初鹿 史典の熟成を楽しむ!

【第3621回】自分の価値観がお客様に伝染する事を自覚する

「ライバル会社が値引きをして、

250万、ウチよりも安く

金額提示をしたので、失注しました」

というような報告を昔良く耳にする

ことがありました。

失注したのは、自社の価格が高いから、

ということを暗におっしゃられるのですが、

その一方で同じ会社の営業マンで、

同じ原価で同じ売価の商品を

250万高く提示して、契約を

勝ち取る営業さんもいるのです。


この差はなぜ起こるのだろう、

と自分なりに分析したことがあります。

結論、価格で負ける営業さんの場合、

その方ご自身がとにかく安いもの

に価値を感じるケースが多い^^;

ということが当時分かってきました。

同じような商品があった場合、

自分自身は間違いなく安い方を

買うタイプである、ということです。

だからライバル会社の方が

安い価格を提示してきた際、

お客様の目の前で、

「それだけ価格差あったら、

(自分だったら安い方を買うので)

やっぱり気持ちは相手に傾いちゃいますね」


というような波動が本人から

出てしまっているのです。

それに影響を受けたお客様は、

当然ながら安い価格を提示した

ライバルに価値を感じ、

失注してしまう、ということです。


すなわち、お客様にライバルを

選ばせているのは、

営業マン自身である、

ということなのです。


一方、ライバルより価格が高くても

お客様に選んでいただける営業マンは、

自分自身が価格だけで購入先を選ばない、

という価値観を持っているケースが

多いように感じます。

先日の打ち合わせで昔の記憶が

蘇ったので思わず記しました。


続きは次回。
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