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アイルランド紀行(10)
ダブリンの休日(2)
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第3日目:2002年6月17日(月)(つづき)
<一人で散策>
■昼食後解散
午前中は,F先生,N夫妻,Hさん,それにflower-hillこと私の5人で観光する。
オコネル街のスポーツ店,肉屋などでウインドウショッピングをしたあと,ブラジリアコーヒーショップ(Brasilia Cafe Shop)で一休みした後,トリニティカレッジ(Trinity College)の脇を通り過ぎて,セントステファングリーン公園に入る。ここで昼食を摂る。
<ダブリンの肉屋>
<ダブリンのコーヒーショップ>
その後は,それぞれが自由行動をすることになった。
英語が堪能なH氏が,『地球の歩き方』を片手に,何処かのレストランに電話をする。そして,今夜の夕食の予約を取る。
12時30分に解散後,私は,暫くの間,一人で公園の小径を散策することにした。公園の中には沢山の散策路が設けてある。小さな築山や橋もある。オランダで散策したボス公園に比較すると,花の種類は大分少ないような気がするが,とにかく広い公園なので,とても気分がよい。それにボス公園の芝生は犬の糞だらけだったが,ここの芝生は清潔で隅々まで手入れが行き届いている。とにかく綺麗なのが嬉しい。
■セントパトリック寺院
私は地図を片手に,運動不足を解消したという思いから,兎に角,めったやたらに歩き回ることにした。他人が見たら,まるで,鬱憤晴らしをしているように見えるかもしれないが,見知らぬ国のデタラメ歩きは楽しいものである。
まずは,先ほど一寸覗いたショッピングモールをもう一度覗いてみる。一旦,解散したはずの仲間も,期せずしてショッピングモールの中を彷徨いている。たまたま居合わせたHさんと,暫くの間,一緒にモール内を散策する。
13時38分,Hさんとお別れして,モール街から外へ出る。私達の宿泊しているアッシュリングホテルは,ここから西へ数キロメートル離れたところにある。地図を頼りに,概ね西を目指して,ブラブラ歩きをすれば,何とかホテルに辿り着けるだろう。こんなちょっと不安のあるデタラメ歩きは,私にとって,堪らなく楽しいのである。
とにかく歩き出してみる。街中,至る所に200~300年前に建築されたと思われる古い建物が建ち並んでいる。素晴らしい風情である。日本の平均的な都市では,お目にかかれない異質の風格が感じられる。最初は観光バスのルート,ステファン通りに沿って歩いてみる。途中から適当なところで左折して,当てずっぽうに南へ歩く。すると,間もなく広大な広場に出た。薄日が射し込む広場で,沢山の人達が日向ぼっこをしている。 広場のフェンスに沿って歩く。すると,随分と大きな寺院の前に出る。フェンスのペンキを塗り替えている人がいる。ちょっと怖いが,その人の脇を通って,先へ進む。フェンスの途中にこの寺院に入る門がある。中に入れるようである。誰も居ない。辺りは静まりかえっている。中に入っても,怒られることはなかろうと思って,中に入ってみる。どうやら,ここはセントパトリック寺院(St. Patric Cathedral)らしい。電池切れで,デジカメが使えない私は,フェンスの脇に,暫時,座り込んで,寺院の威容をスケッチする。『地球の歩き方アイルランド』によると,この寺院はアイルランド最大の教会のようである。
<セントパトリック寺院>
※一寸,デフォルメして,高いところを大きく描く。
■セントアデン門とクライストチャーチ大聖堂
