<朝の散歩>
ロッキー山脈紀行(19):第4日目(1):リッジウェイの朝
(アルパインツアー)
2010年8月19日(木)~28日(土)
第3日目:2010年8月22日(日)
<第4日目の行程>
朝食を,近くのレストランで済ませた後,専用車で約2時間,がニソン国立公園を訪れる.花崗岩の急峻な渓谷,ブラックキャニョンでハイキングを楽しんだ後,再び専用車に乗って,約3時間,アスペンに到着する.
アスペン泊.
<チペタサンロッジの朝>
■快晴で冷涼な朝
いよいよロッキー山脈の旅も4日目を迎える.
さすがに時差にも少し馴れたようで,朝4時まではグッスリと眠ることができた.まだ,外は真っ暗だし.同室のSさんはまだ熟睡しているようである.暫くの間,ベッドの中でジッと動かずにいるが,すぐに飽きてくる.私は頭から毛布を被って,ヘッドランプを点けて,持参した本を,そっと読みふける.この本が結構面白いので,ますます目が冴えてしまう.
6時頃,東の空が白んでくる.モーニングコールの電話が掛かってくる.ここで2人とも起床する.
部屋のドアーを開けてみる.外気は冷涼で,18.0℃.今日も快晴である.
6時39分,東に見えている山脈からのご来光が見事である.空気が澄んでいるので,朝の太陽がギラギラと眩しい.西に見えている高い山の頂にも朝日が当たって輝いている.
■近くのレストランまで移動
6時50分,全員がロビーに集合する.これから現地ガイドのネイトさんの案内で,朝食を摂るために近くのレストランに向かうことになっている.
どちらを向いて歩いているのか方角は良く分からないが,美しい木立が立ち並ぶ閑静な住宅地の中を歩く.道幅がとてもユッタリとしている道の両側には,住居や事務所らしい建物や消防署が並んでいる.
2カ所の交差点を渡ってから左折する.ほんの少し登り道になっている.曲がってから2番目の十字路を過ぎた右側に.2階建ての建物がある.7時丁度に,その1階にある“ケイトさんの家(Kate’s Place )”に到着する.
私たち一行が座ると,お店の大半の椅子が一杯になってしまうほどに小さなレストランである.窓が広くて,とても明るい雰囲気のお店である.
■“ケイトさんの家”の料理
例によって,ネイトさんが,私たちに2種類のメニューを提示する.ケイトさんの上手な日本語の説明を伺っても,どんな料理か今ひとつ良く分からない・・が,どうせどっちでも大差ないだろうと思って,いい加減に,
「私は2番目をお願いします・・」
とオーダーする.どんな料理が出てくるかが楽しみである.
まずはコーヒー.勿論アメリカンコーヒーである.メインディッシュはオムレツにトマトケチャップ,トースト,果物のついた軽食.この量で十分.如何にもアメリカらしい食事である.
この店の看板娘は,妙齢のブロンド.アメリカ人らしく,至って陽気である.日本贔屓らしく,盛んに日本のことを聞いてくる.名前はホリーさんというらしい.ケイトさんを通じて,
「ホリーさんを漢字で書くとすれば,どんな字になりますか・・」
と厄介な質問がくる.
「・・うん.そうだな~ぁ・・・「堀井」「保井」「保里」「穂利」「穂里」,いろいろあるな.でも,まあ,「穂里」辺りが一番感じが良いかな・・」
と適当なことを言って,紙に漢字を書いて,ホリーさんに渡す.
■消防署とラベンダー
朝食を終えて,7時56分にレストランを出る.そして往路を辿って,三々五々,ホテルへ戻る.
改めて辺りを見回すと,まるで西部劇に出てくるような雰囲気の町である.また,赤い消防車が停まっている召募所の前を通り抜ける.
私たちが物珍しげに消防車を眺めながら歩いていると,建物の中から初老の女性が出てくる.
「この建物,売りに出しているよ.買わないかね・・」
と言っているようである.少し巻き舌の英語なので聞き取りにくい.
往路では気がつかなかったが,道端に紫色の綺麗な花が咲いている.同行者によると,この花はラベンダーの一種だという.
■ホテルを出発
8時07分,自室へ戻る.荷物を纏めて,すぐにロビーへ向かう.
8時20分,私たちを乗せた2台の専用車は,最初の訪問地,ガニソン国立公園へ向けて,いよいよ出発である.
(つづく)
「ロッキー山脈紀行」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/d3fa5e8d54139bc43f74f953b34d66b6
「ロッキー山脈紀行」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/345d8e566e512940b3f09072b3a25afa
[編集後記]
2010年10月1日(金)
もうあっという間に,今日から10月.
イヤになるほど,月日の経つのが速い.
ひさびさに近くの眼科医の検診を受けようと思って,10時頃,家を出る.ところが診療所の入口に,10月2日まで休診という張り紙がしてある.とんだ時間の無駄をしてしまう.この所,本来ならば暇なはずなのに.めったやたらにやることが多すぎて,正直なところ,てんてこまっている.
早く水彩画の制作に取りかかりたいのだが,中山道の地図作り,明日からの浅間山山行の資料作り,五十三次洛遊会の散策地図作りなどの作業が目白押しである.
今日も8時間以上もパソコンの前に座り込んで,中山道の地図作りに精を出す.挙げ句の果て,眼が疲れてしまい,どうしようもない.
