France At War:パリ同時多発テロ
混乱する現地レポート(2) 2015.11.18
現地で暮らすムスリム達の率直な声が聴けます。
引用:フランス在住 医学生のインタビューから:
「フランスに暮らすムスリムは、どんな場面でも本物のフランス人としては認められていないと感じる。
いつも諭される。『フランス社会に溶け込め。』
『フランス人のように議論をして。』
『フランス人とは何たるか。』
『善良なフランス市民とはなにか考えろ。』 と。
結局フランスでは 同化が求められる。
社会に溶け込むには自分のバックグラウンドを隠さないといけない。・・・」
35年前からパリのアラブ人街を見てきた哲学者の内山節氏の文章。
とてもわかりやすく、公正な見解です。
引用:「彼ら(アラブ人たち)はパリ郊外の安いアパートを探した。しかしそこで待っていたのは差別であり、ときに右翼の襲撃だった。殺された人たちも何人もいる。・・・
フランス政府はフランス語を話し、フランスの価値観を受け入れることを要求し、しかしそうしたところで最下層の生活から抜け出る道も、差別や迫害から解放されることも保証されてはいなかった。
だか、にもかかわらず彼らにとっては「祖国」はフランスなのである。両親が生まれた国は行ったこともない場所だし、アラビア語も話せない。しかしその「祖国」は自分たちを追い詰めるばかりで、人間的に扱ってはくれない。結局どこにも生きる場は存在しないのである。・・・」
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