東京都100か所の放射線量 NHKニュース
東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、東京都が都内100か所で放射線量を測定した結果、いずれの地点でも健康に影響のない数値だったものの23区の東部の地域で値が高くなる傾向が出ています。
東京都は、放射線に対して住民から不安の声が上がっていることから現状を詳しく把握しようと今月15日から22日まで都内100か所を対象に放射線量を測定しました。地面から5センチと1メートルの地点で測定が行われた結果、100か所の平均値は、1時間当たり地上から1メートルが0.061マイクロシーベルト、地上から5センチが0.067マイクロシーベルトでした。このうち値が最も高かったのは、葛飾区の花の木小学校で、1時間当たり地上から1メートルの地点で0.2マイクロシーベルト、地上から5センチが0.19マイクロシーベルトでした。また江戸川区や墨田区、足立区、それに北区など7つの区でも0.1マイクロシーベルトを上回り、23区の東部の地域で値が高くなる傾向が出ています。東京都は最も高い地域の値でも健康に影響を与えるレベルではないとしています。また測定結果について、放射線の研究に詳しい首都大学東京、人間健康科学研究科の加藤二久准教授は「東部の地域で高めの数値が出たのは風向きなどが影響していると思われる。ただ、いずれも健康に影響を及ぼすレベルの値ではなくひとまずは安心できる。今後も傾向に変化がないか、測定を継続していってほしい」と話しています。この結果は東京都の健康安全研究センターのホームページで公表しています。
東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、東京都が都内100か所で放射線量を測定した結果、いずれの地点でも健康に影響のない数値だったものの23区の東部の地域で値が高くなる傾向が出ています。
東京都は、放射線に対して住民から不安の声が上がっていることから現状を詳しく把握しようと今月15日から22日まで都内100か所を対象に放射線量を測定しました。地面から5センチと1メートルの地点で測定が行われた結果、100か所の平均値は、1時間当たり地上から1メートルが0.061マイクロシーベルト、地上から5センチが0.067マイクロシーベルトでした。このうち値が最も高かったのは、葛飾区の花の木小学校で、1時間当たり地上から1メートルの地点で0.2マイクロシーベルト、地上から5センチが0.19マイクロシーベルトでした。また江戸川区や墨田区、足立区、それに北区など7つの区でも0.1マイクロシーベルトを上回り、23区の東部の地域で値が高くなる傾向が出ています。東京都は最も高い地域の値でも健康に影響を与えるレベルではないとしています。また測定結果について、放射線の研究に詳しい首都大学東京、人間健康科学研究科の加藤二久准教授は「東部の地域で高めの数値が出たのは風向きなどが影響していると思われる。ただ、いずれも健康に影響を及ぼすレベルの値ではなくひとまずは安心できる。今後も傾向に変化がないか、測定を継続していってほしい」と話しています。この結果は東京都の健康安全研究センターのホームページで公表しています。