中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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風爽やかな石老山;富士山の眺望を楽しむ

2016年05月19日 17時43分50秒 | 中央沿線

                            <石老山山頂から富士山を望む>

      風爽やかな石老山;富士山の眺望を楽しむ
            塔ノ岳常連有志
           大人のミニミニ遠足in石老山

2016年5月18日(水) 晴

<ルート地図>


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<中央本線相模湖駅集合>

■ミニミニ遠足のお誘いを受けた
 先日の土曜日,胆石症手術後のリハビリ登山で塔ノ岳を訪れてたときに,塔ノ岳常連のMGさん主催の「大人のミニミニ遠足in石老山」に参加しないかというお誘いを受けた.
 私は即座に,
 「喜んで参加します…」
とお答えした.
 お誘いを受けるとは! リハビリ中の私にはとても有り難いことに思える.
 …というのも,リハビリ中の私の体調を見て,私が参加してもお荷物にならないと判断した上で,お誘いを受けているに違いなと勝手に判断しているからである.
 もうかれこれ10年以上も前のことになるが,確か山旅スクールの研修山行で,石老山に登ったことがあるはず.でも,そのときのことはすっかり忘れている.
 風薫る五月に石老山も,さぞかし楽しいことだろう.

■モノレールのホームから富士山を望む
 いよいよ当日である.
 時間の追われてバタバタするのも嫌なので,例によって,タップリ時間をとって,自宅近くの湘南モノレール駅に向かう.湘南モノレールの初電に乗るつもりである.
 駅入口のシャッターが開くと同時に,駅構内に入る.
 今日の天気も上々のようである.ホームから富士山が見えているが,このところ晴天続きのためか,薄らと靄が掛かっている.

<湘南モノレール駅から富士山を望む>

■浜線を乗り継いで相模湖駅へ
 大船駅6時00分発東海道本線上り電車に乗車する.浜,東神奈川で乗り継いで浜線の電車に乗車,7時20分に八王子駅に到着する.
 乗換が少々面倒だが,八王子駅から高尾行の電車に乗り換える.さらに高尾で甲府方面行電車に乗り換えて相模湖を目指す.
 電車の中で,辺りを見回すが,近くには同行予定の皆さんの姿が見当たらない.
 ”あれ~ぇ…日にちを間違えたかな…”
と少々心配になる.
 でも間違えたら間違えたでいいや,もし私1人だったら,1人で石老山を一周するだけだと多寡をくくる.
 8時11分,相模湖駅に到着する.私が乗車していた車両とは別の車両から今日の参加者が続々と降りてくる.私のひとりぼっちになるという不安は雲散霧消する.本日の参加者は,当初聞いていた人数より若干増えて総勢8人(男3人,女5人)である.
 
<相模湖駅に到着>                        <石老山登山口行バス>

<まずは石老山顕鏡寺を目指す>

■バス停石老山入口から歩き出す
 相模湖駅前バス乗り場1番から8時35分発石老山入口行のバスに乗車する.バスは私達8人の他に2~3人の乗客が居るだけで空いている.
 8時47分,石老山入口に到着する.
 ストレッチもほどほどに,すぐに歩き出す.
 まずは,バス通りを横断して,舗装道路を南へ向かう.五月の日光が眩しいが,湿度が低いためか爽やかである.歩きながら暫く振りにお会いした皆様に胆石症の手術で登山を自粛していたことをお話しする.
 8時55分,白い字で石老山登山道と記した案内柱の前を通過する.

<石老山登山道の標識>

■石老山表参道入口
 暫くの間,爽やかな新緑の道が続く.ごく緩やかな登り坂である.
 9時03分,進行方向左手に,「石老山表参道入口」と書いてある案内板を見つける.
 「…ここが登山道入口なんでしょうね…」
ということで,案内標識の前の石段を登り始める.

