2号機取水口 再び濃度上昇 NHKニュース
東京電力福島第一原子力発電所周辺の環境調査で、25日に2号機の取水口付近で採取した海水の放射性ヨウ素の濃度は国の基準の33倍で、これまでで最も低くなった前の日から上昇しました。
東京電力によりますと、福島第一原発の2号機の取水口付近で25日に採取した海水から放射性のヨウ素131が1cc当たり1.3ベクレル検出されました。これは国の基準の33倍に当たる濃度で、調査が始まってから最も低くなった前の日の4.5倍から再び上昇しました。この場所では、4月に作業用の縦穴から高濃度の汚染水が流れ込み、基準の750万倍のヨウ素131が検出されています。また、先月、同じように汚染水が流れ出た3号機の取水口付近の海水の放射性物質の濃度は、セシウム134が国の基準の13倍、セシウム137が9.7倍と、いずれも前の日の倍以上に上昇しました。一方、福島第一原発の沿岸4か所で行った海水の調査では、すべての地点で放射性セシウムが検出されましたが、いずれも国の基準以下でした。沖合の調査は悪天候のため行われませんでした。東京電力は「海水に含まれる放射性物質の濃度は一時的上昇がみられるが、全体的にはほぼ横ばいか低下傾向にある。今後も監視を続けていく」としています。
東京電力福島第一原子力発電所周辺の環境調査で、25日に2号機の取水口付近で採取した海水の放射性ヨウ素の濃度は国の基準の33倍で、これまでで最も低くなった前の日から上昇しました。
東京電力によりますと、福島第一原発の2号機の取水口付近で25日に採取した海水から放射性のヨウ素131が1cc当たり1.3ベクレル検出されました。これは国の基準の33倍に当たる濃度で、調査が始まってから最も低くなった前の日の4.5倍から再び上昇しました。この場所では、4月に作業用の縦穴から高濃度の汚染水が流れ込み、基準の750万倍のヨウ素131が検出されています。また、先月、同じように汚染水が流れ出た3号機の取水口付近の海水の放射性物質の濃度は、セシウム134が国の基準の13倍、セシウム137が9.7倍と、いずれも前の日の倍以上に上昇しました。一方、福島第一原発の沿岸4か所で行った海水の調査では、すべての地点で放射性セシウムが検出されましたが、いずれも国の基準以下でした。沖合の調査は悪天候のため行われませんでした。東京電力は「海水に含まれる放射性物質の濃度は一時的上昇がみられるが、全体的にはほぼ横ばいか低下傾向にある。今後も監視を続けていく」としています。