初鹿 史典の熟成を楽しむ!

【第25回】2世帯住宅はおすすめ

 先日の続きです。長いですがついてきて下さい。

 一世帯用の住宅を建てるより、ひとつの建物にふたつの世帯が住む二世帯住宅にした方が、
一世帯あたりの資金は少なくて済みます。単純に考えれば、二世帯住宅は外壁+屋根をふたつの世帯で
共有するのですから、施工に掛かる手間や建築材料が少なくて済むのです。

 ということは、同じ予算であれば、一世帯で一軒の家を建てるより、二世帯住宅の方が一世帯あたりの面積が
大きい家が建てられることになります。また、共有設備のコストや庭や建物の整備費など、住んでからも経費削減
ができるというメリットもあります。これは魅力的ですよね。


税制面でのメリット
 前回の贈与・相続時のメリットに加え、もうひとつ重要なメリットがあります、。
それは、住宅を取得する際の不動産取得税・固定資産税・登録免許税などの税金です。「不動産取得税・固定資産税」
の税金にはそれぞれ軽減措置が設けられています。2世帯住宅は、ふたつの世帯が生活するので面積が大きくなりがちです。
しかし2戸と見なされれば(区分登記の申請が必要)1戸あたりの面積が小さくなるので、課税率が低くなり、結果的に税金が軽減されるのです。


~2世帯住宅を建てられた先輩の声~

 二世帯同居をスタートしたきっかけがそれぞれ異なるため、スタート時期も様々でしたが、では「その時期でベストだったか?」
という点について、どのようにお感じになっているかこんなご意見があります。

 まずは、孫と祖父母の関係からのご意見。子世帯・子ども達が小中学生になってから二世帯同居をスタートされた方から
「もう少し早くても良かったかな」との声があがりました。やはり、子どもとは言え、ある程度の歳になってくると、人間関係が難しくなるとのこと。
 孫と祖父母の関係は、孫が小さければ小さい程スムーズなようです。

 次に、嫁と姑の関係からは「介護が必要になってからの同居は難しい」とのこと。やはり、お互いの性格や嗜好を知らないで、
いきなり介護をするのは、相手のことが解らず苦労するというのです。「一緒に住んでいれば、たとえ義理の親子でも、
何をしてあげれば喜ぶのか、何をするとイヤなのかなどが解るようになります。」したがって、要介護になる前にお互いを知る期間がある方が、
何事もスムーズにいくと言う訳です。

 結論から言いますと「2世帯住宅は何につけても早いほうがおすすめです」なるほどと思うお言葉です。

 次回はさらに深めます。
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