<石老山表参道入口>

■石段と大きな石柱
 石段の登り口には「東海道歩道,ねん坂,石老山バス停」と「東海道歩道,石老山2.2km,顕鏡寺0.4km」の案内標識が立っている.
 石段を登り詰めると右側に「石老山」と刻字してある石柱と,白地で「■(読めない;広かな)山路相模原市」の石柱が立っている.何れも2メートルを越す大きな石柱である.
 
<石老山の案内標識>                      <石段と大きな石柱>

■石畳の登山道
 階段から先は,緩やかな登り坂の石畳道になる.この道は顕鏡寺の参道である.どこか箱根の旧街道を連想させる雰囲気がある.
 リーダー役のNGさんが,
 「…すぐ山頂に着いてしまうので,ゆっくり歩きましょう…」
と一同を促す.

<石畳の登山道>

■滝不動と屏風石
 それほどの急勾配でもない登り坂が続く.
 9時11分,滝不動に到着する.どこに不動明王が飾られているかは,一寸目には分からないが,雨が降ったら滝になりそうな不気味な場所である.
 さらに登って,9時12分,屏風石を通過する.辺りには大きな石が複数個あり,私にはどれが屏風石か分からないままである.もっとも,私は,どれが屏風石かには,端からあまり興味がない.
 ”岩や石に,いちいち名前をつけているところは筑波山に似ているな…”
と思いながら通過する.
 
<滝不動>                               <屏風石(かな?)>

■鐘楼と杉の大木
 9時13分,仁王岩(阿吽岩)を,9時20分,力石・文殊岩を通過する.それぞれに風化して少し読みにくくなった案内板が立っている.どの石や岩が案内のものかをいちいち確認するのも煩わしいので,そのまま通過してしまう.
 9時22分,蛇木杉という杉の大木の前に到着する.
 見上げるような大木である.傍らの案内文によると,この杉は津久井の銘木で,樹20メートル,推定樹齢400年だという.
 この杉より少し高いところに鐘楼が建っている.緑に覆われた趣のある鐘楼である.
 
<深い森林の中の鐘楼>                                   <蛇木杉>

■顕鏡寺で休憩
 9時22分,顕鏡寺に到着する.ここでトイレ休憩.
 五十三次洛遊会の皆様と街道歩きをしている私は,ついついこのお寺の由来や宗派などに興味をそそられるが,それらしいことの説明がない.でも多分山号は石老山だろうなということぐらいは見当が付く.
 帰宅後,インターネットで顕鏡寺のことを調べる.
 資料1によれば,「石老山顕鏡寺(けんきょうじ)。高野山真言宗。 御本尊は、福一満虚空蔵菩薩。貞観12年、石老山縁起に由来する岩若丸、 後の源海法師に依り開山される。寺の参道は東海自然舗道に成っており、伝説を秘めた老杉、古松や石老山縁起に 由来する岩窟等多くの人々に知られている。霊場本尊の十一面観世音菩薩は、明治中期に合併した増原西福寺の御本尊を 遷座したものである。 」とのこと.

<顕鏡寺>

<様々な巨石・奇岩の間を登る>

■岩窟
 顕鏡寺での休憩を終えて,9時28分,再び歩き出す.
 9時29分,岩窟に到着する.ちょっと内部を覗いてみる.岩窟の中には沢山の彫像が並んでいる.
 傍らに立っている案内板の説明によると,ここは道志法師,源海法師が居室として使用していたところだという.
 源海法師は,顕鏡寺を開山した人物である.
 
<岩窟の入口>                             <岩窟の内部>

■巨石の間の登山道
 9時30分,神社の鳥居を潜る.ここから先,階段道登ると,巨石や礫が重なる登山道になる.
 8時32分,蓮華岩・大天狗岩の案内板の前を通過する.さらに,9時38分,鏡岩・古典食い環とやらを通過する.
 私には岩の名前など,ほとんど興味がないので,いちいちどれがどの岩かを確認することはせずに無視する.要するに.累々と重なる岩や巨石の間を縫うようして坂道を登り続ける.
 9時42分,吉野岩(弁慶の力試石)を通過する.
 
