さて、こういう国政選挙がありますと各局選挙特番が20:00ちょっと前から組まれますが、内容も当然同じような内容になるため視聴率戦争が激しくなるのが事実です。そこで今回は、歴代の選挙特番を比較しました。
まずは前回の国政選挙、2010年の参院選からです。21世紀の大型国政選挙を振り返っていきます。
ちなみにこのブログを始めたのが2010年3月です。この間の大型国政選挙はこれだけですね。当時の記事はこちらです。開始以来はじめて1日500アクセスになったのがこの視聴率記事を書いた日ですから個人的には思い出深い日です。ちなみに地デジ移行前の当時のチャンネル順のため今と局の並び順は違います。
2010年の参院選は政権交代後初の国政選挙。鳩山が辞任し菅直人が総理で挑んだ選挙でしたが民主党の政権運営のグダグダが目立つ格好となり、地方選挙では民主党が連戦連敗の状況。地方を中心に民主党が敗北し、勝敗を左右する1人区では8勝21敗と44議席の獲得にとどまりました。対する野党は自民党が改選38から51議席へと躍進。改選第1党となり再び衆参ねじれ国会となりました。ただ、民主党が勝手に沈んだだけで総得票数では民主党を下回りました。みんな党は10議席を獲得し第3極の動きが活発化したのはこのあたりからですね。
では各局の視聴率です。
2010/7/11 第22回参議院議員通常選挙
18.8% 19:55-21:00 NHK 参院選2010開票速報
16.1% 21:00-22:00 NHK 参院選2010開票速報
14.3% 22:00-23:00 NHK 参院選2010開票速報
11.9% 23:00-24:00 NHK 参院選2010開票速報
*8.2% 24:00-25:00 NHK 参院選2010開票速報
*5.6% 25:00-25:30 NHK 参院選2010開票速報
*4.5% 25:30-26:00 NHK 参院選2010首都圏開票速報
*3.7% 26:00-27:00 NHK 参院選2010開票速報
*3.4% 27:00-28:00 NHK 参院選2010開票速報
*3.9% 28:00-28:30 NHK 参院選2010開票速報
*9.7% 19:58-22:00 NTV ZERO×選挙2010・第1部
*7.9% 22:00-23:00 NTV ZERO×選挙2010・第2部
*8.0% 23:00-23:40 NTV ZERO×選挙2010・第3部
*6.2% 23:40-23:55 NTV Going!Sports&News短縮版
*4.2% 23:55-26:00 NTV ZERO×選挙2010・第4部
*1.6% 26:00-28:00 NTV Oha!選挙NEWS LIVE・第1部
*1.8% 28:00-29:00 NTV Oha!選挙NEWS LIVE・第2部
*9.2% 19:57-21:30 TBS 乱!参院選2010・第1部
*7.8% 21:30-23:10 TBS 乱!参院選2010・第2部
*5.5% 23:10-24:00 TBS 乱!参院選2010・第3部
*2.7% 24:00-25:00 TBS 乱!参院選2010・第4部
*8.2% 19:58-21:30 CX* FNN踊る大選挙戦2010
*7.2% 21:30-23:00 CX* FNN踊る大選挙戦2010
*5.6% 23:00-24:00 CX* FNN踊る大選挙戦2010
*4.2% 24:00-24:15 CX* すぽると!
*2.4% 24:15-26:00 CX* FNN踊る大選挙戦2010
*7.2% 19:57-22:00 EX__ 選挙ステーション2010第1部
*9.1% 22:00-23:30 EX__ 選挙ステーション2010第2部
*6.0% 23:30-24:30 EX__ 選挙ステーション2010第3部
*3.1% 24:30-27:30 EX__ 選挙ステーション2010第4部
*8.0% 19:54-21:00 TX__ 池上彰の選挙スペシャル
*9.3% 21:00-22:24 TX__ 池上彰の選挙スペシャル
*5.7% 22:24-23:00 TX__ ニッポン戦略会議2010
*4.1% 23:00-23:54 TX__ ニッポン戦略会議2010
注目はこの時は池上効果でテレビ東京の大躍進が注目されました。NHK、日テレに続く第3位です。この回は民放は各局二桁に到達していないのも注目ポイントですね。テレ東が各局からじわじわ削ったのでしょう。フジは最下位に転落。この月から日テレは4ヶ月連続してプライム帯のトップになり、じわじわと日テレとの差が縮まって行った頃です。
続いて09年の衆院選です。この時は民主党が308議席を獲得し、念願の政権交代を果たした時ですね。当時の麻生総理個人の首相としての資質の問題や、リーマン・ショックで低迷する経済情勢に加えて、ねじれ国会における野党の審議拒否・審議引き延ばしのために迅速な景気対策がとれなかったため、麻生太郎内閣の支持率は10%台まで落ち込み負けるために解散したような選挙でしたね。自民党は119議席と惨敗しました。
では各局の視聴率です。
2009/8/30 第44回衆議院議員通常選挙
24.7% 19:55-21:00 NHK 衆院選2009開票速報
21.9% 21:00-22:00 NHK 衆院選2009開票速報
21.9% 22:00-23:00 NHK 衆院選2009開票速報
17.0% 23:00-00:00 NHK 衆院選2009開票速報
12.3% 00:00-01:00 NHK 衆院選2009開票速報
*7.4% 01:00-02:00 NHK 衆院選2009開票速報
*4.3% 02:00-03:00 NHK 衆院選2009開票速報
*4.3% 03:00-04:00 NHK 衆院選2009開票速報
*5.4% 04:00-04:30 NHK 衆院選2009開票速報
24.9% 19:00-19:59 NTV 24時間テレビ32愛は地球を救うPART10
31.1% 20:05-21:00 NTV 24時間テレビ32愛は地球を救うPART11 ※選挙情報はL字画面で対応
26.4% 21:00-22:30 NTV NNN総選挙特番ZERO×選挙2009第1部
12.4% 22:30-23:55 NTV NNN総選挙特番ZERO×選挙2009第2部
*5.6% 00:10-03:00 NTV NNN総選挙特番ZERO×選挙2009第3部
*8.2% 19:57-21:30 TBS 乱!総選挙2009・第1部
*9.5% 21:30-23:30 TBS 乱!総選挙2009・第2部
*6.3% 23:30-00:00 TBS 乱!総選挙2009・第3部
*5.5% 00:00-01:00 TBS 乱!総選挙2009・第4部
*3.2% 01:15-03:00 TBS 乱!総選挙2009・第5部
*6.8% 19:58-21:30 CX* FNNスーパー選挙2009審判の日どこで誰が、未来を変えるのか?
*8.5% 21:30-23:30 CX* FNNスーパー選挙2009審判の日どこで誰が、未来を変えるのか?
*4.2% 23:30-00:54 CX* FNNスーパー選挙2009審判の日どこで誰が、未来を変えるのか?
*9.8% 19:56-22:00 EX__ 選挙ステーション2009第1部
12.0% 22:00-23:30 EX__ 選挙ステーション2009第2部
*7.6% 23:30-00:30 EX__ 選挙ステーション2009第3部
*4.7% 00:30-03:30 EX__ 選挙ステーション2009第4部
*2.4% 19:57-23:48 TX__ TXN総選挙特番ニッポン戦略会議あすへの提言・1部
*1.1% 01:00-01:30 TX__ TXN総選挙特番ニッポン戦略会議あすへの提言・2部
この回は24時間テレビと重なるという事態が発生。日テレが20時台31.1%、21時台26.4%とNHKを超える結果に。ちなみにこの時は24時間テレビのマラソンが時間内にゴールできずZERO×選挙内でテロップを出してゴールしたことを伝えていました。24時間テレビの瞬間最高視聴率は20:59の37.5%。選挙特番の瞬間最高視聴率はこのテロップがでた21:14の39.0%。その後イモトのマラソンゴールは22:00頃録画で放送されました。
