Look at the Dawn Sky (^^)

生きとし生けるものが幸せでありますように。

1/20 第二部 網の中ハヤブサ

2015-01-20 21:13:59 | 日記
(※1/21 、この鳥はチョウゲンボウでは無くハヤブサだとの、大変ありがたいご指摘を頂きました。タイトルのみ訂正し、本文は自身への戒めとしてそのままにしておきます)

(※ご来光や小鳥さんたちなど、いつもの記事はこの一つ前の記事になります)






カラス達「「ガアァ!ガアァ!ガアァ!ガアァ!ガアァ!ガアァ!ガアァ!」」


沢山のカラス達が何かを威嚇し、仲間を呼んでいるようです

私の脳裏に、件の川鵜さんの巣が浮かびま…やべぇ!

早足で巣の確認に向かうと




……巣は、…とうとう、…もぬけの殻に




しかし何があったにせよ川鵜さんの巣の件は、もうとっくに終わったことのようです

今現在、カラス達が大騒ぎしている理由にはなり得ません

気持ちを切り替えて、集まっているカラスの群れを凝視します




……………………………………もしも、鳶との縄張り争いであれば、あの大きな鳶を見逃す筈はあり得ません

カラス達が何に大騒ぎしているものか、さっぱり分からないまま見つめていると…


???「キィア!キィア!キィア!キィア!キィア!キィア!キィア!」


今までに私が聞いたことの無い雄叫びが川っぺりに轟きました

そして




カラスとそう変わらない大きさの鳥影が飛び出し、カラス達は一斉に退避します




鳥影が鉄塔に止まった所をズームで確認




……どうやらチョウゲンボウ、ハヤブサ科に類する猛禽のようです




私にとっては初見の鳥さんです

この時点では、なるほど…あぁ、またカラス達の縄張り争いなのか、と合点が行きました

ここのところ不自然なペースで小鳥たちの落ち羽が目についていた事にも合点が行きます

ある意味では、カラス達と猛禽との縄張り争いは、結果的に猛禽から小鳥たちを守る事にもなっているのだ‥とも考えました

総数がおよそ二十羽にまで増えたカラス達に対して、チョウゲンボウに為す術はなにもないように見受けられます




やがてチョウゲンボウ自身が、何かにすごく未練を残しつつ、撤収するように見えました














この時、私も今朝は所用が有るので、一度家に帰ってから出掛けるのにちょうど良いタイミングでもありました

とりあえず機材を片付けながら原チャリを止めている場所に戻る道すがら…


カラス達「「ガアァ!ガアァ!ガアァ!ガアァ!ガアァ!ガアァ!ガアァ!」」


敵は去った筈なのに、何故かカラス達の威嚇声は激しさを増しています

明らかに変です

もう一度カラス達の群れに注目します








‥………………………………………………………え?








Σ(°д°"ノ)ノ…ええエエエエーッ!














とある施設のネットに、どうやら先程のチョウゲンボウのパートナーであろう個体が捕らわれていました!

…今までの状況認識が全部、私の的外れな妄想であることが一目で理解出来ました

つい先程まで、たった一羽で沢山のカラス達を威嚇し、渡り合い、追い回していたチョウゲンボウはパートナーを[救い出したい]一心での行動だったようです

そして、網の中に捕らわれたチョウゲンボウを取り囲むカラス達…

一見するとカラス達が身動き出来ないチョウゲンボウに、よってたかって襲いかかっているように見えますが…

基本的にカラス(ハシブトカラス)は、[狩り]をする生き物ではないのです

カラスには狩りをするための武器になり得る器官がありません

傍目には大きく鋭そうに見える嘴も、猛禽類のように一撃で一命を奪うような威力など全くありません

そして、万が一にも相手から反撃を受けて落命、または怪我を負う可能性を犯してまで自分から死線に近づくことなど、頭のいいカラスにとっては有り得ない行動だと私は考えます

しかしそれは、カラスが臆病者だという事でもありません

モビング、集団的につきまとう嫌がらせ行動は、必ず相手の背後を取ることが大前提になります

首尾よく相手をテリトリーから追い出せたり、あるいは相手に上手く切り返されて背後を取れなくなった時、カラス達は迷わず撤退します

そしてこの時点での状況を見ると…







私見ですが、やはりモビング的な意味合いが強いように見受けられます

二十羽前後のカラス達が取り囲んでガアァ!ガアァ!と威嚇はしていますが、興奮し過ぎた個体が稀に突っつく以上の行動は全くありませんでした

要は「出ていけ!出ていけー!」と大勢で大騒ぎしているだけだと見受けられました

カラス達の怒声が大きく、耐え難いものになってくると…










このネットはレールの役目をしているワイヤーに、大きく袋状に巻き込んで設置されている様子です

この限られた袋状のスペースの中を、パニックを起こしたチョウゲンボウは必死に逃げ惑っています

…それにしても

ここまで状況に釘付けになっていた私も、ハッと我に返り…時間を確認します


( ºωº )…………うん、もうマジやばいです


とりあえず私も一時撤収して用事をマッハで片付けた後、もう一度ここに戻ってくるつもりです…





(助かるものなら助けてやりたい…)