<神社の鳥居>                              <巨石の間の登山道>

■飯綱権現神社拝殿
 9時43分,神社本殿の前を通過するが,この神社の由来は今のところ全く分からない.
 直ぐ近くに擁護岩(雷電岩)の案内板が立っている.どの岩が該当するのか一寸分からないが,説明文によると,神社を守る岩で石老山で最大の岩だという.

<飯綱山権現神社拝殿>

<眺望を楽しむ>

■急に視界が開ける

 9時47分,進行方向左手の視界が急に開ける.
 ズボラして地図を良く見ていないので,どこの山を見ているのか良く分からないが.多分南の方角にある山脈が見えているに違いない.手許の地図では,標高675メートルの山が該当するように思えるが定かではない.
 登山学校で,こんな体たらくをしていたら,遭難するぞと一喝されるに違いない.
 いずれにしても新緑に覆われた山脈が美しい.

<急に視界が開ける>

■融合平見晴台
 9時48分,八方岩を通過する.
 9時49分,「道志 八方岩」の案内板を通過する.
 9時59分,融合平見晴台(標高570メートル)に到着する.
 リーダーのMGさんが,
 「ここで一休みしましょう…」
と提案する.少々蒸し暑いので給水.
 
<融合平見晴台に到着>

■相模湖展望
 融合平見晴台から相模湖を見下ろす.眼下に青色の水を湛えた相模湖が見えている.その向こうにはうねうねと続く山並みが見える.これらの山は,多分,山旅スクール在学中に歩いているに違いないなと思いながら,何時歩いたかを思い出そうとする…が,思い出せない.
 とにかく,素晴らしい眺望である.
 眺望を楽しんだ後,10時05分,歩き出す.

<融合平見晴台からの眺望>

<石老山山頂>

■なだらかな登り下り
 11時06分,「石老山1.1km 顕鏡寺0.8km」標識が立っている場所に到着する.ここから先は尾根道になる.
 尾根道になると涼しいそよ風が抜ける.どなたかが,
 「涼しくて気持ちが良いですね…」
と言っている,同感である.
 ここから先は,雑木林の中のなだらかな登り下りの道が続く.気分最高.

<なだらかな登り下りが続く>

■後3分ですよ
 10時37分,三叉路に到着する.「石老山←」の案内板が立っている.
 ちょうど石老山山頂から降りてきた女性2人が,
 「あと3分ですよ…」
と私達に声を掛ける.
 三叉路を左折して,石老山山頂へ向う.
 ”後,3分か!”
 
<石老山山頂まで後3分>                                                                                <石老山山頂> 

■石老山山頂
 なだらかな下り坂が続いた後,短い坂道を登って,10時37分,石老山山頂に到着する.
 私たち以外に,4~5人のグループの先客がいる.平均年令は,どうやら私達より若そうである.
 山頂にはベンチが数基並んでいる.
 「時間が少し早いけど,ここで昼食にしましょう…」
とMGさんが指示する.
 三々五々,ベンチに座り込んで,昼食を取る.
 春霞で少し朧ながら,富士山が良く見えている.富士山に見とれている内に,石老山山頂そのものの写真を撮るのを忘れてしまう.
 「(塔ノ岳から下る)何時ものような速度で下ったら,早く下山しちゃいますので,ここでユックリしましょう」
とMGさん.同感.


<石老山山頂から富士山を眺める>

■山頂で記念写真
 下山間際に,MGさんが一同を集め,富士山をバックに記念写真を撮る.
 「これ静止画,動画?」
 「動画ですよ!」
 「それじゃ,動かなければ…」
ということで,エンヤコラ…サッサでデタラメに動き回る.一体,何が撮れたんだろう.楽しみである.
 撮影も無事終えて,11時22分,石老山山頂から下山開始.