再び地図を頼りに,デタラメ歩きを続ける。セントパトリック寺院から北の方向に向かう。人気のない乾燥した感じの日向道をひたすら歩いていると,やがてセントアデン門(St. Adden’s Gate, 1275)の前に出る。辺りは静まりかえっている。そこに古い城門がひっそりと建っている。門に案内板によると,この門は,どうやら西暦1,275年に造られた遺構のようである。門に近付くと,えらく小便臭い。この辺りは立ち小便がし易いところのようである。地図で確かめると,どうやらここはダブリン城(Dublin Castle)の一角らしい。
<セントアデンスゲート>
少々怖い感じもするが,門の中に入ってみる,中には不気味な階段が続いている。階段を登ると,右手にチョとした広場が続いている。どうやらここはクライストチャーチ大聖堂(Christ Church Cathedral)の裏手に位置しているようである。
大聖堂を仰ぎ見ながら,広場で数分休憩を取った後,再び石段を下って,門を潜って外へ出る。序でに門をスケッチする。
スケッチを終えて,城壁に沿って西へ進む。やがて,沢山の人達が集まっているところに到着する。どうやら城の下の近くに小学校があるらしくて,沢山の母親が子供を出迎えに来ている。子供達が次々と下校してくる。どこ国でも子供は本当に可愛いなと思う。
■セントパトリック病院
地図を頼りに,西へ向かって。デタラメ歩きを続ける。西へ進むに連れて,次第にダブリンの中心街から外れてくる。私はホテル備え付けの地図を頼りにして歩いているが,中心街から外れると,地図の縮尺が微妙に違ってくる。それだけでなく,地図上では省略されている道路もだんだんと増えてくる。そして,だんだんと自分が何処を歩いているのか分からなくなってくる。
14時50分頃,セントパトリック病院(St. Patric’s Hospital, 1145)の前に出る。地図ではほんの少し歩くと,この病院の前に出るはずだが,縮尺が大きくなっているために,予想と違って,随分と長い時間歩いている。この辺りになると,ますます人影が少なくなる。私は路傍に立ったまま病院の建物をスケッチをする。
<セントパトリック病院>
■現代美術館
病院前を通過して,緩い下り坂を進む。やがて,前方右手に低い丘が見えてくる。道なりに進んで,やや急な道を登り始める。道の両側は,深い木立に覆われている。坂の上前方から若い男女が下りてくる。そして私に,
「現代美術館はどこにあるんでしょうか・・・?」
と聞く。ダブリンに来たばかり私に道を聞く人がいるから驚きである。
「私にとって,今日は初めてダブリン訪問ですから,正確には分かりません・・・が,この地図を見ると,この坂の上にある三叉路を左に曲がった突き当たりのようですよ・・」
と地図を見せながら説明する。彼らは私に「サンキュー」と軽く会釈して,今来た道を引き返す。私もユックリと坂道を登る。
15時丁度に,坂の上にある現代美術館(Museum of Modern Art)に到着する。時間があれば,勿論,中を見学したかったが,残念ながら時間がないので諦める。そのかわりに,ザッと建物の外観をスケッチして,再び坂道を下る。途中の三叉路から北へ向かう。坂道を下り終わった辺りに,今朝,観光バスに乗車した停留所がある。これでダブリン中心街を一周したことになる。
<近代美術館>
■ヒューストン駅
信号を渡ってヒューストン駅(Huston Station)に到着する(15時10分)。小さな駅だが,外観はなかなかシックで見栄えがよい。早速,立ったままスケッチする。駅の構内に入ってみる。昔の上野駅のような雰囲気である。中央広場横の駅の売店に立ち寄る。駅売店にしては,かなり大きなお店である。売り場には子供用のオモチャが沢山並んでいる。店内を一回りすると,私が丁度欲しいなと思っていたA4無地のレターペーパーがある。そこで,2冊購入する。これで旅行中メモ用紙で不自由することはないだろう。
売店を出る。駅前の道を少し歩いて,15時20分にアッシュリングホテルへ戻る。
<ヒューストン駅>
<みんなで夕食>
■道に迷う
アッシュリングホテルに戻り,直ぐに風呂に入り,散策中の汗を流す。そして,散策中に集めた資料類の整理を始める。その後,暫くの間,ベッドに横たわってうたた寝をする。
