鴻巣地区の続きです。
① 日本一ポピー畑入口看板
馬室小の前の坂を下ると目の前に大きなポピー畑の看板が目に入ります。このポピー畑は鴻巣市が荒川の広大な河川敷を1000万本のポピー畑にかえてしまいました。季節になると色とりどりのポピーが一斉に咲きだす様子は見事です。
②観音堂
観音堂は白雲荘入り口交差点そばの高台にあります。外観は普通よく目にする観音堂よりもかなり大きくちょっとした寺院の感じです。妙楽寺の境外仏堂と思われますが正確には判りません。境内には3本の大木があり聖徳太子や大きな馬頭漢音の石碑と無形文化財の案内板が有ります。
下の案内板は埼玉県指定無形民俗文化財「原馬室の獅子舞」を紹介しています。内容が多いので抜粋します。
原馬室の獅子舞は家内安全、悪疫退治、五穀豊穣を願って奉納される民俗芸能で竹を細く割って作った「ささら」をすり合わせて踊る獅子舞と棒術が組み合わされる。天承2年(1574)にこの地を訪れた田楽師の山田京助と橋本市左衛門の二人が伝えたといわれる。現在は年中行事になっていて7月の祈禱と8月の祭典が奉納されている。
棒術は宮本武蔵の二刀流、佐々木巌流の龍高流、柳生十兵衛の新陰流の三流派の型を模したといわれる。獅子舞は法眼獅子(男獅子)、中獅子(女獅子)、後獅子(男獅子)の三頭と花笠、笛方、歌方で構成され五穀豊穣、天下太平を祈願して奉納される。
③地蔵堂
白雲荘入り口のY字交差点を左方向に向かうと地蔵堂が有ります。 ごく普通の地蔵堂です。
途中の道端で見かけた石像と石碑。石碑は如意輪観音という文字が読めます。
④愛宕神社分岐の道標
愛宕神社へ向かう分岐に白い道標が有ります。方向を示してあるようですが解読できません。そんなに古くはなさそうなので作り替えたか新設したのかも知れません。
⑥愛宕神社
少し街道から離れた場所にあります。白雲荘入り口交差点を直進するとこの神社の前に来ます。
原馬室愛宕神社は勝軍地蔵の教化を続けていた武蔵少掾藤井元国が当地が霊験を続けたことから長治2年(1105)に京都愛宕山の神霊を当地に祀ったといいます。正慶2年(1333)新田義貞挙兵に際して家臣の世良田利長が社頭に利剣を納めて戦勝を祈願、貞和4年(1348)には武蔵権大目となった藤井行久が社殿を納め新田を寄進したといいます。江戸期には原馬室村の鎮守でした。
いまは境内に保育園が併設され子どもたちの元気な声が響き渡っています。
高台にあるのは古墳の上に建てられたともいわれています。
次回は鴻巣地区と北本地区の市境付近です。
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