もう、思い出せない位、このブログ長い間お休みしていました。
今日から思い切って再開いたします。
未だ苗字の無い「ことり」です。
趣味の俳句やバードウォッチングは継続しております。山登りの方は最近ご無沙汰です。
今日のタイトルはとっても固いタイトルになってしまいましたが、再開する日に
ふさわしいかなと思い「俳人協会賀詞交換句会」のお話です。
この俳人協会の賀詞交換会に、私は昨年から参加しております。
というか、昨年参加資格が頂けたという事になります。
場所は松山市道後で開催されます。
総会の後、お招きした俳人「藤本美和子」さんの講演をみんなで聞きました。
講話のタイトルは「晩年の波郷」
石田波郷は松山出身の俳人。
今回のゲスト藤本美和子さんが主宰を務められている「泉」の前主宰が波郷に師事した
「綾部仁喜」だという御縁が有るそうです。
もうね、恥ずかしながら、この度初めて「綾部仁喜」を知ると言う。物を知らない私。
波郷が胸を病んでいたことは有名なので知っていましたが、この綾部仁喜さんも胸を
患っていたそうです。
下の句を紹介してくれました。
「綿虫や病むを師系として病めり」 「綾部仁喜」
内容は悲しいのですが、 ・・・いいねぇ。声に出してもいい。
今回の講演では、波郷と仁喜の写真も沢山見せて頂けてリアリティがありました。
特に波郷の写真は遠い伝説の様に(個人の偏った感想です)感じていた俳人を身近に
感じることができました。
講演の後は賀詞交換句会。
さすがに、皆様お上手で三句選ぶのですが、〇を一杯つけてしまってその中から三句を
選ぶのに悩みました。
藤本美和子さんは平明な句がお好きなようです。そして句またがり。
「でもいつもそうではありませんよ!」と釘をさされていましたが。
今日、言われて気が付いたのですが「賀詞交換句会」なので、季語はやっぱり新年に
ふさわしい物を選んだ方がよろしいかと。
随分前に投句していたので一句は思い出せたが、もう一句が思い出せない。
プリントを見て思い出した!
あかんやろ・・・、季語が「池普請」って私。
流石に誰も選ばなかった。名句なら池普請でも選ばれたのでしょうが。無理でした。
でも。もう一つの句は選者二名の入選句には選ばれました。
「人間に尻尾の記憶落葉焚」 ことり
来年は新春の季語で臨む気満々です。
最後は、お食事をしながらの懇親会です。
こんな感じ。
デザート。
お食事の途中で、我が結社の主宰、江崎先生からお話が。
「皆さーん!ちょっとお箸を置いて。お皿も置いてー! 両手を肩の高さで横に伸ばして!」
体操か? 肩凝り解消?
みんな意味が分からなくて、ちょっとポカンとしながら言われた通り手を伸ばす。
「皆さん、その両方の手に一人づつ誰かの手を繋いで来年は連れて来て下さい」との事。
本当に先生ってチャーミングな方です。
せっかくなので私たちは両隣の方達と手を繋いで丸テーブルで丸い手の輪を作って見ました。
何だか団結心のようなものが!
来年は新春の季語で投句、そして誰かを誘って参加をしませう!
「今日の一句」は選に漏れた可哀そうなこの句を
「命潰へて生臭きかな池普請」 ことり
教訓。 生臭い句は賀詞の会には似合いませんのよ。