前回の続きです。
ゼオライトは太古の昔の火山活動によって
生じた火山灰が堆積し、地設変動によって
大きな変圧を受け、約500万年から1000万年
の長い年月をかけて結晶化したアルミノ珪酸塩
の総称ををいいます。
主成分のケイ素は食品添加物としても認可
されるなど極めて安全性の高い鉱物です。
このゼオライトは超多孔質で、1gあたりの
被表面積は約350m²(テニスコートの約1.5倍)
ともいわれる広大な面積を有する優れ物です。
身近な所では猫用トイレや農作物のための
土壌改良、金魚の水槽の浄化などにつかわれています。
また、『天然スタイル土壁』では、焼成していない
生の珪藻土にこだわっています。
そのため、アメリカはネバダ州の広大な土地
から産出される「生の珪藻土」を乾燥させた
「乾燥珪藻土」を輸入し、主成分として配合しています。
珪藻土は植物性プランクトン・珪藻が長い年月を
かけて化石になったもので、多孔質
(スポンジのように無数の徴細な穴が空いている)の土です。
この穴が臭いの吸着や調湿の役割を果たしてくれます。
因みにこのような材料が壁塗り材に入って
いるとしたら如何でしょうか?
病院の待合室まで入っていける(病棟まではさすがに難しい)
というお話もリラックス効果や消臭効果から頷けます。
素材や製法に拘りを見つけるという事も楽しいものです。