有名トレーナー逮捕

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有名トレーナー逮捕 無免許で患者にはり治療
　無免許で女性患者にはり治療を施したとして、兵庫県警生活環境課と兵庫署などは八日、あん摩マッサージ指圧師などに関する法律違反（無免許はり業）容疑で、神戸市長田区山下町、柔道整復師、山下哲弘容疑者（３９）を逮捕した。山下容疑者は「コアビリティトレーニング」という独自理論を提唱し、有名アスリートも師事するカリスマトレーナー。（産経新聞）
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非常に残念なニュースである。
私は、その方とは面識もないが、この問題は、トレーナーだけでなく、鍼灸師や柔道整復師にとっても重要な問題になるのではないだろうか。


トレーナーという仕事は、色々な事をリクエストされる事が多いので、自分の中で出来る事と出来ない事の区別が必要となってくるはずである。

私は、学生やトレーナーになりたいと質問してくる度に、「人の身体を触るのであるから、医療資格をとるべきである事」、をいつも言っている。
日本で働くのであれば、日本の法律に従わなければならないからである。
アメリカでNATA‐ATCの資格を取ってきても、日本に帰ってきてから医療資格を取りに行っているという話をよく聞く。システム上仕方のないことであるが…。


ある程度仕事をしていくと、自分に足りないものが見えてくる。その不足を補う為に講習会や学校に行くのであるが、仕事をしていると時間的にも金銭的に厳しい。でもこれはやり続けなければならない事となるだろう。

パーソナルトレーニングの利点

一般的なスポーツクラブや市町村で運営しているトレーニングルーム等は、初回の説明や、何ヶ月かおきに行なうフィジカルチェック（有料の場合が多い）の時に、トレーニング機器の指導やメニューを渡され説明される事が多い。

だが、専門的な事を学んだ経験がある方ならば、一度聞いただけでも理解する事ができるが、一般の方々では理解できるとは思えない。トレーニングに一番重要なのは、トレーニングのフォームと意識である。
・このトレーニングはどこの筋肉の運動なのか？
・呼吸は、どうするのか？等
フォームがきちんと正確に出来なければ、効果も十分に期待できない。

施設には、インストラクターやトレーナーが常駐しているはずであるから、聞けば親切に教えてくれるが、基本的な事など今更聞けないし、恥ずかしいなどと考えてしまう方も多いのではないだろうか。

パーソナルトレーニングは、お客様とトレーナーがほぼマンツーマンの状態でのトレーニングになるので、フォームの修正や指示がすぐできるので、トレーニングにはとても効果的である。

プロスポーツ選手は、個人的にトレーナーをつける理由がそこにあると思う。
一部のスポーツクラブでは、既に始まっているところもあると聞いている。
料金は通常よりも掛かるとは思うが、可能であればそのちがいを是非体験をして頂きたい。

もちろん、当院はパーソナルトレーナー制でトレーニングを指導しています。

トレーニング指導の奥深さ

トレーニングには、様々な種類がある。
それを適切な時期に、適切な負荷で行う事がパフォーマンスアップにつながる。
そんな事はわかっているのだが、難しい事である。
　
本や雑誌・インターネットなどの情報収集で、ある程度の事は理解できる。
でもそれだけでは、何かが足りないはず。
テキストには、書いていない何かである。
　
それは、解答の無い事かもしれない。
10人のトレーナーがいれば、10通りの答えがあっても構わない世界である。
（もちろん、トレーニングを行なう方とのコミュニケーションは当然必要ですが）。

でも、そこがトレーナーの腕の見せ所であり、
私は、楽しみだと思う。

スポーツトレーナーを目指す人に

先日、某専門学校のパンフレットの取材があった。
スポーツトレーナーとして活動している人として、紹介するというものである。
いくつかの質問があり、その中で一番答えに困ったのが、
トレーナーを目指す人にアドバイスをという質問であった。

以下のように答えたと思う。
・現実的には、厳しい職種である事（就職も少ない）
・トレーナーは決して華やかな職業ではないという事
・ずっと勉強を続けていく必要がある事
・自分の役割を明確にして、仕事をする事
等々。

これらのことは、トレーナーという職種に限った事ではないが、
私は、これは最低の基本事項だと考えている。
もちろん異論のある方もいらっしゃると思いますが。