真顔の猫と暮らせば

2025年02月07日 16時52分04秒 | 短歌
先日、短歌も俳句も上手な方から、「ことりさんは遊びすぎでは」と言われた。
 
じっくり本を読んだり考えたりする時間が少ないのでは?という事らしい。
 
「いえ、そんなに毎日は出かけてはいません」と答えると、「テレビは?」
 
・・・あ。
 
録画のドラマは必ず見る。
 
Netflix もアマゾンプライムビデオも。私の楽しい家時間は直ぐに経ってしまう。
 
「このことかぁ」と気づく。
 
 
寒波で何処にも行きたくないので、昨日出かけた帰り道に、珍しく図書館に寄ってみた。
 
遊び過ぎの意見を貰ったきっかけが、歌集を読む読まないのことだったので、買わないで
 
先ずは借りて見た。
 
短歌の大会で選者としてお名前を見て知りました。

そして短歌の勉強会の先生から素敵な歌の紹介も有って、「小島ゆかり」さん。
 
とっても気になる歌人です。
 
すごく有名な方なので、今頃知ったと言う私の方が変だと言われそうです。
 
でも、なぜ昨日急に歌集を読みたくなったかと言うと、美容院でいつも手渡される家庭画報か
 
婦人画報かに、この方の猫の歌が載ってたんです。
 
確かタイトルは「サイレントニャー」その中の一首が載ってました。
 
その本が読みたくて図書館に行ったのですが、それは無くて、仕方ないのでとりあえず

小島さんの今ある本を借りて来ました。
 
「六六魚」と書いて「りくりくぎょ」鯉の事だそうです。
 
俳句もそうですが名句と言われてもよくわからなもの(自分の理解力が不足)も有りますが、

歌も勿論そう。
 
でもすーっと胸に落ちる物も、もちろんある。
 
昨夜読んでて、胸に迫る歌が。
 
その一つを、lineでお友達に送りつけました。迷惑かもと思いましたがこの思い伝えたくて。
 
「母といふこのうえもなきさびしさはどこにでも咲くおおばこの花」
 
その人の立場にならなければ分からない、淋しさの大きさは。

でも蓋然的というか、概ね母と言う物には淋しさが有ると思う。でもその淋しさをどこにでも

ある「おおばこの花」って!俳句的だとも思いました。

深刻にならなくていいよって言う応援歌のようにも思える。
 

「サイレントニャー」の本では無かったですがこの本の中にも猫の歌が。
 
「うさんくさき自分に気づくいついかなるときも真顔の猫と暮らせば」
 
納得。
 
我家の死んだみーちゃんもいつも真顔でした。

忖度の無い、裏表のない、言い換えればいつも変わらぬ愛ともいえる真顔。
 
この方も猫を愛してる。
 
きっと。
 
 
 
 
 
 
 

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2 コメント

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Unknown (macomaco0819)
2025-02-07 18:02:41
遊び過ぎと言われてしまいましたか。ブログの文面からすると、私からは、天真爛漫、ちょっと寂しがり屋と見えます。(違っていたらごめんなさい)

因みに、私も詩人仲間から、「真面目に取り組めばいいもの持ってるのに。怠け者!」と言われています。
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Unknown (Unknown)
2025-02-07 18:10:46
>macomaco0819 さんへ
>遊び過ぎと言われてしまいましたか。ブログの文面からすると、私からは、天真爛漫、ち... への返信
一読してクスクス笑ってしまいました。天真爛漫にちょっと罅が入ってるくらいかな(笑)そして確かに寂しがりやです。見せないようにしているのにバレてました。
怠けないように創作し続けるは大変です。案山子さんも頑張っているから私も頑張りますね。詩集出たら教えてくださいね。
コメントありがとうございました。
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