17時55分,集合時間5分前にロビーへ下りる。程なく全員が集合する。これから,Hさんが予約したレストラン「ザ・ロードエドワード(The Load Edward)」で夕食を摂る予定である。アッシュリングホテルから東南東へ1.5キロメートルほどの所にある。ブラブラ歩きをしていくのに丁度良い場所である。
『地球の歩き方』の地図を頼りに,お店を探すが,一向に見当たらない。英語に堪能なHさんがお店に電話をかけて場所を確認する。すると,このお店は,最近,この本に載っている場所から,新しい場所に移転したことが分かる。Hさんが何回も電話をして位置を確認しながら,やっと店に辿り着く。店内はそれ程広くはないが,落ち着いた良い雰囲気である。
■高価な夕食
まずはギネスビールで乾杯する。
私はシャケの焼き物(Grilled Salmon)を注文する。大きなお皿に輪切りのサーモンが乗っている。その脇に赤株,サラダ菜,トマトが添えてある。美味だが,醤油を1~2滴垂らしたら,俄然,風味が増すだろうなと連想する。
<贅沢な夕食>
ギネスビール1/2pt.で1.65EU,それにチップ3.00EU,合計22.75EU(約2,850円)。1食にこんなにお金を使ったら,これから先,とても持たない。こんな贅沢は今夜限りにしょう,明日からはグッと締めるぞと,固く心に決める。
■川沿いの道をブラブラ
19時45分にお開きにする。店を出てブラブラ歩きを始める。ほろ酔冷ましを兼ねて,コーヒー店(Band Ass Coffee)に入って,コーヒーを賞味する。お店から外に出て北へ向かう。そしてリフイ川に架かる太鼓橋を渡り,川の左岸に沿って,西方向に歩く。途中で,Hさんが宿泊しているモリソンホテルに立ち寄り,Hさんとお別れする。ホテルのロビーで,今日1日の立て替え分などをお互いに精算する。
20時30分にモリソンホテルを出発して,ブラブラ歩きを続ける。そして,20時50分頃,アッシュリングホテルに帰着する。もう一度風呂に入り,21時30分頃就寝。
ダブリンの長い一日が終わった。
(つづく)
アイルランド紀行(10)
ダブリンの休日(2)
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第3日目:2002年6月17日(月)(つづき)
<一人で散策>
■昼食後解散
午前中は,F先生,N夫妻,Hさん,それにflower-hillこと私の5人で観光する。
オコネル街のスポーツ店,肉屋などでウインドウショッピングをしたあと,ブラジリアコーヒーショップ(Brasilia Cafe Shop)で一休みした後,トリニティカレッジ(Trinity College)の脇を通り過ぎて,セントステファングリーン公園に入る。ここで昼食を摂る。
<ダブリンの肉屋>
<ダブリンのコーヒーショップ>
その後は,それぞれが自由行動をすることになった。
英語が堪能なH氏が,『地球の歩き方』を片手に,何処かのレストランに電話をする。そして,今夜の夕食の予約を取る。
12時30分に解散後,私は,暫くの間,一人で公園の小径を散策することにした。公園の中には沢山の散策路が設けてある。小さな築山や橋もある。オランダで散策したボス公園に比較すると,花の種類は大分少ないような気がするが,とにかく広い公園なので,とても気分がよい。それにボス公園の芝生は犬の糞だらけだったが,ここの芝生は清潔で隅々まで手入れが行き届いている。とにかく綺麗なのが嬉しい。
■セントパトリック寺院
私は地図を片手に,運動不足を解消したという思いから,兎に角,めったやたらに歩き回ることにした。他人が見たら,まるで,鬱憤晴らしをしているように見えるかもしれないが,見知らぬ国のデタラメ歩きは楽しいものである。
まずは,先ほど一寸覗いたショッピングモールをもう一度覗いてみる。一旦,解散したはずの仲間も,期せずしてショッピングモールの中を彷徨いている。たまたま居合わせたHさんと,暫くの間,一緒にモール内を散策する。
