものがあります。