ダマスカス留学生有志による情報ブログ

ダマスカス留学生有志とそのOBがアラビア語やイスラームについての情報をお送りします。

ヤスミーン食堂

2010年03月21日 | シリア旅行ガイド

ウマイヤドモスクの正面ドアから徒歩1分のところに、「マタアム ヤースミーン シャーム」(ヤスミーン食堂)があります。
そんな、観光客をどんどん捕まえるのに、絶好のロケーションに位置しながら、ヤスミーン食堂は、まったく観光客の入っていない不思議な食堂です。
いつも私たち留学生が行くと、がらんとした店内に、一組、客がいるか、全く誰もいないか、、、

料理がまずいのか?と言うと、観光地に珍しく、ものすごくおいしい!!
ますます不思議。

じゃあ、内装が、小汚くて観光客に嫌われているのか?と言うと、狭い入口に似合わず、内側はびっくりするくらい広々したレストランで、高級感はあまりないけど、静かで落ち着ける。

なら、値段が高くて観光客に敬遠されているのか?と言うと、観光地にしてはすごーく安くて良心的!
本当に不思議。

そんなおいしくて安くてきれいなレストランなのに、なぜ流行らないのか?
検討してみると、思い当たる原因はただひとつ!

入り口がせまくて、レストランだとわからないΣ( ̄□ ̄;)

観光地のレストランとしては、決定的な欠点!
しかも、なんと、店の前の道に出ている手書きのような小さな鉄の看板は、アラビア語のみ!!で書かれていて、欧米の観光客には、レストランだとわからない!

まったく人目につかないビルの中の入り口に、隠れるようにこっそり出ている看板(写真下)も、アラビア語が前面に・・・。

やる気がないのかな。

でも、いつも空いていて料理もおいしく、他のレストランではなかなか食べられない、シリアの家庭料理「クッバレバン」(クッバーひき肉の入った団子ーのヨーグルト煮+ライス付き)が食べられて、安い!とくれば、ぜひ日本の観光客や留学生たちにも利用してほしいものです。

メニューの中でお勧めは、やはり名物クッバレバンと、カブサ(シリアの炊き込みご飯)。
ちゃんとじゃがいもから作った、あつあつの大きなポテトフライも、冷凍ものが多くなった今では、貴重かも。
サラダも量が多くて、食べ応えがあります。

行き方は、ウマイヤドモスク正面玄関に向かって、左手の方向に少し行って、一本目を左に曲がって数件目の左手に、上の看板が出ていて、アラビア語で「マタアム ヤースミーン ッシャーム」と書いてあります。

本当に、奥まっていてわかりにくい入り口ですが、そこまで行けば、上の看板を目印にされるか、一軒一軒中を覗いて、「マタアム ヤースミーン?」とお店の人に聞いてみるしかないでしょう。

無事に辿り着けますように!

電話番号:2213219(ダマスカス市内から)

住所:the old damascus the post door in front of althahiria library

注意*ランチ専用のお店で、夜にはお茶と水タバコのみのお店になってしまうようなので、夕方前には入りましょう。

 

 
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