「あなたに話し方を教えてくれた母親に、きつい言葉を使わないように。」
アリー様(アッラーのご満足あれ)
ハディースの言葉:
《ある男が預言者のところに来て訊ねた。
「預言者よ。人々の中で、私が最も良く付き合うべき人は誰でしょうか?」
預言者は言った。「あなたの母親です。」
男は言った。「その次は?」
「その次はあなたの母親です。」
「ではその次は?」
「その次はあなたの母親です。」
「ではその次は?」
「あなたの父親です。」 》ブハーリーとムスリムの伝承
1400年以上前に啓示されたクルアーンの中にも、母親や両親への態度が記されています。
アッラーはクルアーンの中でこうおっしゃっています。
【われは、両親への態度を人間に指示した。
人間の母親は、苦労に窶れてその(子)を胎内で養い、更に離乳まで2年かかる。
「われとあなたの父母に感謝しなさい。
われに(最後の)帰り所はあるのである。】
第31章ルクマーン章31-14
【両親に孝行であれ。】第6章家畜章6-151
【われは人間に、両親に対して親切にするよう命じた。】第29章蜘蛛章29-8
【また両親に孝行しなさい。
もし両親かまたそのどちらかが、あなたと一緒にいて老齢に達しても、かれらに「ちえっ」とか荒い言葉を使わず、親切な言葉で話しなさい。
そして敬愛の情を込め、両親に対し謙虚に翼を低く垂れ(優しくし)て、「主よ、幼少の頃、わたしを愛育してくれたように、2人の上に御慈悲を御授け下さい。」と(祈りを)言うがいい。】第17章夜の旅章17-24
【われは、両親に対し優しくするよう人間に命じた。
母は懐胎に苦しみ、その分娩に苦しむ。
懐胎してから離乳させるまで30ヶ月かかる。
それからかれが十分な力を備える年配に達し、それから40歳にもなると、
「主よ、わたしと両親に対して、あなたが御恵み下された恩恵に感謝させて下さい。
またあなたの御喜びにあずかるよう、わたしが、善行に勤しむようにして下さい。
また子孫も、幸福にして下さい。わたしは悔悟してあなたの御許に帰ります。
本当にわたしは、服従、帰依する者です。」と言うようになる。】第46章砂丘章46-15
遠征に参加したい、と申し出た男に対し、
《預言者は男に、母親は健在かどうかを尋ねました。彼が健在です、と答えると、
預言者ムハンマドはこう言いました:
「彼女のもとにいなさい。なぜなら天国は彼女の足元にあるからです。」》
アハマド とアン・ナサーイーの伝承
「お母さんに、親切にしすぎたことを後悔することはありません。」