(ぼやきおわり)
ロッキー山脈紀行(19):第4日目(1):リッジウェイの朝
(アルパインツアー)
2010年8月19日(木)~28日(土)
第3日目:2010年8月22日(日)
<第4日目の行程>
朝食を,近くのレストランで済ませた後,専用車で約2時間,がニソン国立公園を訪れる.花崗岩の急峻な渓谷,ブラックキャニョンでハイキングを楽しんだ後,再び専用車に乗って,約3時間,アスペンに到着する.
アスペン泊.
<チペタサンロッジの朝>
■快晴で冷涼な朝
いよいよロッキー山脈の旅も4日目を迎える.
さすがに時差にも少し馴れたようで,朝4時まではグッスリと眠ることができた.まだ,外は真っ暗だし.同室のSさんはまだ熟睡しているようである.暫くの間,ベッドの中でジッと動かずにいるが,すぐに飽きてくる.私は頭から毛布を被って,ヘッドランプを点けて,持参した本を,そっと読みふける.この本が結構面白いので,ますます目が冴えてしまう.
6時頃,東の空が白んでくる.モーニングコールの電話が掛かってくる.ここで2人とも起床する.
部屋のドアーを開けてみる.外気は冷涼で,18.0℃.今日も快晴である.
6時39分,東に見えている山脈からのご来光が見事である.空気が澄んでいるので,朝の太陽がギラギラと眩しい.西に見えている高い山の頂にも朝日が当たって輝いている.
■近くのレストランまで移動
6時50分,全員がロビーに集合する.これから現地ガイドのネイトさんの案内で,朝食を摂るために近くのレストランに向かうことになっている.
どちらを向いて歩いているのか方角は良く分からないが,美しい木立が立ち並ぶ閑静な住宅地の中を歩く.道幅がとてもユッタリとしている道の両側には,住居や事務所らしい建物や消防署が並んでいる.
2カ所の交差点を渡ってから左折する.ほんの少し登り道になっている.曲がってから2番目の十字路を過ぎた右側に.2階建ての建物がある.7時丁度に,その1階にある“ケイトさんの家(Kate’s Place )”に到着する.
私たち一行が座ると,お店の大半の椅子が一杯になってしまうほどに小さなレストランである.窓が広くて,とても明るい雰囲気のお店である.
■“ケイトさんの家”の料理
例によって,ネイトさんが,私たちに2種類のメニューを提示する.ケイトさんの上手な日本語の説明を伺っても,どんな料理か今ひとつ良く分からない・・が,どうせどっちでも大差ないだろうと思って,いい加減に,
「私は2番目をお願いします・・」
とオーダーする.どんな料理が出てくるかが楽しみである.
まずはコーヒー.勿論アメリカンコーヒーである.メインディッシュはオムレツにトマトケチャップ,トースト,果物のついた軽食.この量で十分.如何にもアメリカらしい食事である.
この店の看板娘は,妙齢のブロンド.アメリカ人らしく,至って陽気である.日本贔屓らしく,盛んに日本のことを聞いてくる.名前はホリーさんというらしい.ケイトさんを通じて,
「ホリーさんを漢字で書くとすれば,どんな字になりますか・・」
と厄介な質問がくる.
「・・うん.そうだな~ぁ・・・「堀井」「保井」「保里」「穂利」「穂里」,いろいろあるな.でも,まあ,「穂里」辺りが一番感じが良いかな・・」
と適当なことを言って,紙に漢字を書いて,ホリーさんに渡す.
■消防署とラベンダー
朝食を終えて,7時56分にレストランを出る.そして往路を辿って,三々五々,ホテルへ戻る.
改めて辺りを見回すと,まるで西部劇に出てくるような雰囲気の町である.また,赤い消防車が停まっている召募所の前を通り抜ける.
私たちが物珍しげに消防車を眺めながら歩いていると,建物の中から初老の女性が出てくる.
「この建物,売りに出しているよ.買わないかね・・」
と言っているようである.少し巻き舌の英語なので聞き取りにくい.
往路では気がつかなかったが,道端に紫色の綺麗な花が咲いている.同行者によると,この花はラベンダーの一種だという.
■ホテルを出発
8時07分,自室へ戻る.荷物を纏めて,すぐにロビーへ向かう.
8時20分,私たちを乗せた2台の専用車は,最初の訪問地,ガニソン国立公園へ向けて,いよいよ出発である.
(つづく)
「ロッキー山脈紀行」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/d3fa5e8d54139bc43f74f953b34d66b6
「ロッキー山脈紀行」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/345d8e566e512940b3f09072b3a25afa
[編集後記]
2010年10月1日(金)
もうあっという間に,今日から10月.
イヤになるほど,月日の経つのが速い.
ひさびさに近くの眼科医の検診を受けようと思って,10時頃,家を出る.ところが診療所の入口に,10月2日まで休診という張り紙がしてある.とんだ時間の無駄をしてしまう.この所,本来ならば暇なはずなのに.めったやたらにやることが多すぎて,正直なところ,てんてこまっている.
早く水彩画の制作に取りかかりたいのだが,中山道の地図作り,明日からの浅間山山行の資料作り,五十三次洛遊会の散策地図作りなどの作業が目白押しである.
今日も8時間以上もパソコンの前に座り込んで,中山道の地図作りに精を出す.挙げ句の果て,眼が疲れてしまい,どうしようもない.
(ぼやきおわり)