<下山開始>

■稜線沿いの踏み跡道
 先ほど,2人の女性が,後3分ですと言っていた三叉路まで戻る.下山は登りとは異なる道をたどって,ねん坂(鼠坂)方面に出る予定である.
 こちらの道は往路でたどった道とは異なり,整備された登山道というよりは,尾根を辿る踏み跡道といった方が良い.そのためか.小さな登り下りが連続する.ときどき,かなり急峻な下り坂になる.ここを慎重に下る.
 こんなことを何回か繰り返しながら下山し続ける.
 坂道の途中で,さきほど私達より先に下山し始めた4~5人のグループに追い付き,先に行かせてもらう.

<ときどき急な下り坂が現れる>

■美しいツツジ
 11時58分,一寸した登り坂に差し掛かるときに,美しく咲くツツジを見つける.
 「あつ,ツツジだ…今日初めて見ますね」
と言いながら写真を撮る.
 どなたかが,
 「先ほども,(咲いているツツジが)ありましたよ」
という.

<ツツジが密やかに咲いている>

<大明神山を通過>

■小さな祠と大明神山
 12時05分,一寸した空き地を通過する.そこには小さな祠が置かれている.
 「これが,大明神かな…」
とリーダーのMGさんが独り言のように言う.
 ”それにしても,小さな祠だな…でも,多分,大明神だろうな…”
と思いながら通過する.
 この祠から少しは馴れたところに「大明神山」と表記された標識が立っている.
 ”なるほど! 大明神とは山の名前だったのか…”
 標識には「石老山1.4km なん坂1.5km」と書いてある.
 この標識で,私達は既にほぼ半分下山したことを知る.
 
<小さな祠>                                <大明神山>

■大明神展望台
 12時12分,大明神展望台に到着する.このままドンドンと下ってしまうと,如何にも早く下山してしまうので,MGさんの指示で,展望を楽しみながら,ユックリ休憩を取ることになる.
 展望台の手すりの向こうの眼下に,相模湾が広がっている.多少霞んではいるが雲一つない青空が広がっている.
 標高が少し下がったからか,あるいは真昼の時間帯になったためか,照りつける日光は少々暑い.
 暫くすると,さきほど私達に道を譲ってくれた4~5人のパーティも展望台に到着する.

<大明神山からの展望>

■谷沿いの荒れた下り坂
 展望台での休憩を終えて,12時18分,展望台を出発する.
 展望台から先は,いきなり急勾配の下り坂になる.下り進むにつれて,登山道はさらに急な下り坂になる.途中,崩落注意の注意書きのあるトラバース道を下る.その先は,累々と重なる巨石の間の踏み跡らしいところを辿って下る.下り進むにつれて,私達のグループも前後で少々バラケ気味になる.

<谷沿いの巨石ばかりの下り坂>

■采配ランで目の保養
 12時48分,荒れた下り坂がそろそろ終わる頃,采配ランが咲いているのを見つける.
 「あつ,采配ランだ…」
ということで,全員立ち止まって,采配ランを観賞する.
 花好きの女性が.
 「今日,カメラ持ってくれば良かった…」
と悔しがる.
 すると,この女性のお友達が,
 「ダメよ,貴方がカメラ持っていたら,(写真ばかり撮っていて)先へ進まないもの」
と混ぜ返す.
 花オンチの私も,日頃から,花を覚えたいなと思っているが,私には,花の名前,人の名前,それに料理の名前を覚える能力がない.花のことが分かったら,山登りもさぞかし楽しいだろうなと思うが,私には無理.

<采配ラン>

<みの石滝キャンプ場からバス停へ>

■みの石滝キャンプ場を通り抜ける
 12時55分,飛び出るようにして,広い道に合流する.みの石滝キャンプ場である.
 ここから先は,今までの荒れた道がウソのように歩きやすい道になる.
 キャンプ場に入って,ほんの少し歩いたところで,自販機を見つける.ちょうど炭酸水を飲みたいなと思っていたところだったので,早速,ファンタを購入する.値段は街中と同じである.
 今はシーズンオフなのか,キャンプ場にはほとんど人の気配がない.静まり返ったキャンプ場を抜けて,13時00分,自動車道に出る.
 