13時38分,Hさんとお別れして,モール街から外へ出る。私達の宿泊しているアッシュリングホテルは,ここから西へ数キロメートル離れたところにある。地図を頼りに,概ね西を目指して,ブラブラ歩きをすれば,何とかホテルに辿り着けるだろう。こんなちょっと不安のあるデタラメ歩きは,私にとって,堪らなく楽しいのである。
とにかく歩き出してみる。街中,至る所に200~300年前に建築されたと思われる古い建物が建ち並んでいる。素晴らしい風情である。日本の平均的な都市では,お目にかかれない異質の風格が感じられる。最初は観光バスのルート,ステファン通りに沿って歩いてみる。途中から適当なところで左折して,当てずっぽうに南へ歩く。すると,間もなく広大な広場に出た。薄日が射し込む広場で,沢山の人達が日向ぼっこをしている。 広場のフェンスに沿って歩く。すると,随分と大きな寺院の前に出る。フェンスのペンキを塗り替えている人がいる。ちょっと怖いが,その人の脇を通って,先へ進む。フェンスの途中にこの寺院に入る門がある。中に入れるようである。誰も居ない。辺りは静まりかえっている。中に入っても,怒られることはなかろうと思って,中に入ってみる。どうやら,ここはセントパトリック寺院(St. Patric Cathedral)らしい。電池切れで,デジカメが使えない私は,フェンスの脇に,暫時,座り込んで,寺院の威容をスケッチする。『地球の歩き方アイルランド』によると,この寺院はアイルランド最大の教会のようである。
<セントパトリック寺院>
※一寸,デフォルメして,高いところを大きく描く。
■セントアデン門とクライストチャーチ大聖堂
再び地図を頼りに,デタラメ歩きを続ける。セントパトリック寺院から北の方向に向かう。人気のない乾燥した感じの日向道をひたすら歩いていると,やがてセントアデン門(St. Adden’s Gate, 1275)の前に出る。辺りは静まりかえっている。そこに古い城門がひっそりと建っている。門に案内板によると,この門は,どうやら西暦1,275年に造られた遺構のようである。門に近付くと,えらく小便臭い。この辺りは立ち小便がし易いところのようである。地図で確かめると,どうやらここはダブリン城(Dublin Castle)の一角らしい。
<セントアデンスゲート>
少々怖い感じもするが,門の中に入ってみる,中には不気味な階段が続いている。階段を登ると,右手にチョとした広場が続いている。どうやらここはクライストチャーチ大聖堂(Christ Church Cathedral)の裏手に位置しているようである。
大聖堂を仰ぎ見ながら,広場で数分休憩を取った後,再び石段を下って,門を潜って外へ出る。序でに門をスケッチする。
スケッチを終えて,城壁に沿って西へ進む。やがて,沢山の人達が集まっているところに到着する。どうやら城の下の近くに小学校があるらしくて,沢山の母親が子供を出迎えに来ている。子供達が次々と下校してくる。どこ国でも子供は本当に可愛いなと思う。
■セントパトリック病院
地図を頼りに,西へ向かって。デタラメ歩きを続ける。西へ進むに連れて,次第にダブリンの中心街から外れてくる。私はホテル備え付けの地図を頼りにして歩いているが,中心街から外れると,地図の縮尺が微妙に違ってくる。それだけでなく,地図上では省略されている道路もだんだんと増えてくる。そして,だんだんと自分が何処を歩いているのか分からなくなってくる。
14時50分頃,セントパトリック病院(St. Patric’s Hospital, 1145)の前に出る。地図ではほんの少し歩くと,この病院の前に出るはずだが,縮尺が大きくなっているために,予想と違って,随分と長い時間歩いている。この辺りになると,ますます人影が少なくなる。私は路傍に立ったまま病院の建物をスケッチをする。
<セントパトリック病院>
■現代美術館
病院前を通過して,緩い下り坂を進む。やがて,前方右手に低い丘が見えてくる。道なりに進んで,やや急な道を登り始める。道の両側は,深い木立に覆われている。坂の上前方から若い男女が下りてくる。そして私に,