(これがなぁ…樹上の出来事なら[野生の掟]に委ねて、手出し無用のことだけど…)

(鉄塔の高さは約30m、自分で梯子を登るだけなら問題ないが…)

(しかし、不法侵入、器物破損してまでは助けられない)

(そもそも、俺が上にまでたどり着けたとしても…チョウゲンボウもびびって逃げるだろうし、カラス達も黙っちゃいないだろうし…)

(俺個人でどうこうは出来ない…か)

(…役所、あとは鳥獣保護センターだっけ、連絡してみるか)

(…うーーーーーーーーーーーーーーーーんん………………………………………………)



用件をこなしている間、このような埒の開かない考えがグルグルグルグル回りっぱなしの私でした

どうにも上手い解決策が浮かばないまま現場に再び到着します










約四時間後…グッタリですね。無駄な体力の浪費を抑えているのかも知れませんが‥

私のいないあいだに、もしかしたら脱出しているかも‥との儚い期待も潰えました

ササッとネットで調べた公的な機関、部署に電話をかけました



(~詳細は割愛します)



結果、今回このようなケースで何らかの力になってくれる公的なところは有りませんでした






散発的なカラス達のモビングが続きます…













(すまん‥)


帰り際に施設の管理者様に、事情を説明だけして帰宅しました

なんとも後味の悪いお話ですが、私にはこれが精一杯でした

今回のようなケースは、やはり人間が手を出していいケースではないのかも知れません

しかし、もっと簡単に網を外してやれるものならば、外して逃がしてやる事自体は間違いではないとも、私は考えます

もしも縁有ってこの記事を読まれた方々で、何か有効なお知恵や方法、手段をご存知の方がいらっしゃれば、切に御教授を乞うものであります




それでは、また明日






230 拝





1/20 第一部 大寒の朝

2015-01-20 15:04:37 | 日記

(本日の記事は二部構成になります。まずはいつも通りの第一部でござるよ)








大寒の朝にしては暖かかった今朝の川っぺりです

ようやく川の水位も下がり、いつもの定位置に陣取ります

今朝は午前中に所用が有るため早めに切り上げるつもりで川面をぐるりと眺めます

すると…




(^^)しばらく振りのアギさん(アオサギ)が、仲間といっしょに浅瀬で朝日を待っていました

日が昇るにつれて一羽…また一羽と
















七人の侍ならぬ、七羽のアオサギが揃ったところで…フ、と一羽だけ離れて奥にいる個体が気になりました

最大ズームっと…









どうやら隻足のアギさんでござる…か

最初は左足を羽根の中にしまっているのかとも思いましたが、私がおよそ二時間ここにいる間に何度確認しても、右足一本で立ち続けてました

羽根の色つやからまだ若い個体だと見受けられますけれど、片足で、よくぞここまで生き残れたものだと…

( ̄^ ̄)ゞ …拙者、敬意を払わずにはいらませんでござる





では大寒のご来光でござる♪































































(^^)みんなおはよー♪










(^^)さっそく、だいこん太郎くんの様子を‥っと




また少しだけ移動しています

(^^)手も足もない植物のだいこん太郎くんが、様々な自然の力を借りて‥どこから来てどこへ行くのか…

分かりませんけれど…なーんにも分かりませんけれども、本当に凄いなぁ…って思うのでござるよ♪
























(〃▽〃)アリたん(アトリ)がはやくも私を恐れること無く、私の目の前の小枝で朝ごはんをつついています♪










(〃▽〃)ちょこちょこと私の足元まで歩いて来たジロ男くん(ホオジロ)が…




.:*・'(*゜▽゜*)'・*:.御自慢の歌を披露してくれますん♪♪♪







(☆。☆)ん!、視界の端っこにジョビ子たん(ジョウビタキ)らしき鳥影を確認

鳥影はよくジョビ子が隠れ家にしている叢に飛び込みました




(〃▽〃)ジョビ子たーん♪出ておいでー♪

もうそろそろ用事の時間が迫りつつ、のんきなオッサンが叢の前で待っていると…

「「ガアァ!ガアァ!ガアァ!ガアァ!」」

と、カラス達の威嚇声が響き…

「キィア!キィア!キィア!キィア!」

と、聞き覚えの無い怒声が川っぺりに響き渡りました

そして小鳥たちが一斉に‥雑木林から逃げ出すもの、叢に飛び込むもの、それぞれがそれぞれに総員退避行動をとります

(^-^;) (…猛禽か、な?)と思いカラス達に目をやり、辺りに視線を走らせます










続く

(第二部はなるべく本日中にアップするつもりでござる)



では、よい一日を











230 拝