<キャンプ場に到着>                           <キャンプ場から外へ>

■自動車道を下る
 緩やかな下り勾配の自動車道を下る.単調で,少々,面白くないがやむを得ない.
 前方の山の上に,プレジャーフォレストの観覧車が見え始める.あの観覧車に乗ったら,随分と高い所まで登れるなと思うが,高い所が苦手な私は,端から観覧車になどに乗る気がない.
 観覧車の他に,沢山の建物が見えている.
 私達は,前方にプレジャーフォレストの施設を眺めながら,舗装道路をひたすら下る.下るにつれて,道路の両側に住宅が建ち並び始める…が,人影が全くない.

<プレジャーフォレストの観覧車>「

■バス停プレジャーフォレストに到着
 13時18分,バス停プレジャーフォレストに到着する.
 帰りのバスは何時かなと探す.今度の相模湖行のバスは14時23分.1時間以上も待ち時間がある.
 他にバスがないかなと探してみる,三ノ木経由橋本駅行というバスがありそうだが,バス停の位置が良く分からない.結局は,14時23分発相模湖行のバスに乗るしかない.
 さて何処で時間つぶしをするかである.

<バス停プレジャーフォレスト>

<路線バスとJRで帰宅>

■神社境内で時間つぶし
 バス待ちの間を利用してお茶しようということになる.バス停近くに喫茶店のような店が2軒あるが,どちらもやっていない.今日は定休日だろうか.それとも廃業しているんだろうか.良く分からないがとにかく人の気配がない.
 仕方がないので,バス停近くの神社の境内で時間つぶしをする.
 この神社の名称や由来が気になるが,辺りを見回しても,神社の名称も案内文もない.
 でも,由緒ありげの社殿を守るように,赤い大きな屋根が付いているところを見ると,多分,由緒のある神社なんだろう.
 賽銭箱に書かれている紋様から想像して,仮に「雷神社」と呼ぶことにしよう.
 丁度昼下がりの時間である.直射日光が暑くて眩しい.神社境内にある舞台の日陰に入って,雑談しながら,ひたすら時間が経つのを待つ.
 雑談の中で,檜洞丸のシロヤシオを見に行った方から,ここ暫くの間.シロヤシオが見頃だという報告を受ける.そういえば,塔ノ岳から丹沢山に向かう途中のキレット辺りまでのシロヤシオも咲き始めているという.
 ”何とか見に行きたいな…”
と思うが,リハビリ中の体力が持つかどうかも心配だし,色々と行事や雑務が滞っていて,とても時間が取れそうもない.もう破れかぶれの心情である.
 また,常連のお一人が,つい先日,塔ノ岳からの下山途中に転倒して,手に何針も縫う怪我をしたとか.またもう一人の常連も長期入院中とか.私の場合もそうだったが,年を取ると,元気に過ごすのがますます大変なことだなと実感している.
 
<神社の境内>                               <JR相模湖駅>

■路線バスで相模湖駅へ
 14時23分,路線バスに乗車する.私達のグループと先ほどの4~5人グループが乗車しただけで,車内は賑わっている.地元の方で乗車したのは幼児を連れた母親2人の他に若干名だけ.バスは空いている.
 路線バスは,相模湖沿いの道路を下って,橋を渡る.そして,14時32分,JR相模湖駅に到着する.