「現代美術館はどこにあるんでしょうか・・・?」
と聞く。ダブリンに来たばかり私に道を聞く人がいるから驚きである。
「私にとって,今日は初めてダブリン訪問ですから,正確には分かりません・・・が,この地図を見ると,この坂の上にある三叉路を左に曲がった突き当たりのようですよ・・」
と地図を見せながら説明する。彼らは私に「サンキュー」と軽く会釈して,今来た道を引き返す。私もユックリと坂道を登る。
15時丁度に,坂の上にある現代美術館(Museum of Modern Art)に到着する。時間があれば,勿論,中を見学したかったが,残念ながら時間がないので諦める。そのかわりに,ザッと建物の外観をスケッチして,再び坂道を下る。途中の三叉路から北へ向かう。坂道を下り終わった辺りに,今朝,観光バスに乗車した停留所がある。これでダブリン中心街を一周したことになる。
<近代美術館>
■ヒューストン駅
信号を渡ってヒューストン駅(Huston Station)に到着する(15時10分)。小さな駅だが,外観はなかなかシックで見栄えがよい。早速,立ったままスケッチする。駅の構内に入ってみる。昔の上野駅のような雰囲気である。中央広場横の駅の売店に立ち寄る。駅売店にしては,かなり大きなお店である。売り場には子供用のオモチャが沢山並んでいる。店内を一回りすると,私が丁度欲しいなと思っていたA4無地のレターペーパーがある。そこで,2冊購入する。これで旅行中メモ用紙で不自由することはないだろう。
売店を出る。駅前の道を少し歩いて,15時20分にアッシュリングホテルへ戻る。
<ヒューストン駅>
<みんなで夕食>
■道に迷う
アッシュリングホテルに戻り,直ぐに風呂に入り,散策中の汗を流す。そして,散策中に集めた資料類の整理を始める。その後,暫くの間,ベッドに横たわってうたた寝をする。
17時55分,集合時間5分前にロビーへ下りる。程なく全員が集合する。これから,Hさんが予約したレストラン「ザ・ロードエドワード(The Load Edward)」で夕食を摂る予定である。アッシュリングホテルから東南東へ1.5キロメートルほどの所にある。ブラブラ歩きをしていくのに丁度良い場所である。
『地球の歩き方』の地図を頼りに,お店を探すが,一向に見当たらない。英語に堪能なHさんがお店に電話をかけて場所を確認する。すると,このお店は,最近,この本に載っている場所から,新しい場所に移転したことが分かる。Hさんが何回も電話をして位置を確認しながら,やっと店に辿り着く。店内はそれ程広くはないが,落ち着いた良い雰囲気である。
■高価な夕食
まずはギネスビールで乾杯する。
私はシャケの焼き物(Grilled Salmon)を注文する。大きなお皿に輪切りのサーモンが乗っている。その脇に赤株,サラダ菜,トマトが添えてある。美味だが,醤油を1~2滴垂らしたら,俄然,風味が増すだろうなと連想する。
<贅沢な夕食>
ギネスビール1/2pt.で1.65EU,それにチップ3.00EU,合計22.75EU(約2,850円)。1食にこんなにお金を使ったら,これから先,とても持たない。こんな贅沢は今夜限りにしょう,明日からはグッと締めるぞと,固く心に決める。
■川沿いの道をブラブラ
19時45分にお開きにする。店を出てブラブラ歩きを始める。ほろ酔冷ましを兼ねて,コーヒー店(Band Ass Coffee)に入って,コーヒーを賞味する。お店から外に出て北へ向かう。そしてリフイ川に架かる太鼓橋を渡り,川の左岸に沿って,西方向に歩く。途中で,Hさんが宿泊しているモリソンホテルに立ち寄り,Hさんとお別れする。ホテルのロビーで,今日1日の立て替え分などをお互いに精算する。
20時30分にモリソンホテルを出発して,ブラブラ歩きを続ける。そして,20時50分頃,アッシュリングホテルに帰着する。もう一度風呂に入り,21時30分頃就寝。
ダブリンの長い一日が終わった。
(つづく)