この裏でもNHKが24.7%の高視聴率。テレビ朝日はイモト効果がきれたあたりから二桁になっています。当時も低迷していたTBSは21:30から9.5%とまずまず。TBSの場合、地方ネットワークがしっかりしているので大崩れはしない印象がありますね。フジはテレ東にしか勝てずという状況。テレビ東京は池上彰をメイン投入したのはこの回が実はこの回が最初。結果は大惨敗。まだこの頃は池上彰の解説で視聴率を取れるようになりはじめの頃でしたからね。この直後に池上ブームが来て参院選特番の結果になるわけです。
続いて07年の参院選。この回は郵政造反組復党問題や年金問題、相次ぐ閣僚の不祥事等が重なったことを主要因として、自由民主党の獲得議席数は37議席と歴史的大敗。結党以来初めて他党に参議院第2党に転落。一方、野党第1党の民主党は追い風を受け60議席を獲得し、参議院で第一党となりました。このあとねじれ国会に突入し国政はますます混乱を極めていきます。
では各局の視聴率です。
2007/7/29 第21回参議院議員通常選挙
18.4% 20:00-21:00 NHK 参院選2007開票速報
19.9% 21:00-22:00 NHK 参院選2007開票速報
16.1% 22:00-23:00 NHK 参院選2007開票速報
10.1% 23:00-24:00 NHK 参院選2007開票速報
*7.5% 19:58-21:00 NTV ZERO×選挙2007
10.3% 21:00-23:00 NTV ZERO×選挙2007
*7.6% 23:00-23:30 NTV ZERO×選挙2007
*5.2% 23:45-26:00 NTV ZERO×選挙2007 NEXT GENERATION
*9.4% 19:58-21:30 TBS 乱!参議院選挙2007
*8.9% 21:30-23:15 TBS 乱!参議院選挙2007
17.5% 19:30-21:15 CX* FNS27時間テレビみんななまかだっウッキー!ハッピー!西遊記
12.4% 21:15-22:58 CX* FNSスーパー選挙王2007
*6.8% 22:58-24:15 CX* FNSスーパー選挙王2007
*3.0% 24:30-26:00 CX* FNNスーパー選挙王2007
*8.6% 19:57-21:22 EX* 選挙ステーション2007
*9.9% 21:22-23:30 EX* 選挙ステーション2007
10.7% 20:00-21:30 TX* 日曜ビッグバラエティ「まだ間に合う人気観光地"どん底"旅館奮闘記」 ※選挙情報はL字画面で対応
*4.5% 21:30-23:00 TX* TXN参院選スペシャル ザ・決断!国民の審判
*3.1% 23:00-24:00 TX* TXN参院選スペシャル ザ・決断!国民の審判
この回はフジテレビが27時間テレビと被り本来の21:54までの予定を21:15まで短縮し放送。20:00前後は27時間テレビを中断し選挙情報を放送、その後L字画面で対応という感じです。はっきり言ってこの回の27時間テレビはつまらなかったこともあり24時間テレビと違い爆発的な高視聴率にはなっていません。この回までテレビ東京は20:00以降も通常放送し高視聴率をとっています。
トップはやはりNHKで21時台は19.9%。2位はフジで12.4%。27時間テレビとつながったことと当時はフジテレビがやや抜けた存在で会ったことが大きいでしょうね。この回からZEROメインになった日テレは10.3%と二桁を確保し3位。テレ朝の切れ目が21:22になっているのはサッカーのアジアカップ決勝の中継予定があったからでしょうね。20:00以降はアジアカップ&選挙で高視聴率を取れるはずだったテレ朝は日本が決勝進出しなかったために損した感じです。
続いて05年の衆院選。この回は郵政解散で自民党が296議席の圧勝の回。当時の小泉総理は、郵政民営化法案が参議院で否決すれば、自分は衆議院を解散して国民の信を問うと明言していたが、その言葉通り、参議院で郵政民営化法案が否決されたので衆議院選挙が行われました。野党は軒並み議席を減らし、民主党は改選175から113議席と大敗。また共産党のキャッチコピー「確かな野党が必要です」が誕生したのもこの回でした。
20.3% 20:00-21:00 NHK 衆院選2005開票速報
18.9% 21:00-22:00 NHK 衆院選2005開票速報
18.9% 22:00-23:00 NHK 衆院選2005開票速報
14.0% 23:00-24:00 NHK 衆院選2005開票速報
*8.2% 18:55-19:58 NTV NNN衆院選バンキシャ!SP"激選"&ナイター ※ナイター中継のみ
12.1% 19:58-20:20 NTV NNN衆院選バンキシャ!SP"激選"&ナイター ※選挙メイン、ナイター中継はワイプなどで放送
*9.0% 20:20-20:54 NTV NNN衆院選バンキシャ!SP"激選"&ナイター ※ナイター中継メイン、選挙情報はL字で対応
*9.1% 20:54-22:30 NTV NNN衆院選バンキシャ!SP"激選"
*7.8% 22:30-24:00 NTV NNN衆院選バンキシャ!SP"激選"
15.6% 19:58-22:30 TBS 乱!総選挙2005・第1部
11.4% 22:30-24:00 TBS 乱!総選挙2005・第2部
10.5% 19:58-21:15 CX* FNN選挙WARS~改革の最終審判~エピソード1
11.7% 21:15-22:20 CX* 世界柔道2005
12.4% 22:20-23:15 CX* FNN選挙WARS~改革の最終審判~エピソード2
10.7% 23:15-24:45 CX* 世界柔道2005
*9.4% 19:57-22:00 EX* 選挙ステーション2005
10.9% 22:00-23:30 EX* 選挙ステーション2005
*4.2% 21:45-24:24 TX* TXN衆院選スペシャル-ザ・決断!世紀の決戦
この頃からデータがすくなっていきます。NHKは20.3%とこの回も20%超。23時頃まで18.9%を維持しています。裏は久米宏と筑紫哲也のコンビで放送したTBSが15.6%と圧倒。この司会の話題性の他に日テレ、フジがスポーツ中継とセットで放送したのもTBS的にはプラスだったと思います。フジは柔道を含めて二桁をキープしていますが日テレは選挙メインの時間帯は12.1%だったものの、ナイターメインの時間帯は一桁。野球中継が明らかに足を引っ張りました。
続いて04年の参院選。この回は民主党が50議席と改選第1党。自民党は49議席となり敗北。、自民党だけでは単独過半数にはなりませんでした。敗北の要因としては年金法案の参議院強行採決。こ「相変わらずの自民党」「国民負担を大きくする法律を、自分たちだけでとっとと決めてしまった」こんなイメージが自民党につきまとってしまったからでしょうね。小泉総理の「人生いろいろ」発言のせいだと指摘する声もあります。ただ、与党は衆参で過半数を維持しており、政権運営上は何も問題はない結果になりました。
では各局の視聴率です。
2004/07/11 第20回参議院議員通常選挙
18.0% 20:00-21:00 NHK 参院選2004開票速報
18.5% 21:00-22:00 NHK 参院選2004開票速報
16.2% 22:00-23:00 NHK 参院選2004開票速報
*7.8% 19:58-21:00 NTV NNN参院選"激選2004夏"
11.5% 21:00-22:00 NTV NNN参院選"激選2004夏"
*7.1% 22:00-23:30 NTV NNN参院選"激選2004夏"
*8.3% 18:00-18:27 TBS プロ野球サンヨーオールスター第2戦
15.4% 18:27-21:24 TBS プロ野球サンヨーオールスター第2戦 ※選挙情報はL字画面で対応
*7.8% 21:24-23:00 TBS 参議院選開票特別番組 票決!ライブ2004
*5.9% 23:00-24:40 TBS 参議院選開票特別番組 票決!ライブ2004
14.1% 19:28-21:24 CX* 女子バレーボール「日本×ロシア」
10.1% 21:24-24:15 CX* FNN踊る大選挙戦2004
*9.6% 19:57-23:30 EX* 選挙ステーション2004
*5.3% 23:30-26:30 EX* 選挙ステーション2004
10.0% 19:54-21:40 TX* 日曜ビッグバラエティ「大人気!沖縄vs北海道」 ※選挙情報はL字画面で対応
*4.3% 21:45-23:24 TX* TXN参院選特別番組"決断!日本の選択"
*3.7% 23:24-23:54 TX* この夏は忘れない・BORDERLINE
この回もTBSがオールスター、フジはバレーボール中継とセットでの放送。ともに高視聴率になっているあたりが参院選の関心のなさを物語っている気がします。選挙特番ではNHKは18.5%、日テレが11.5%です。代わり映えのしない選挙特番で日テレが20時台から21時台で4%近く伸ばしているのが印象的です。この回から報道ステーションの開始でテレ朝は久米宏から古舘伊知郎へメインキャスターをスイッチ。この頃は報道ステーション自体が低迷していたこともあり視聴率を伸ばせていませんね。
つづいて03年の衆院選。この回は民主党に自由党が合流し、結果は民主が177議席と大躍進も自民公明保守新党は絶対安定多数を確保。この頃から2大政党時代に移行していきます。社民、共産は改選前から半減し、惨敗しました。また今では守らないものと有名になったマニフェストが登場したのものこの回でマニフェスト選挙とも呼ばれました。
では各局の視聴率です。
16.9% 20:00-21:00 NHK 第43回衆議院議員総選挙開票速報
17.6% 21:00-22:00 NHK 第43回衆議院議員総選挙開票速報
17.2% 22:00-23:00 NHK 第43回衆議院議員総選挙開票速報
15.4% 23:00-24:00 NHK 第43回衆議院議員総選挙開票速報
*8.3% 19:58-21:00 NTV NNN衆院選"激戦"~バンキシャ!スペシャル~第1部
10.5% 21:00-22:00 NTV NNN衆院選"激戦"~バンキシャ!スペシャル~第2部
*9.1% 22:00-23:30 NTV NNN衆院選"激戦"~バンキシャ!スペシャル~第3部
*4.8% 23:45-25:50 NTV NNN衆院選"激戦"~バンキシャ!スペシャル~第4部
*7.9% 19:59-22:30 TBS 衆議院選開票特別番組「票決!ライブ2003」
*6.9% 22:30-24:00 TBS 衆議院選開票特別番組「票決!ライブ2003」第2部
*3.9% 24:15-24:00 TBS 衆議院選開票特別番組「票決!ライブ2003」第3部
*3.0% 25:30-27:30 TBS 衆議院選開票特別番組「票決!ライブ2003」第4部
21.8% 19:30-21:24 CX* ワールドカップバレーボール2003女子「日本×ドミニカ共和国」
12.4% 21:24-23:00 CX* FNN踊る大選挙戦第1部
*9.1% 23:00-24:15 CX* FNN踊る大選挙戦第2部
*9.1% 24:45-26:20 CX* FNN踊る大選挙戦第3部
*9.6% 19:54-23:00 EX* 選挙ステーション2003第一部
*6.0% 23:30-26:00 EX* 選挙ステーション2003第二部
12.3% 19:54-21:45 TX* 日曜ビックバラエティ「日本全国故郷の肝っ玉母さん」
*4.9% 21:45-22:00 TX* ザ・決断!総選挙
*2.9% 22:00-23:54 TX* ザ・決断!総選挙
*1.1% 24:30-25:45 TX* ザ・決断!総選挙
この回はフジのバレー中継が高視聴率。この月のフジのプライム帯は平均17%超という圧勝でこの頃から日テレをフジが上回り始めた頃です。日テレは視聴率操作という事件も起こしましたからね。局の勢いが明らかに落ちた頃です。
選挙特番ではNHKが最高17%台とフジのバレー中継に削られていますね。久米宏最後の選挙ステーションは9.6%。23:00までの平均では日テレを超えています。テレ東は日曜ビッグバラエティの通常放送で12.3%を稼いでいます。隙間産業っぷりが流石ですね。
では最後に01年の参院選。
この回は小泉総理に変わったばかりで自民党が64議席と圧勝。改選過半数を獲得した政党があったのはのはこれが最後ですね。またこの選挙からは比例代表区が従来の党名による投票(厳正拘束名簿式)から、党名、比例候補者名のいずれでも投票できる、非拘束名簿式に代わったものとなりました。小泉人気から「小泉純一郎」とかかれた大量の比例代表投票用紙が発生し、無効票となったと話題になったのもこの回です。
15.0% 20:00-21:00 NHK 第19回参議院選挙開票速報
15.4% 21:00-22:00 NHK 第19回参議院選挙開票速報
10.4% 21:00-22:31 NTV NNN参院選スペシャル2001・鼓動
10.8% 19:59-22:30 TBS 参議院選開票特別番組「票決!ライブ2001」
*8.6% 21:14-23:45 CX* 聖域なき生突撃・FNN真夏の骨太審判
14.4% 21:00-23:30 ANB 選挙ステーション2001
*3.7% 22:00-23:54 TX* 激突!改革コロシアム
この回のみ全時間帯はわかりません。すみません。ちなみにANBとは全国朝日放送のことでテレビ朝日のことです。当時の略称がANBであるため、このような表記にしています。
この回は選挙ステーションが14.4%と高視聴率。この当時のテレ朝は弱小もいいところで年間平均ではテレ東のちょっと上。ゴールデン、プライム帯ではテレ東に年間100日以上も負けるという今では考えられない感じでした。そのなかでの14.4%で21:00~23:30までの平均ではNHKを上回りトップの視聴率を確保したと当時の新聞は伝えています。またこの週のプライム帯は世界水泳の中継を行なっていたこともあり、平均13.9%と全局トップになっています。ちなみにテレビ朝日がプライム帯トップになったのは当時で6年9ヶ月ぶりの出来事で94年の日本シリーズ中継があった週以来となっています。