■八王子・横浜経由で帰宅
 全員が高尾14時42分発高尾行の電車に乗車する.電車はそれなりに混んでいるが全員座れる…といっても,高尾までたった一駅である. 
 14時50分高尾駅に到着する.
 14時51分発中央線快速東京行に乗車する.14時55分,八王子に到着する.全員で八王子15時28分発浜線快速桜木町行の電車に乗り換える.
 町田で私以外の全員が下車する.皆さんは小田急線の電車に乗り換えるとのこと.
 私1人,終点の桜木町まで乗車する.桜木町で根岸線大船行電車に乗り換えて,15時45分に大船駅に到着する.
 大船駅からは路線バスを使って,16時前に無事帰宅する.

■ありゃりゃ~ぁ…おい,おい…
 久々の塔ノ岳常連さんとのプチ散策を終えて帰宅した私は,夕食後,ユックリと風呂に入り疲れを取る.気分最高,上機嫌である.
 何時ものように.20時頃就寝.
 丁度寝付いた頃,
 「電話ですよ…」
と家内にたたき起こされる.
 ”くそ~っ! 折角寝付いたのに…”
 私はだだっ子のように不機嫌である.
 電話の主は,何時も登山旅行でお世話になっているツアー会社の方からである.今年の夏,海外登山の予定はないかから話が始まり,いくつかのコースのお誘いがある.
 実は…
 このオイボレを誘って頂くだけでも,とても有り難いことだと,実は感謝している.これも,毎年欠かさずにこの会社のツアーに参加してきた賜だと思う.他のツアー会社に申し込んでも,まず確実に年令オーバーで断れてしまう.
 「…FHさんは,私達の間でも良く話題になり有名ですよ…」
とおだてる.
 ”象もおだてりゃ木に登る”というのがあったが,私もおだてられるとなけなしの金を使ってしまう困った癖がある.せめて自分の葬式代ぐらいは残しておいて息子に迷惑を掛けないようにしなければ…と,思うのだが…
 一体全体,自分が幾つまで生きられるかがハッキリしないので,あの世に旅立つときの旅費だけを残すというのが,なかなか計算しにくい.途中で,現金がなくなっても困るし,余すのも癪である.
 …ま,それはともかく.先日の研究会で,今年度末位を目指して,刷り上がりで200ページ程度の本を纏めることになっている.そっちの方もなかなか多忙だが,電話を貰ったのをキッカケにして,何とか諸々をやり繰りして,今年ももう一回海外へ行きたいなと思い始めている.

<ラップタイム>

 8:47  バス停石老山入口から歩き出し
 9:03  石老山表参道入口
 9:11  滝不動
 9:12  屏風石
 9:13  仁王岩
 9;20  力石・文殊岩
 9:22  蛇木杉
 9:22  顕鏡寺(9:28までトイレ休憩)
 9:30  飯綱権現神社の鳥居
 9:43  同拝殿
 9:59  融合平見晴台(10:05まで展望休憩)
10:37  石老山山頂着
11:22     〃   発
12:06  大明神山
12:12  大明神山展望台(12:18まで展望休憩)
12:55  みの石滝キャンプ場に入る
13:00  キャンプ場を抜けて自動車道に出る
13:18  バス停プレジャーフォレスト着

[登山記録]

■水平歩行距離     5.0km

■累積登攀高度     501m

■累積下降高度     494m

■登り所要時間(休憩時間込み)
 登山口発       8:47   
 石老山山頂着       10:37
 (所要時間)     1時間40分(1.67h)
 水平歩行速度     2.7km/1.67h=1.62km/h
 登攀速度     501m/1.57h=319mh  

■下り所要時間(休憩時間込み)
 石老山山頂発        11:22
 登山口着               13:18
 (所要時間)         1時間56分(1.93h)
 水平歩行速度    2.3km/1.93h=1.19km/h
 下降速度          501m/1.93h=260m/h

[参考資料]
資料1:http://www2u.biglobe.ne.jp/~shgkj-hk/reijou.htm
                                                              (おわり)
「中央沿線の山旅」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/c3ae332da8bf3ed3c0fbf20868cd849c
「中央沿線の山旅」の次回の記事
(なし)




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